投手陣が踏ん張って勝ち切りました。
試合としてはジャイアンツが押していたのですが、バント失敗や牽制死など細かなミスが重なり試合の流れを持ってこられませんでした(昨日はヤクルトがそうでした)。
予告されていたグリフィン投手が発熱のため緊急登板のビーディ投手。
いきなりの雨での45分間の中断と条件の悪いところで好投でしたが、3番手バルドナード投手が誤算でした。
ビーディ投手は現在は継投の立ち位置ですから、ブルペンデーというやり方をしました。
継投が多くなるとどうしても中には調子が出ない人もいます。
その意味ではヤクルト木澤投手も無死満塁を作り、犠飛(岡本選手)で1失点をしました。
火消しの山本投手が仕事をして食い止めたところは大きかったと感じます。
初回から強い雨でした。
初回の表を終わったところで中断し、それが45分続いたので、この試合は23時を回らなければ終わらないかと覚悟して観ていましたが、10:30には終わりました。
勝って終わったので良かったと思います。
9/6 東京ヤクルトスワローズ 対 東京読売ジャイアンツ 試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
巨人 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 9 | 1 |
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | X | 4 | 8 | 0 |
・ヤクルト本塁打 村上 宗隆 26号 ソロ(6回)
・巨人本塁打 無し
勝小澤怜史、木澤尚文、H山本大貴、H星知弥、S田口麗斗 – 古賀優大 | |
ビーディ、H松井颯、負バルドナード、田中千晴、菊地大稀、今村信貴 – 大城卓三 |
先発小澤怜史投手。
ストレートはいい感じでしたが、制球は今一つでかなり綱渡りでした。
しかし、毎回ランナーを背負いながらも要所は粘り切りました。
3回の2死満塁を凌いで、序盤に先制されなかったところは大きかったと思います。
苦しみながら6回1失点、6安打4四球の数字が粘りを表しています。
悪いながら試合をしっかり作った粘投でした。
このところ疲れか1か月ほど精彩を欠いていましたが、この試合では105球を投げ最少失点で継投に託しましたので、本人にとっても嬉しい勝利だったと思います。
これで6勝です。
木澤尚文投手。
立ち上がりは危なっかしい感じではありましたが、ピンチを作ってから力で押し切って犠飛の1失点で何とか凌ぎました。
入りの課題が残りました。
火消しに入ったのが左腕の山本大貴投手でした。
2死2,3塁で吉川選手に対峙しました。
内角のツーシームでセンターフライに打ち取り、ビッグイニングにさせませんでした。
大きな働きだったと思います。
8回はこのところ疲れの出ている清水投手に替わり星知弥投手が投入されました。
しっかりと三者凡退で勢いを止めた快投でした。
ストレートに力はありますから、しっかりストライクゾーンで勝負出来れば、自ずと結果は残ります。
久しぶりの田口麗斗投手。
安定しています。
古巣のジャイアンツ相手でしたが、ヤクルトのクローザーとしてしっかり投げてくれました。
1番からの好打順でしたが、1,2番は簡単に仕留めました。
3番の丸選手への代打長野選手に安打されましたが、最後4番の岡本選手を空振り三振に斬り試合終了。
見事でした。
これで30セーブ目となり、中日のマルティネス投手と並んでリーグ1位に返り咲きました。
打線。
なかなかあと一本が出ないところで、6回村上選手からの繋がりは久しぶりのものでした。
ヤンスワ(長岡、内山選手)、大御所(青木選手)のタイムリーと、良いタイムリーが久しぶりに繋がりました。
集中打は久しく見ていません。
6回を振り返ってみます。
先頭の山田選手が倒れて1死。
村上宗隆選手がフルカウントからセンターバックスクリーン上部直撃のホームランを打ち、同点に追いつきます。
流れが一気にヤクルトに来たような感動を誰もが感じたのではと思います。
サンタナ選手。
あたりそこないの打球でしたが、ボテボテとサード方向へ転がり、内野安打になりました。
ツキを感じます。
やはり流れが来ています。
オスナ選手が倒れて2死となりましたが、ここから進撃が始まりました。
長岡秀樹選手の打席で、パスボール。
サンタナ選手は悠々二塁へ進塁します。
長岡選手はセンターへのタイムリー二塁打で、サンタナ選手が還ってついに逆転(2-1)。
古賀選手が四球を選び、2死1,2塁となりました。
ここで代打は大御所の青木宣親選手。
もう、流石としか言いようがありません。
打って欲しい時にきっちり決めてくれました。
レフトへのタイムリー二塁打です(3-1)。
これでもまだ終わりません。
今度はヤンスワの内山壮真選手。
この日はレフトで1番として先発し、既に安打を2本打っています。
期待に応えて3本目はタイムリーとなりました。
3安打1打点の猛打賞です。
もう一人のヤンスワ、丸山選手が打席に入りましたが、この日は良いところがなく、空振り三振でこの回を終えました。
繋がりで得点が入っていく様は痛快で、つい気持ちが入ってしまいます。
ホント、久しぶりでした。
やはり青木選手が打つと盛り上がります。
ふと、なぜ昨日の澤井選手のところで使わなかったかと・・・
この試合では澤井選手の出番はありませんでしたが、ベンチで一生懸命試合を見ている様子が映し出されていました。
全てが糧となる、いや、糧とすべきで、それを今後どう生かせるか、自身にかかっています。
それにしても村上選手。
流れを変える一発でした。
流れを変えることが出来るのはやはり4番です。
ただこの打席以外はまだ迷っている感じで、本来の姿には戻り切れていません。
残り20試合でどこまで本来の姿を見せられるか・・・見守りたいと思います。
ジャイアンツとのカード最終戦は、ヤクルトの先発が高橋奎二投手、ジャイアンツは赤星優志投手と発表されています。
VS
高橋投手、前回の広島戦では2回KO、6失点とかなり悪い結果でした。
この試合では存在感を出したいところです。
赤星投手とは8月24日に対戦し、7回まで被安打3、奪三振8、無失点とされており、中々の強敵です。
野手はミスをせず繋がりがある打撃で、高橋投手を援護して欲しいと思います。
2023年 村上宗隆選手 全ホームラン軌跡を特集
村上宗隆選手 ホームラン記録 2023 では26号(通算186号)を更新中です(こちら)
プロ野球 セリーグ 試合結果 2023年9月6日
東京ヤクルトスワローズ 4-2 東京読売ジャイアンツ | 神宮球場 |
広島東洋カープ 4-3 横浜DaNAベイスターズ | マツダスタジアム |
中日ドラゴンズ 0-1 阪神タイガース | バンテリンドーム |
プロ野球 セリーグ 順位表 2023年9月6日 試合終了時点
順位 | チーム | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 122 | 74 | 44 | 4 | .627 | M13 | |
2 | 125 | 68 | 53 | 4 | .562 | 7.5 | |
3 | 122 | 61 | 58 | 3 | .513 | 6.0 | |
4 | 122 | 60 | 61 | 1 | .496 | 2.0 | |
5 | 123 | 49 | 71 | 3 | .408 | 10.5 | |
6 | 122 | 46 | 73 | 3 | .387 | 2.5 |
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