2巡目の最初のカードは、対中日ドラゴンズで、バンテリンドームで行われました。
僅差の粘った展開に持ち込みましたが、流れを掴み切れず救援陣崩れて逆転負けでした。
「流れを掴みきるところでの失敗は、逆転を生むことになる」というケースの典型でした。
4/16 中日ドラゴンズ 対 東京ヤクルトスワローズ
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 6 | 0 |
中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | X | 3 | 11 | 0 |
・ヤクルト本塁打 なし
・中日本塁打 なし
石川雅規、H大西広樹、H石山泰稚、負清水昇、木澤尚文 – 中村悠平 | |
小笠原慎之介、勝橋本侑樹、Sマルティネス – 木下拓哉、宇佐見真吾、加藤匠馬 |
先発石川雅規投手。
序盤は制球が今一つで、ボール先行の立ち上がりとなりました。
序盤から毎回ランナーを背負う苦しい展開でした。
カウントが作れないと威力面からどうしても打たれて好機は作られます。
徐々に制球を取り戻しストライク先行として、5回まで無失点。
試合は何とか作りました。
相手小笠原投手がそこそこの出来でしたから、守りが長い展開では攻撃のリズムも作りにくかった感じです。
石川投手の場合は守りの時間が長くなりがちですから、なかなか援護点が取れない展開になることが多いのは否めません。
今季初先発でしたが、ある意味「らしく」はあり、さすがの粘りではありましたので、次に期待です。
打線しっかり援護しろよ! の感じです。
以降大西、石山、清水、木澤投手と繋ぎましたが、清水、木澤投手が誤算でした。
昨季終盤から精彩を欠く清水昇投手。
今季も状態的にはこのトンネルを脱し切れません。
登板数を多く数年重ねると状態を崩し、故障ではなくとも本来の投球が出来なくなる例は多いです。
ここまで5年近く支えてくれたのですが、やはり不死身ではなかったと感じます。
研究されたこともありますが、球威、キレが落ちてきたのではと素人目にもわかります。
昨年終盤は疲れが溜まってかでしたが、少し状況は違うのではと思います。
ここ4年ほどは一番苦しい8回を支え、優勝にも大きな貢献でしたが、転換期に来たと感じます。
髙津監督は、
「清水に関しては打たれることも、もちろんあるでしょうし、今シーズンちょっと続いているのはこちらも気にするし、本人も気にはなっていると思うけど、リリーフなので。また寝て起きたら明日投げないといけない仕事なので、ああだこうだ言ってられないんですよね。呼ばれたらマウンドに行くしかないので。それぐらいの強い精神力を持って行かないと、プロのリリーフピッチャーとしてやっていくのは厳しいでしょうね。こんなんでへこたれるとは思っていないです」
引用 日刊スポーツ
自身の経験からも出ている言葉とは思いますが、ファンとしては少し休ませて調整をと考えてしまいます。
精神論だけで片付けられない問題があるような気がするのですが・・・
木澤尚文投手。
ワイルドピッチで同点とされ、完全に攻めの投球ができなくなってしまいました。
中田選手をファーストのファウルフライに打ち取り、気持ちが少し楽になったところの出来事でした。
細川選手の4球目のカットボールがワンバウンドしてキャッチャー捕球できず、1点を失って同点とされました。
5球目、同じカットボールでしたが、ほぼど真ん中に・・・甘く入れてしまいました。
見逃すはずなく、センターにタイムリーで逆転されます。
今季どうも攻めの投球が出来ていません。
何故なのか分かりませんが、やはり結果を恐れない投球が望まれます。
攻撃陣。
先制はヤクルトでした。
7回、先頭のサンタナ選手がレフトへ安打。
続いて塩見泰隆選手がライトに安打。
長岡秀樹選手の犠打成功で、1死2,3塁。
この試合スタメン入りした北村拓己選手が、移籍後初めてとなるタイムリーで1点。
現役ドラフトで入団した北村選手ですが、ヤクルトでの初タイムリーで存在感をアピールしました。
タイムリーのあと、サードランナー塩見選手でのベンチの判断は、中村悠平選手のスクイズでした。
初球でまんまと成功し、この回2得点となりました。
ここまでは良かったのですが、その後流れを掴み切れませんでした。
6回、相手の野選で掴んだ好機にバント失敗。
中軸が小笠原投手を崩せず、無失点で終わったのが痛かったと思います。
この試合、オスナ選手は出塁ならずも内容としてはしっかり打てていたと思います。
4三振で全くの村上選手は足を引っ張った形になりました。
確かにマークがきついとは思いますが、4三振はいかがなものかと思います。
7回に得点したあと、8回も先頭西川遥輝選手が安打を打ったのですが、以降の中軸が全くでした。
追加点は別としても、得点機として相手にプレッシャーを与えることもできずで流れを悪くしました。
僅差ゲームを勝ちきる救援陣が崩れていますので、打線の得点能力を上げないと勝ち目が見えません。
やはり村上選手がキーです。
ただ、他は結構打ててますので、全くの貧打ではないところは幾ばくかの救いかと思います。
ブルペンの勝ちパターンが崩れていますので、ここをどう立て直すか当面の重要課題です。
今日はカード2戦目。
ヤクルトの先発は小澤怜史投手、中日が涌井秀章投手と発表されています。
VS
涌井投手とは3月30日の試合で対戦し、延長12回の末1-1で引き分けとなっています。
涌井投手は7回先頭打者のオスナ選手に安打を打たれたところで降板しましたが、ヤクルトは涌井投手から得点を挙げることはできませんでした。
今度こそ崩してほしいですし、まだ勝ちのない小澤投手に、勝利を届けてほしいと願っています。
プロ野球 セリーグ 試合結果 2024年4月16日
中日ドラゴンズ 2-3 東京ヤクルトスワローズ | バンテリンドーム |
東京読売ジャイアンツ 1-1 阪神タイガース | 甲子園 |
横浜DeNAベイスターズ 2-11 広島東洋カープ | マツダスタジアム |
プロ野球 セリーグ 順位表 2024年4月16日
順位 | チーム | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 15 | 9 | 4 | 2 | .692 | 0.0 | |
2 | 15 | 9 | 5 | 1 | .643 | 0.5 | |
3 | 15 | 7 | 8 | 0 | .467 | 2.5 | |
4 | 16 | 6 | 8 | 2 | .429 | 0.5 | |
5 | 15 | 6 | 9 | 0 | .400 | 0.5 | |
6 | 14 | 5 | 8 | 1 | .385 | 0.0 |
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