ヤクルト、ストーブリーグが順調です。
新外国人投手の獲得発表がありました。
獲得したのは、前米大リーグ、ジャイアンツ傘下3Aのミゲル・ヤフーレ投手(25)です。
1年契約で年俸は55万ドル(約8,100万円)プラス出来高払い。
背番号は「99」に決まったようです。
以下サンスポの引用です。
ヤフーレは身長185㌢、97㌔と恵まれた体格から、最速152キロの直球を投げ込み、カーブ、スライダー、カットボール、チェンジアップ、ツーシームと多彩な変化球を操る右腕。リーグ5位からのV奪回へ、球団は先発候補として期待している。
奥村政之国際グループ担当部長は獲得に至った理由として「素材型。うち(ヤクルト)で日本に来て、日本型のスタイルのピッチャーにこれから変えながら、育てるというか、そういうニュアンスもありますけども、ただ大きいとか、球が速いというかそういう素材ではなくて、早く日本に順応できそうな感じがした。球種が多かったり、クイックができたりとか、日本のスタイルの投球をしているというところが、彼に決めたポイントでもあります」と説明した。
ベネズエラ出身のヤフーレは、2015年にアマチュア・フリーエージェント(FA)でヤンキースと契約し、20年8月31日のレイズ戦でメジャーデビュー。米大リーグ史上初めて背番号「89」をつけて出場した選手として知名度を上げた。21年からパイレーツ、23年からジャイアンツに移籍。メジャー通算19試合で1勝3敗、防御率7・58の成績を残している。
YouTubeで紹介動画を見つけましたので、シェアします。
補強ポイントの先発の補強です。
変化球多彩、クイックなどの要素面で日本向き?と判断したようです。
25歳の若さですから、伸びしろ期待の感じですね。
即戦力とは言い難いところですが、昨年はピーターズ以外の海外補強が全くの大外れでした。
少し方針転換で伸びしろ期待も良いと思います。
昨季途中から若いロドリゲス投手が加入し、伸びるかもと期待できました。
今回の獲得もその路線かと思います。
まあ海外も人材は不足気味です。
加えて円安ですから、ドル建て補強ではコスト的な問題もありで、コスパが難しくなってきています。
コスト安く、将来を見越した人材をという方針も、わかるような気がします。
ヤクルト公式サイトでの本人のコメントは、
「今回このような素晴らしい機会を与えて頂いて、ヤクルト球団には感謝しております。また、スワローズの一員となれて大変嬉しく思っております。いかなる役割でも、自分の最大限の力をチームの勝利に向けて発揮し、優勝トロフィーを奪還出来るよう、一生懸命頑張ります。今から皆さんとお会いできるのを心待ちにしています。Let’s go Swallows!!!」
私たちも楽しみに待つことにしましょう。
12月7日も、契約更改がありました。
私見を、記録したいと思います。
契約更改情報 2023年12月7日分
12月7日に契約更新した選手は、
太田賢吾選手、三ツ俣大樹選手、高梨裕稔投手、梅野雄吾投手、原樹理投手の5選手でした。
数字はいずれも推定です。
今季数字が今一つの5選手ですから、ほぼシーズン一軍のベンチ要員の三ツ俣選手がアップ(最低年俸調整的)以外は、軒並み厳しい結果でした。
まぁ、いたし方のないところです。
太田、原、梅野選手は現役ドラ候補と感じています。
前日に更改と滑り込んで、微妙な配慮かも知れません。
太田賢吾選手
推定年俸 1,400万 昨年は1,600万。
太田選手のコメントは以下です。
「今シーズンは怪我から始まって、怪我で終わってしまったので、怪我に尽きる一年だったと思います。打つことは一番大事なのですが、守備も信頼してもらわないとフルで試合に出ることはできないと思っています。外野の守備をしっかり教えてもらったのは今年が初めてだったのですが、河田コーチに教わって、もっと守備を突き詰めていければと思いました。本当に基礎の基礎、構え、一歩目のスタート、追い方などを教えてもらいました。少しずつ自分の中では出来るようになっていると思っていて、打球に追いつくスピードだったり、追い方も良くなってきていると思います。外野がひと枠空いていると思うので、来年はそこでレギュラーを取れるように強い気持ちを持って頑張っていきます」
太田選手は内外野若手の伸びで、難しいところに来てしまった感じです。
傑出した売りが少なく、ファームでは数字が残せますが「一軍では・・・」の典型的な一軍半からなかなか脱却できていません。
バッテイングの波が大きく弱点が多いところや、チャンスに強くないのが今の現状です。
現役ドラ候補と思っています。
環境が変わった方がいい感じです。
三ツ俣大樹選手
推定年俸 800万 昨年は600万。
12/7に行われた5名の契約更改で、一人だけアップ更改となりました。
三ツ俣選手のコメントは以下です。
