田口、川端、並木が一軍合流するは朗報だが、小澤打たれ、打撃は快音少なく課題山積

オープン戦  対日本ハムファイターズ

内容結果共に開幕を控えるこの時期としては課題多しの感じでした｡

3/19　東京ヤクルトスワローズ　対　北海道日本ハムファイターズ
オープン戦試合結果

・ヤクルト本塁打   　無し

・日ハム本塁打  　　松本剛 1号 ２ラン（3回）　万波中正 1号 ソロ（4回）

	負小澤怜史、星知弥、田口麗斗、宮川哲、今野龍太 – 松本直樹、西田明央
	勝山﨑福也、杉浦稔大、金村尚真、田中正義 – 伏見寅威、進藤勇也

 

先発小澤怜史投手。

1,2回はここまでのオープン戦で見せていた安定感のある投球でした。

開幕試合はなくとも、開幕カードでの登板、ローテーション間違いなしのいい内容で「スイスイ」でしたが、3回突然制球を乱し簡単に失点してしまいます。

ここまでの安定感からは考えられない突然の乱れでした。

どこか具合が悪いのかと思える乱れで、4回も同じように引きずった感じです。

立ち直ったようには見られませんでした。

不安を残しての降板でした。

ここまで先発陣のなかで最も安定していたと言っても良かっただけに残念です。

少し疲れが出ただけならば良いのですが････

前回の登板予定日が雨で流れ登板間隔が開いたり、屋外球場で寒かったりも影響したのかもしれません。

それでも今季初めて5回まで投げ、先発の感覚を取り戻す機会となりました。

以降は 星､田口､宮川､今野投手の継投でした｡

星、宮川投手は持ち味出して「らしく」順調でした。

星知弥投手。

1人目、2人目を初球で簡単に打ち取りましたが、3番目の万波選手に二塁打を打たれました。

レイエス選手に四球を出し1，3塁としましたが、その次の加藤選手をセカンドゴロに打ち取って、無失点で終わりました。

レイエス選手は、当たると飛びそうだったので、むしろ四球で加藤選手勝負が良かったのだと思います。

宮川哲投手。

野村選手に少し粘られましたが、空振り三振。

郡司選手、今川選手をライトフライに打ち取り三者凡退、しっかりと無失点。

前回の初登板で乱れた今野龍太投手。

今回は低めにしっかり制球で、かなり良い状態を取り戻したかと思える内容でした。

前回に比べるとストレートに伸びが戻ってきた感じで、ブルペン陣生き残りにはアピールできたと思います。

レイエス選手をストレートで空振り三振。

石井選手をカットボールでセンターフライ。

最後進藤選手を空振り三振に斬って取り、三者凡退の無失点で引き上げました。

まあなんといっても投手陣の朗報は田口麗斗投手。

田口オープン戦初登板で無失点の好投　出典ヤクルト公式サイト2024/03/19

中島選手に四球を出すなど、まだ本来の感じではありませんが、まずは登板出来たことが大事。

復帰の足がかりは掴んだ感じです。

此れでブルペン陣が揃ってきたと安堵しました。

こんな状態のヤクルトですが、なぜかブルペン陣はそれなりの力があります。

田口、清水、石山、木澤、星、大西、山本、嘉弥真、宮川、阪口、そして今野投手。

こうなると阪口投手はむしろ先発にでも・・・・

そう思うのは球団も同じなのか、16日のイースタンリーグ・オイシックス戦では、先発し4回を投げています。

打撃陣、お寒い感じです。

なにせ4安打（うち2安打は青木選手）で、久しくタイムリーなし。

山﨑福也投手あたりに掛かると得点圏すら行けずでした。

「打力で勝つチーム」としては、開幕前のこの時期としては先が思いやれるところです。

課題山積と思います。

しっかりマルチが青木選手のみでは、他は恥ずかしいところです。

青木宣親選手。

青木マルチ安打　出典ヤクルト公式サイト2024/03/19

元気です。

指名打者に入り、レフトにライトにと安打を打ちました。

いずれもストレートで、狙っていたのかと思います。

この試合では若手に元気がなく、覇気も感じられないのは本当の競争になっていないとも感じます｡

ただ、武岡龍世選手が9回、代打で出て安打を打ち、首の皮1枚つなぎました。

いくら守備が良くても、打率が4分台では、代打にも出せません。

ここで打ったので、8分台（0.083）に乗せましたが、それでもまだ1割に届かずです。

もしももう一度機会があるなら、なんとか打って、1割以上にはしませんと、開幕一軍は厳しいかと思います。

村上宗隆選手に関しては、ライトフェンス直撃の安打がありましたが、もう少し角度が上がっていればホームランだったと思います。

惜しい当たりでした。

打撃陣で朗報は、川端慎吾選手がいよいよ登場したことです。

初球を積極的に打ち、ショートゴロでアウトでしたが、当たりは悪くありませんでした。

今季もやはり期待してしまいます。

また、並木秀尊選手も状態を戻して一軍入りをしました。

7回、四球で出塁した西川選手の代走で起用され、村上選手の安打で3塁に到達しました。

サンタナ選手の併殺でホームは踏めませんでしたが、心強いランナーが戻ってきたと感じます。

全体で見ますとまだ故障者が戻り切らず、コンデション不良のままリハビリ中。

この試合に関しては底上げムードなしで、昨年の投打かみ合わずの状況を呈してきました。

スタート前に「躓いた」感じです。

今日の試合もどうなることやら・・・

高橋奎二投手が投げるようなのですが・・・