ストーブリーグなので、まぁまぁのニュースが多く、すっかり刺激のない生活を送っています。
しかし、今日はちょっと違いました。
大きなニュースが2つ飛び込んできたのです。
まずは現楽天でFA宣言、去就が注目されていた茂木栄五郎選手をヤクルトが獲得したというニュース。
茂木栄五郎選手は現在30歳で、東京都小金井市出身。
横浜の桐蔭学園高校、早稲田大学を経て、2015年楽天にドラフト3位で入団しました。
走攻守3拍子揃った内野手と評価され、ショートを中心に内野全ポジションをこなすユーティリティーです。
50メートル走は6秒0ですから、走塁にも期待が持てます。
2020年、21年には主将を命ぜられ、打率.301の実績を残しています。
しかし推定年俸8,400万の2021年を境に成績は下降、昨季オフに6,000万円で契約更改をしています。
ヤクルトは、2年契約で出来高を含め総額1億2000万円を超える条件だったと聞きます。
茂木選手、今季は出場試合数が少なく、成績低迷で減俸覚悟を思えば、良い金額だったのだと感じます。
茂木選手獲得についての私見は、こちらの記事で述べています。
簡単に振り返りますと、
昨季、増田珠選手、北村拓己選手を獲得しましたが、機会はそれなりに与えられたもののレギュラーを脅かす活躍はなく、長岡秀樹選手がブレイクしたのと対照的に、武岡龍世選手は伸び悩み、打率.177ですから頼りになりません。
茂木選手はずば抜けて打率が良いわけではありませんし、今季は代打中心でした。
それでも75打席で打率が.265ですので、まだヤクルトの控え選手よりは活躍が期待できるかと思います。
村上選手が来季のオフにメジャーに挑戦することを見越しますと、サードも守れる茂木選手は必要な駒だと球団は判断したのだと思います。
ただBランクですから人的補償が必要となり、外国人選手、直近のルーキー、育成選手は外れるものの28名しかプロテクトできず、厳しいことに違いはありません。
こうまでして茂木選手を獲得しても、人的補償選手が良い人材だった場合は実質損となってしまいます。難しいところです。
まさに村上後を考えてをアピールし、獲得したと言えます。
村上選手が契約更改を済ませ、「来季はメジャーに行く」と宣言したことが、獲得への後押しになったと考えます。
正直、村上選手がなぜこんなに早い段階で契約を更改したのか不思議でしたが、茂木選手獲得への布石となり、移籍を決断させたのかもしれません。
あとは人的補償が誰になるのか。。。
痛いことになりそうで不安ではあります。
さて、村上選手がなぜこんなに早い段階で契約を更改したのかのもう一つの理由が飛び込んできました。
何と「村上宗隆内野手が4日に神奈川県内の病院で右肘関節鏡視下クリーニング手術を行った」ことを球団が発表したのです。
え?
いや、マジ?
驚きました。
足の怪我が順調に回復し、全力疾走を見せてくれたばっかりだろ!!
今度は肘だって?
まぁクリーニング手術は佐野選手はじめ結構やっている選手が多く、酷使しているのでひどくならないうちにさっさときれいにしておく方が良いに決まっています。
トミージョンと違って回復は比較的早いと聞きます。
術後の経過は良好で競技復帰時期は2、3か月の見込みと発表されました。
これは個人差がありますから何とも言えないと思います。
ただ、これを放っておいてメジャーに行くことはできないと思いますから、完全な体で行きたいということなのでしょう。
本人は球団を通じて「2025年シーズンに向けてしっかりと準備をして調整したいと思います」とコメントしたようです。
競技復帰が3月初旬として、試合復帰は5月頃になるのかなぁ・・・
4月あたりから出て活躍してくれることを願いますが、こればかりは無理をすると本末転倒になりますから様子を見るしかありませんね。
そういう観点からも、茂木選手獲得は大きかったと言えるように思います。
嶋ヘッドコーチがいますし、西川遥輝選手や今野龍太選手も楽天でした。
過去の仲間がいて、故郷の東京、六大学野球の神宮球場とあっては、移籍に気持ちが動くのもわかります。
早く慣れて、村上選手が焦るような活躍を見せてくれることを願います。
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