「僕自身は今年そんなに出られなかったので、悔しい思いがあります。チームも5位でしたし、勝つためにやっていきたいという思いが一番です。(スワローズに加入して)中日にいるときも強いチームという印象がありました。チーム自体も楽しく、とても盛り上がるチームだと思います。役割というのが人それぞれあると思うので、チームのピースにハマるようにと思いながら一年を過ごしていました。左の代打は川端さんがいて、右の代打であがってくる選手は少ないと思うので、右の代打で使ってもらえるように、その枠を狙っていきたいと思います。守備は基本的に全部やるつもりでいます。内野に関しては、全部守っていける自信があるので、打撃の部分で代打だったら三ツ俣と言われるように打撃の向上を含めてやっていきたいです」
正直難しい。
個人的には一年ほぼ一軍は不可解な感じです。
確かにベテランですからバントなどはですが、右の代打として通用するバッテイングではないと感じます。
従来から内外で攻められますと対応できません。
この弱点が10年来克服できていません。
内野の守備のユーティリティでアクシデント対応が今の立ち位置です。
ここからの飛躍は難しいところです。
若手に追い越され苦しんでいますが、来季は崖っぷちの感じです。
努力が実ると良いと思います。
高梨裕稔投手
推定年俸 3,500万 昨年は4,300万。
高梨投手のコメントは以下です。
「前半は先発でまわらせていただいたのですが、なかなか状態が上がってこなかったです。そこでファームに落ちたのですが、いつ呼ばれてもいいように状態はキープできたと思います。ファームでの時間が(シーズン)最後の1ヶ月につながったと思います。先発として10年間やってきて、先発として勝ちたいという思いが強いですし、そこでもう一回、二桁勝ちたいという思いが一番強いです。ポジションがどこなのかはこれから決まると思いますが、任されたポジションで貢献したいとも思っています。チームとしても巻き返しを図らないといけないですし、僕個人としてもこのまま終わってはいけないと思っています。誰よりも強く、巻き返したいという思いを持っているつもりです」
課題の安定感が克服できません。
今季は先発からブルペンと年齢的にも転換期の感じでした。
来季リベンジなるかの最後の所と思います。
悪くとも試合を作らなければ・・・という年齢に成ってしまいました。
高梨投手も来季が正念場ですね。
梅野雄吾投手
推定年俸 2,800万 昨年は3,500万。
梅野投手のコメントは以下です。
「ファームではずっと投げていたのですが、状態がなかなか上がらず、一軍の戦力になれずにシーズンが終わってしまったので、悔しいというか、もっと野球が上手くなりたいと思いました。もう一回り、二回り体を大きくして、もっと強い体を作りたいと思っています。今年は特に登板数が少なかったので、もう一度、50試合以上を投げて、スワローズのためにしっかりと貢献できるようにしたいです。(チーム内の)争いに勝っていかないと一軍で投げられないと思うので、負けずに頑張りたいです」
伸び悩んだシーズンでした。
課題の制球力もさることながら、球威も落ちてしまいましたので、なかなか一軍はとなってしまいます。
球の威力が戻らないとブルペンは遠のきます。
緩急、際立つ変化球と課題山積です。
若い若いと思っていましたが、来季は25歳。
若いには違いありませんが、プロとして8年目になりますから、正念場です。
自分のスタイルを確立し、チームに貢献して欲しいと思います。
原樹理投手
推定年俸 3,000万 昨年は4,000万。
原投手のコメントは以下です。
「今年なるべく早く復帰したかったのですが、それがなかなかうまくいかず、ずっと状態が上がらなかったり、再発して離脱したりというのがあったので。前には進みたかったのですが、なかなか思うようにいかなかったです。ちょっと焦ってしまった部分もありますけど、最後までうまくいかなかったという感じでした。(来シーズンに向けて)今はもう勝負できる体になっていますし、勝負できる状態だと思います。来年は勝負の年になるので、しっかり勝てるように頑張っていきたいと思います」
昨年少し登板が多かった(22試合)ことで、今季はスタミナ切れの感じでした。
軟投派ですから粘りの投球が求められますが、スタミナ切れで持ちこたえれない感じです。
コンディション不良もあって今季は一軍での登板がなく、1,000万ダウンは致し方ありません。
制球精度を上げる段階にきていると感じます。
球威で抑えるタイプではないので、ブルペンも難しいところです。
本人も行っていますが、「来年は勝負の年」と思います。
背水の陣で挑んで欲しいと願っています。
ヤクルト12月7日時点での契約更改情報
以下、日刊スポーツの引用です。
選手名 | 年俸 | 前年比 | 試合 | 勝数 | 敗数 | セーブ | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
