ついにオープン戦が終了しました。
泣いても笑っても公式戦を待つばかり。
誰が一軍に残るのか、皆頑張っただけに興味深いところです。
今日はこの2日間のエスコンフィールドでの試合を振り返りながら、オープン戦のまとめの感想を書いてみたいと思います。
3月25日 2-1で日ハムに勝利
24日の試合とは、うって変わって収穫多しの試合でした。
投手陣。
先発ピタース投手。

好投ピーターズ5回1失点 出典ヤクルト公式サイト2023/03/25
先発ローテーション入り最終試験合格と言ったところでしょうか。
5回を投げきり安定感を示しました。
快刀乱麻というタイプではありませんが、大崩れ(四球などで自滅する)はしない感じです。
そこそこの調子ならば何とか5、6回は行ける。。。上手くいけばクオリティが期待できると思います。
このタイプ、中村選手のインサイドワークが加わればもっと良さが引き出されそうな感じもします。
フォームにも無理はないので、上手く回せばシーズン持つかもしれません。
吉村投手と共に狙いの穴が埋まったと感じます。
ここへ来て存在感を出しつつある星知弥投手。
この試合も安定した内容でブルペン入り当確の感じです。
球威が増してストレートで空振りが取れています。
154キロと球速も増して、ついに覚醒を思わせます。
少し穴だった中継ぎのパワー系が埋まった感じです。
今季ブレイク候補です。
楽しみ!
木澤、田口投手は安定。
前日のケラ投手の内容を考えれば、スタート時は田口投手のクローザーの感じが強いと個人的には思っています。
打線
内山壮真選手が攻守に光ります。

内山同点ソロ 出典ヤクルト公式サイト2023/03/25
捕手、外野併用で今季は相当な経験を積めそうです。
この試合、打っては同点ホームラン、守っては捕手でも外野手でもファインプレーをしました。
濱田、赤羽選手もベンチに座れそうです。
濱田太貴選手は逆転のホームランで、強力にアピールしました。

濱田決勝2号ソロ 出典ヤクルト公式サイト2023/03/25
問題はセンターです。
このところ調子を落としている丸山和郁選手。
なかなか塩見選手を脅かすところにはいけません。
守備力を考えれば、開幕に塩見選手が間に合わない状況では丸山選手がセンター候補です。
しかし、選球眼も含めトップとしては物足りない状況です。
難しくなってきました。
内野陣。
村上、山田選手の戻りはさておいて、控は宮本(外野も含め)、武岡、奥村選手あたりで落ち着きそうです。
3月26日 1-1で日ハムと引き分け
この試合を持ってオープン戦も最終戦となりました。
前の試合で輪郭が見えてきましたが、さらに鮮明になってきた感じです。
投手陣。
先発吉村貢司郎投手。

吉村好投3回1失点 出典ヤクルト公式サイト2023/03/26
初回に初失点でした。
しかし点の取られ方としては、何の問題もない取られ方だと思います。
打ち取ったはずの当たりが、コース良くヒットとなっての2本は不運としか言いようがありません。
しっかり投げ込んだところを、さすがは好打者松本選手に上手く打たれての一失点でした。
投げ間違いでは無いので、これは打った方が上手かった。
ここから「更なる追加点は許さず」のギアアップで三者凡退としっかり粘り切れました。
3回で降板でしたが初めてのシーズンですから、十分な間隔での登板が考えられます。
ヤクルトお得意の変則ローテーションを組むものと思われます。
最初の広島戦の3戦目当たりで神宮でデビューでしょうか?
なんとも楽しみなルーキー出現に、期待が高まります。
以降、今野、久保、木澤、長谷川、石山、清水投手とブルペン候補を繋ぎました。
概ね順調の感じです。
今野龍太投手は作り込みの最終段階に入った感じで、2イニングを投げて無失点の好投でした。
4回は三者凡退、5回に安打を打たれたものの併殺で切り抜け、打者6人奪三振3という成績でした。
今野投手が立ち上がってきたのは心強いところです。
木澤尚文投手は開幕に向けて調子を上げてきた感じです。
1アウト三塁で、火消し登板のお試しでした。
松本選手をショートゴロ、野村選手をライトフライに打ち取り、力でねじ伏せたように思います。
ヤクルトのパワー系継投として、今季も力を発揮してくれそうです。
ここに田口、星投手が入るとこれで8人。
ケラ投手、大西広樹投手は残れるのかなの状態です。
打線。
3安打とお寒い内容でした。
そんな中、並木秀尊選手が足で1点をもぎ取った形は、やはり大きな武器と感じます。

代走並木同点のホームを踏む 出典ヤクルト公式サイト2023/03/26
四球の青木宣親選手。
さすがに終盤の良いところでは出塁をしっかり取ります。
その青木選手に代わっての代走でした。
みえみえところでしっかり2盗です。

並木ニ盗でエラーを誘う
エラーを誘って三塁まで到達しました。
こうなりますと、少し浅めの外野フライでも余裕で生還します。
ここで長岡選手が浅いとはいえレフトにキッチリフライを上げ、上手いスライディデングでホームインです。
四球一つで僅差ゲームを同点に持ち込んだねちっこい野球でした。
並木選手はやはり「守備要員+代走」でベンチに残りそうに思います。
残り3日あまり。
投手陣の陣容がほぼ見え、期待が高まってきました。
監督が構成するのはどのようなメンバーか、登録が待たれます。
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