打線繋がり逆転するも継投陣こらえきれずに大量失点で敗戦

プロ野球・打線

サンタナ一時逆転タイムリー

2023.08.23

逃げ切りに失敗しました。

後ろ3枚が誤算だったことと、追加点好機を作れず流れを悪くしたことで招いた結果でした。

8/22　東京読売ジャイアンツ　対　東京ヤクルトスワローズ　　試合結果

	１	２	３	４	５	６	７	８	９	R	H	E
ヤクルト	0	0	0	0	0	4	0	0	0	4	6	1
巨人	0	0	1	0	0	2	0	5	X	8	14	0

・ヤクルト本塁打　無し

・巨人本塁打　　　　丸佳浩 12号ソロ（8回）　ブリンソン 10号ソロ（8回）

	小澤怜史、H山本大貴、H石山泰稚、負清水昇、大西広樹 – 中村悠平
	山﨑伊織、船迫大雅、勝鈴木康平、バルドナード – 大城卓三、小林誠司

サンタナ一時勝ち越し2点タイムリー　出典ヤクルト公式サイト2023/08/22

先発小澤怜史投手。

変化球のキレと制球が今一つで、ちょっと窮屈な投球でした。

しかし要所は粘りを出して6回途中で3失点(自責２失点)と試合は作れたと思います。

小澤自責点の粘投　出典ヤクルト公式サイト2023/08/22

中盤でも安定して使える変化球がフォークのみで、ストレートと2種類の感じでしたからかなりいっぱいいっぱいでした。

6回途中2アウト1,2塁で降りましたが、ここは致し方ないところではあります。

ただ、抑えの山本投手の力を考えると続投半々の感じでした。

結果的には、山本､清水､大西投手が誤算でした。

小澤投手の後を受けた山本大貴投手。

どうしても入りが甘くなる傾向が出て、抜け気味に甘く入って痛打され継投失敗でした。

入りが不安定なので火消としては心もとない所が出ます。

結構このパターンでの失敗が多く、左救援陣人材不足を露呈しています。

まあここは昨年までは田口投手でしたから、差の大きさが際立ちますがどうしようもありません。

結果としてはこの失点で流れを渡し、逆転の下地を作ったことになります。

･･･パワー系の左の中継ぎの獲得は来季の大きな補強ポイントと思います。

2発で逆転された清水昇投手。

このところフォークのキレが落ちて打たれることが多いのですが、この試合も同じでした。

8月に入ってからフォークのキレが今一つ。

特に多投するとキレが悪くなっています。

シーズンの疲れからくる握力の問題ではないかと推定しますが、当然分っているところでこの試合フォークを多投で結果捕まった感じです。

中村捕手も分かっているところで、ストレート要求で首を振られたように見えました。

ストレート、フォーク以外に別の決め球で変化を付けることが必要と感じます。

フォークを多投する必要がないように、手持ちの変化球からどれを選ぶか(思い切ってカーブ?)

オフの課題と思います。

大西広樹投手。

基本山本投手と同じことが言えます。

ロングやいろいろなところで使い勝手のいい投手ですが、そろそろ立ち位置を確立したいところです。

打線。

サンタナ、オスナ選手が光りました。

6回、4点を獲り、一時逆転でそのまま行って欲しかったところですが・・・

その6回を振り返ってみます。

まずこの回先頭打者、8番の長岡秀樹選手がレフトへ安打で出ました。

小澤選手が犠打失敗で1死。

スタメン復帰の山崎晃大朗選手がライト前安打で1死1，3塁。

ここで中村悠平選手が、得意のバントでスクイズを成功させます。

中村同点スクイズ出典ヤクルト公式サイト2023/08/22

しかも投手のフィルダースチョイスで中村選手は出塁できました。

山田選手フライアウトで2死。

この日から特例２０２３で登録抹消されていた4番村上宗隆選手が復帰で、四球を選んで出塁します。

2死満塁となりました。

ここでサンタナ選手がセンターへタイムリーを放って逆転し1-3。

サンタナ一時勝ち越し2点タイムリー出典ヤクルト公式サイト2023/08/22

続くオスナ選手がレフト前タイムリーで村上選手が還って1-4となりました。

この回は良くつながり、流れがヤクルトに来たかと思ったのですが・・・

澤井選手はまさに正念場です。

今季の初打席で、薄暮によるラッキーな三塁打がありましたが、それ以降安打が打てていません。

あの三塁打は、ライトが薄暮で打球を見失わなければただのフライになっていたかの安打でした。

フライアウトが多く、芯で捉えることが全くできていません。

そろそろ結果を出さないと壁に跳ね返されてとなります。

ファームでは本塁打を量産していましたが、一軍の一流投手たちは別物と感じていると思います。

仮に今後ファームに戻るにしても、この数試合体験したことを糧にして欲しいと思います。

今日はジャイアンツと2戦目。

先発はヤクルトが小川泰弘投手、ジャイアンツがグリフィン投手と発表されています。

小川投手は前回のような投球ができるのか・・・期待します。

プロ野球セリーグ　試合結果　2023年8月22日

東京読売ジャイアンツ　　　　8-4　　東京ヤクルトスワローズ	東京ドーム
阪神タイガース　　　　4-3　中日ドラゴンズ	京セラドーム大阪
横浜DeNAベイスターズ　　　0-5　　　広島東洋カープ	横浜スタジアム