小 川 | 16000 | - | 23 | 10 | 8 | 0 | 3.38 |
石 山 | 15000 | - | 50 | 3 | 6 | 0 | 4.40 |
木 沢 | 5200 | △1500 | 56 | 2 | 3 | 0 | 2.72 |
高 梨 | 3500 | ▼800 | 15 | 0 | 3 | 0 | 4.69 |
今 野 | 3400 | ▼800 | 26 | 1 | 0 | 0 | 3.77 |
大 西 | 3200 | △700 | 46 | 2 | 2 | 0 | 3.60 |
原 | 3000 | ▼1000 | ★17 | 2 | 6 | 0 | 5.19 |
梅 野 | 2800 | ▼700 | 5 | 0 | 0 | 0 | 3.38 |
奥 川 | 2100 | ▼600 | ★8 | 0 | 4 | 0 | 6.26 |
山 下 | 1050 | ▼350 | ★1 | 0 | 0 | 0 | 18.00 |
柴 田 | 1000 | ▼100 | ★40 | 2 | 1 | 0 | 5.59 |
金久保 | 900 | ▼100 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0.00 |
阪 口 | 850 | △100 | 13 | 0 | 2 | 0 | 3.31 |
長谷川 | 750 | ▼50 | 1 | 0 | 0 | 0 | 13.50 |
丸山翔 | 700 | △250 | 22 | 0 | 0 | 0 | 4.05 |
尾 仲 | 700 | △100 | 11 | 0 | 1 | 0 | 5.17 |
近 藤 | 600 | ▼300 | ★16 | 0 | 0 | 1 | 1.13 |
竹 山 | 580 | △30 | ★14 | 2 | 3 | 0 | 4.33 |
坂 本 | 520 | △20 | ★8 | 1 | 0 | 0 | 1.76 |
沼 田 | 430 | △30 | ★19 | 1 | 8 | 0 | 5.13 |
嘉手苅 | 400 | ▼130 | ★16 | 1 | 0 | 0 | 5.52 |
下 | 300 | - | ★12 | 1 | 1 | 0 | 7.04 |
選手名 | 年俸 | 前年比 | 試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
山 田 | 50000 | - | 105 | .231 | 14 | 40 | 4 |
中 村 | 17000 | - | 106 | .226 | 4 | 33 | 0 |
青 木 | 14000 | ▼20000 | 96 | .253 | 3 | 19 | 2 |
塩 見 | 7100 | ▼1500 | 51 | .301 | 8 | 31 | 1 |
山 崎 | 3300 | ▼700 | 64 | .241 | 0 | 3 | 9 |
川 端 | 3000 | △500 | 80 | .319 | 2 | 16 | 0 |
宮 本 | 2200 | ▼100 | 65 | .222 | 0 | 7 | 1 |
西 田 | 1800 | ▼200 | 8 | .125 | 0 | 0 | 0 |
並 木 | 1500 | △600 | 82 | .242 | 1 | 7 | 15 |
太 田 | 1400 | ▼200 | 20 | .195 | 0 | 1 | 0 |
元 山 | 1100 | ▼300 | 22 | .179 | 0 | 3 | 0 |
武 岡 | 1100 | △400 | 84 | .219 | 1 | 8 | 3 |
松本直 | 950 | ▼50 | 3 | .000 | 0 | 0 | 0 |
沢 井 | 950 | △100 | 16 | .156 | 0 | 1 | 0 |
北 村 | 900 | △150 | 12 | .190 | 1 | 7 | 0 |
三ツ俣 | 800 | △200 | 18 | .143 | 0 | 2 | 0 |
西 村 | 670 | △20 | 1 | .000 | 0 | 0 | 0 |
小 森 | 540 | △20 | ★49 | .230 | 3 | 16 | 8 |
岩 田 | 320 | △20 | ★43 | .279 | 0 | 9 | 10 |
橋 本 | 300 | △20 | ★70 | .282 | 2 | 14 | 2 |
フェリペ | 300 | △50 | ★37 | .222 | 3 | 13 | 0 |
※金額は推定=万円、前年比△はアップ、▼はダウン。試合欄★はファームでの成績
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