やはりこの試合も点差以上に開きを感じる試合でした。
阪神、序盤にリードすると先発陣は余裕の試合展開で勝ちに持っていけますし、僅差でも後半の粘りでひっくりかえせます。
特に後半の好機を確実にモノにできているので、対戦チームは展開的に常に追い詰められている感じです。
これで3タテされ、気持ちとは裏腹にペナントへの道に貢献してしまいました。
2位広島を3タテして、首位阪神に3タテを喫しては・・・立場がありません。
8/13 阪神タイガース 対 東京ヤクルトスワローズ 試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
ヤクルト | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 10 | 1 |
阪神 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | X | 5 | 12 | 0 |
・ヤクルト本塁打 山田哲人 10号 2ラン(5回)
・阪神本塁打 無し
負山野太一、今野龍太、星知弥、山本大貴、大西広樹 – 内山壮真、古賀優大 | |
勝伊藤将司、H桐敷拓馬、H加治屋蓮、H岩貞祐太、S岩崎優 – 梅野隆太郎、坂本誠志郎 |
先発山野太一投手。
大事な2戦目でしたが大失敗でした。
当然ビギナーズラックではないことを証明する大事な試合と認識はしていたでしょうが、ここを意識し過ぎた感じです。
慎重に、丁寧にの気持ちが前面に出ていましたが、これが結果守りの投球となったと感じます。
打たれまい、点を取られたくないという気持ちで攻めの投球とならず、ボール先行で苦しい内容でした。
このあたり内山捕手のリードも状態の認識が不足だったように思います。
同じ内容の繰り返しで流された感じでした。
まあ経験不足と行ってしまえば、そうなのですが・・・
これで4回でバッテリー毎入れ替え、捕手は古賀捕手となりました。
総じては気持ちで負けていた感じです。
攻めて打たれたならばそれなりの評価でしょうが、逃げて打たれては前回の結果を無にしてしまいます。
出直しとなりました。
救援陣。
5,6回と回跨ぎで、今野龍太投手が投げ、無失点で押さえました。
このところ調子が悪く不安定でしたが、キッチリ2回を投げ切りました。
しかし、梅野選手に死球を与えてしまいます。
大事に至らないと良いがと願っていましたが、なんと球団は「左尺骨骨折」と発表しました。
144キロ直球を左手首付近に受けたのですから、かなりの衝撃だったと思います。
先日の青木宣親選手の頭部死球の時は、事故だからとは分かっていても、ファン心理としては穏やかではありませんでした。
阪神は久々の優勝が懸かっており、このような形での主力の欠場はチームにとってもファンにとってもつらいところです。
胸中を察し、一日も早い回復を願います。
7回裏、星知弥投手は展開的に大事なところでしたが、また荒さが出た感じで、慎重さ、丁寧さがありませんでした。
大山選手は打ち取りましたが、小野寺、佐藤、坂本選手に3連打で、1点を献上してしまいます。
まだ出来のバラツキが大きい感じですが、ブルペンでの地位を固めるには安定感が求められます。
球威を有効に使う術を会得しないと席を確保できない感じです。
星投手の後を受けて火消しの山本大貴投手。
代打の渡邉選手をサードゴロに打ち取り、5-4-3の併殺で火消し成功となりました。
回跨ぎで8回も投げ、2アウトを獲りましたが、中野選手に安打されて交代しました。
引き継いだ大西広樹投手は、森下選手に安打されて1,2塁を招きましたが、大山選手を三振に打ち取って凌ぎました。
打線。
さほど好調ではなかった伊藤投手を崩せず、後半の救援時には全くでした。
私見ですが、打線イジリ過ぎです。
毎日とっかえひっかえではつながりは難しいと常に感じます。
2回、サンタナ選手がライトへの安打。
続いて内山壮真選手がライトへの二塁打を打ち、1アウト2,3塁になりました。
ここで北村恵吾選手がキッチリとライトの深いところに犠牲フライを上げ、サンタナ選手が生還します。
生還の際、足にタッチしたかでリクエストがありましたが、判定はそのままセーフでした。
あの深い位置のフライでもギリギリに突っ込む、「サンタナあるある」でしたが、滑り込みで足を上げるのはいただけません。
反省して欲しいと思います。
5回、1点差に詰める10号2ランを打った山田哲人選手。
高卒4年目の2014年から10年連続となる2桁本塁打を達成しました。
これで、1985―94年に広沢克己氏が記録した球団最長記録に並びました。
「(記録は)意識していなくて、一年一年が勝負だと思ってやっている。その積み重ねだと思います」とコメントしています。
何気に毎試合安打を打っている村上宗隆選手。
残念ながら本塁打は8月10日以来止まっていますが、この試合でも、レフトにあと少し内側ならという大飛球がファウルになるなど、期待が持てる内容となっています。
8月8日から6日間の連続安打で、この試合でも2安打を打ち、打率が上昇中です。
試合終了時点で、.259となりました。
そういえば、内山選手に代わって途中出場の古賀優大選手が2安打+1死球で3出塁と頑張りました。
得点にはつながらなかったのですが、数少ないチャンスに存在感をアピールできたと思います。
これで阪神は2位広島を8ゲーム差に引き離し、かなり決まってきました。
ヤクルトは5位で、今季のAクラス入りさえ絶望とはいっても、良い試合を見たいのがファン心理です。
1日を置いて神宮で横浜DeNAベイスターズと戦いますが、頑張って欲しいものです。
プロ野球 セリーグ 試合結果 2023年8月13日
阪神タイガース 5-3 東京ヤクルトスワローズ | 京セラドーム大阪 |
東京読売ジャイアンツ 8-1 横浜DeNAベイスターズ | 東京ドーム |
中日ドラゴンズ 2-1 広島東洋カープ | バンテリンドーム |
プロ野球 セリーグ 順位表 2023年8月13日 試合終了時点
順位 | チーム | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 104 | 62 | 38 | 4 | .620 | 0.0 | |
2 | 105 | 55 | 47 | 3 | .539 | 8.0 | |
3 | 103 | 51 | 49 | 3 | .510 | 3.0 | |
4 | 103 | 51 | 51 | 1 | .500 | 1.0 | |
5 | 103 | 43 | 58 | 2 | .426 | 7.5 | |
6 | 104 | 40 | 61 | 3 | .396 | 3.0 |
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