奥川好投し 絶好調の長岡が2ホームランでチームを牽引し連敗脱出

8月11日　ヤクルト 対 横浜DeNAベイスターズ　横浜スタジアムにて　カード最終戦

しっかりとした展開で勝ちきれました。

やはり先発が流れを作れると勝負になります｡

3連敗でしたが、連敗を脱出できました（ホッ）

 

8/11　横浜DeNAベイスターズ　対　東京ヤクルトスワローズ

 

先発奥川恭伸投手。

前回ほどではありませんが、しっかりとした内容でした。

立ち上がり､一部の変化球が制球できていませんでしたが徐々には修正しましたので、この辺りはさすがのところです。

 

4回、得点機にバッテイングで頑張りすぎたか、次のイニングで少し制球が乱れヒットと四球でピンチを作ってしまったことは、この試合の最大の反省かもしれません。

 

4回裏。

宮崎選手に3ランを打たれ、同点にされてしまいました。

宮崎選手の一発は上手くバットに乗せてコントロールされた感じでした。

通常はファールとなるのですが、ここはさすがの上手さでした。

これはまあ致し方なしの一発と思います。

走者が溜まったところでの一発で不運です。

といいますか、その前に溜めてしまったことの方が問題だったと思います。

 

5回、かなりバテ気味でしたが、下位打線を2アウトに漕ぎつけました。

いっぱいいっぱいの感じで桑原選手に四球、続く梶原選手に二塁打を打たれ、２死２，３塁のピンチ。

佐野選手には失投をしたのですが、ミスショットでセンターフライとなり、何とか粘り切れました。

５回を終わって３－３ですから、良く粘り試合を作ってくれたと思います。

 

5回74球でガス欠は如何にも早い感じですが、この辺りは今後でしょうか?

出だしを見る限りは投球のペースを取り戻していましたし、当初に比べ自信も戻ってきた感じで良かっただけに、最後のガス欠は他の要素もあるのかもしれません。

内容は不明ですが、4回途中で異常を訴え、一度ベンチに下がっています。

水分不足からの指先の痺れでも感じたのでしょうか。

その後すぐ戻ってきましたので、故障などの大事ではなかったようで、ホッと安心しました。

奥川投手、総じては好投でした｡

 

以降大西､木澤､田口､小澤投手の継投。

　　　

大西､木澤投手は順調です。

大西広樹投手。

前回の登板で少し乱れましたが、しっかりリベンジしました。

引きずってはいないようです。

降板直後、長岡選手の勝ち越し６号が出て、勝ち投手となりました。

これで６勝目を挙げ、チームの勝ち頭となりました。

 

田口麗斗投手。

田口投手はきつい打順でした。

２番の梶原選手ー３番佐野選手ー４番オースティン選手ー５番宮崎選手ー６番牧選手と続きます。

まだ本調子とは言い難いところですが、何とかしのいでくれました。

 

オースティン選手の投手ゴロで、倒れ込みながら投げたので大きくそれ、球がベンチに入ってしまいました。

送球エラーとテイクワンベースが宣告され、オースティン選手は二塁に進みます。

精一杯の守備だったとは思いますが、走者を出してピンチ。

続く宮崎選手にタイムリーを打たれてしまい、１点差に詰め寄られました。

しかし、わからないものです。

センターの岩田選手がホームにノーカットで投げたのを見て、宮崎選手が二塁へ向かいました。

岩田選手からのボールを、キャッチャーがすぐ二塁に投げ、なんと宮崎選手は走塁死です。

ホームは間に合わないのですから、無理に投げることはなかったわけで、その場合は宮崎選手が一塁に留まったと思います。

そうなりますと同点のランナーが残り、次打者の牧選手を迎えるのですが、センターの余分な動きが宮崎選手を走らせて走塁死。

流れがまだヤクルトに少しは残っていたようです。

 

クローザーの小澤怜史投手。

先頭いきなりのストレートの四球・・・どうなるかでしたが、落ち着いてしのぎ切れました。

まだ場慣れしていない感じではあります。

鉄則「先頭打者にストレートでの四球は×」を破ってしまったことは頂けませんが、まあこれも経験と思います。

もっとも先頭は牧選手でした。

ホームランを警戒しなければならないバッターでしたから、一発を打たせなかったという意味では正解だったのかもしれません。

犠打で二塁に進みましたが、代打の松尾、柴田選手を内野ゴロと空振り三振に仕留めて、クローズ成功でした。

ピンチになっても熱くならず、冷静に取り組む姿勢は、クローザーでもやっていけるのではと思います。

今季２セーブ目となりました。

 

打線。

長岡秀樹選手が、恐ろしいほどの絶好調です。

 

3安打の猛打賞ですが、安打の内訳は、初回先制の５号ソロホームラン、３回センターへのタイムリー、７回ライトへの勝ち越し２ランホームランと、4打点を挙げました。

一人で勝ちをとった感じです。

今季完全にブレークしました。

今季の野手の最大の収穫と思います。

 

村上宗隆選手はまあまあでした。

１安打、２四球です。

オスナ、サンタナ選手はお休み・・・安打は出ませんでした。

 

岩田、増田選手にとりあえず一本は出ました。

岩田幸宏選手。

３回に先頭打者で出て、三塁線にセーフテイバントを決め、投手内野安打となりました。

走者が出たので奥川選手が犠打で送り、１死２塁で、１番の増田選手に打順が回りました。

 

増田珠選手。

ライトにタイムリーを打って１点が入りました。

今季2打点目です。

 

ただやはり今季の低迷の一因の若手の台頭と言う観点では、まだ活躍不足かと思います。

今季一軍でそれなりの機会を与えられている、岩田、増田、北村(拓)、武岡選手ですが、揃って打率1割台です。

それぞれしっかりと「自身の特徴からの有るべき形」を持って望んでいるのか疑問です。

いつまでもチャンスがあるわけではないのですが、懸命さが伝わって来ないところも非常に残念です。

レギュラーを脅かすどころか、レギュラーが戻れば二軍行きとなりかねないのですから、もうひと踏ん張りして欲しい。

中村選手が不在のところで、少しずつ存在感と結果を出せている打率.299の松本直樹選手。

ここを少し見習わないと･･･

 

今日12日は振り替え休日ですから、月曜ですが試合があります。

神宮で中日と３連戦のカードとなります。

先発はヤクルトが小川泰弘投手、中日は梅津晃大投手と発表されています。

　VS　

さて小川投手｡

二軍の調整期間で自分を取り戻せたのか・・・こちらも正念場です｡

打撃陣、繋がる野球で梅津投手を打ち崩してほしいと願っています。