復活奥川粘投し、今季初登板初勝利をチーム一丸で支え切る

6月14日　交流戦  対 オリックス・バファローズ　カード初戦

接戦でした。

ヤクルトとしては復活の奥川投手に勝ちを付けることが出来て、チームのムードが上がる価値のある一勝でした。

6/14　オリックス・バファローズ　対　東京ヤクルトスワローズ

	１	２	３	４	５	６	７	８	９	R	H	E
ヤクルト	1	0	3	0	0	0	0	0	1	5	8	1
ORIX	0	0	0	1	0	0	2	0	0	3	13	1

・ヤクルト本塁打   　　　　オスナ 　9号 ソロ（9回）

・オリックス本塁打  　　　杉本裕太郎 　1号 ソロ（4回）

	勝奥川恭伸、H大西広樹、石山泰稚、H山本大貴、H木澤尚文、S田口麗斗 – 松本直樹
	負カスティーヨ、富山凌雅、井口和朋、鈴木博志 – 若月健矢

奥川復帰登板を白星で飾る　出典ヤクルト公式サイト2024/06/14

先発奥川恭伸投手。

22年の3月以来ですから2年ぶりの登板です。

どの程度投げられるか、不安と期待が入り混じる中で粘りの投球でした。

21年の投球が鮮烈だっただけに、中身的にはまだ十分に戻っていませんが、上手く試合を作るところは流石と言えると思います。

制球面はまだ本来のものを取り戻せていませんでした。

抜けや逆玉が多く、結構甘く入ることが多くみられました。

変化球のキレもまだ十分ではありませんでした。

特に武器のスライダーが今一つでした。

ただこの状態でも四球は0ですから、安打7本でしたが、失点は杉本選手のホームラン(ど真ん中でした)のみ。

しっかり粘り切れました。

勝たせたいところで、守りもしっかり助けた感じです。

ファインプレーが随所に見られました。

序盤の緊張が徐々に取れ、徐々にしっかりとした内容になって来ていました。

今後登板を重ね、「実戦感覚」が戻ればもっと良くなると感じます。

まあいずれにしても、苦節での復活での勝ちは弾みとなりそうです。

リハビリなどで2年を実戦から遠ざかっていましたから、こみ上げるものがあったのでしょう。

ヒーローインタビューでは涙ぐむシーンが見られました。

ヒーローインタビューで涙をこらえる奥川恭伸投手

しかし、これからが本当の勝負です。

ヤクルトのエースとなるべく、邁進して欲しいと思います。

もちろん、体と相談しながらですが。

石山投手が真ん中に集まる悪い状態で誤算でしたが、大西、山本、木澤、田口投手はしっかり投げきれました。

特に大ピンチの木澤尚文投手。

あわや奥川投手の勝ちを消すところを踏ん張り切りました。

ベンチに戻ってほっとした顔は、チーム全体で一丸となって勝ちを付けようとした感じが出ていました。

打線。

サンタナ、オスナ、村上選手が役割を果たせました。

やはりここが打つと勝ちます。

サンタナ選手、チャンスでしっかりタイムリー。

サンタナタイムリー含む2安打2打点の活躍　出典ヤクルト公式サイト2024/06/14

この試合マルチ安打です。

村上宗隆選手。

村上先制タイムリー　出典ヤクルト公式サイト2024/06/14

先制タイムリーを含む2安打2四球で、全打席出塁しました。

大きかったのは9回のオスナ選手の出会いがしらの一発。

9号ソロでした。

1点差と2点差ではクローザーの負担が違います。

現に9回の田口麗斗投手。

9球で3者凡退とあっさり締めくくりました。

前日投げた高橋投手がボロボロで抹消されました。

先発陣は小川投手に続いてでしたから、ローテーション間隔を開けるとしても奥川投手の復活は朗報となります。

次回の内容に期待したいところです。

今日はデーゲーム。

ヤクルトの先発がサイスニード投手、オリックスが東晃平投手と発表されています。

　VS　

サイスニード投手、先日ようやくつかんだ一勝で勝ち運を持ってきてほしいところです。

順位	チーム	試合	勝	敗	分	勝率	ゲーム差
1		59	31	24	4	.564	0.0
2		63	30	29	4	.508	3.0
3		64	30	30	4	.500	0.5
4		62	30	31	1	.492	0.5
5		63	27	31	5	.466	1.5
6		62	26	32	4	.448	1.0