WBC 大盛り上がりでした。
決勝 ローンデポ・パーク
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
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アメリカ | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 9 | 0 |
日本 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 3 | 5 | 0 |
大谷選手の大会だった感じですが、侍JAPANはどの選手も自分の持ち味を出し、100%のプレーをした結果の優勝でした。
大谷選手は「一番」の意識が強いアメリカで活躍しています。
それを超えることで「対等以上の物を示したかった心中」があるのではと強く感じました。
差別はないとは言え、一段高いところから見られている感じがしていたのではと勝手に解釈しています。。。間違いかもしれませんが。
「日本が勝つ意味」は、日本にいればわからない部分もあるのではないでしょうか。
ヤクルト選手もそれぞれ持ち味が出せ、有終の美を飾りました。
土壇場に強い村上宗隆選手、一番目立つところで決めました。
何と打球速度185.2Km、飛距離131.6mという特大弾を、右翼2階席上段にぶち込んだのです。
日本人のみならず、見ているすべての観客の度肝を抜くホームランだったことは間違いありません。
そして確信歩き。
私たちには見慣れた風景ではありますが、それまでWBCでは見ることができなかったので感慨もひとしおです。
これが反撃の狼煙でした。
村神様が降臨し、JAPANを勇気づけ、試合の流れを一気に引き寄せました。
その後満塁からのヌートバー選手の内野ゴロで追加点。
ついに逆転を果たしました。
4回裏には岡本和真選手のホームランが出て、主導権が日本に移ります。
岡本選手のホームランが嬉しかったのか、村上選手の喜びようが微笑ましく映りました。
日本の投手陣はホントによく頑張りました。
先発今永昇太投手。
1回はトラウト選手の二塁打以外を凡退にしましたが、2回ターナー選手に本塁打されて1点を失います。
その後何とか踏ん張り、本塁打による1失点で降板。
3,4回と戸郷翔征投手が投げ、2四球を出したものの圧巻の投球でした。
特にトラウト選手とターナー選手をいずれもフォークで空振り三振に斬り、一躍名を上げました。
5回の高橋宏斗投手も素晴らしい投球でした。
トラウト選手をフォークで空振り三振、3番ゴールドシュミット選手には外角低め156キロで見逃し三振を奪うという快挙。
精度の良い変化球と低めに制球された直球の威力を見せつけてくれました。
今年も中日にはヤバいかなと一瞬頭をよぎるものがありました。
大舞台でも堂々としている伊藤大海投手は、6回三者凡退の安定のピッチング。
7回登板の大勢選手は四球に安打と少し不利な形勢ながら、トラウト選手をライトライナー、続くゴールドシュミット選手を併殺打に打ち取り、無失点。
噂には流れていましたが、8回はダルビッシュ投手。
普段先発しかしていないので、コンディション作りが大変だったと思います。
シュワーバー選手にソロホームランを打たれ1点差に詰め寄られました。
最後クローザーで登板したのが大谷翔平選手。
リアル二刀流で、しかもメジャーではやったことのないリリーフでした。
快刀乱麻の侍魂で四球を出したものの無失点。
併殺にもしびれましたが、同僚トラウト選手との対決が実践され、まるでアニメのような世界に日本中、いや世界中の注目が集まりました。
最後スライダーで空振り三振を取り、雄たけびを上げて試合終了。
いや~、面白かった!
満喫しました。
この試合高橋奎二投手の出番がなかったのは残念ですが、致し方のないところ。
ヤクルトファンにとって嬉しかったのが、山田哲人選手楽々セーフの2盗塁です。
日本らしい基本プレーを見せました。
スライディング技術が素晴らしく、流石トリプルスリー3度は伊達じゃないと思いました。
シーズン中も今季こそは打って走って欲しいと願います。
出た7人の投手はどれも素晴らしかったのですが、最後2試合をリードした中村悠平捕手無しにはこの結果は出なかったのではと思います。
インサイドワークが光りました。
しかもキャッチングが素晴らしく、どんなスライダーもフォークも後逸せずに捕り続け、投手の安心感は大きかったのではと推察します。
完全に侍ジャパンの正捕手となったと感じます。
試合後のインタビューの様子が載っていた記事がありました。
(WBC決勝、日本3−2米国、21日、米国・マイアミ)侍ジャパン・中村悠平捕手(32)=ヤクルト=が7投手をリードし、米国の強力打線を2失点に封じた。九回2死でトラウトを迎えた大谷の投球を「すごい球が来ていた。ギアが入った。その前の打者とは全然違う球が来ていた」と、マスク越しの印象を語った。空振り三振に仕留めた決め球のスライダーは、大谷が自信を持っている球種と感じたため「(サインを)迷わず出した」。世界一の瞬間は「すごい光景だった。一生忘れない」と感慨深げだった。 出典サンスポ
7人の投手全員とコミュニケーションをキッチリ取り、投手に気持ちよく投げさせ、相手が嫌がる配球をする。
27番がしっくりくる良い捕手になったと、感慨深い物があります。
髙津監督は開幕には野手3人を出場させる意向の様です。
お祝いしたいファンがたくさん集まることと思います。
昨日の見方は今日の敵。
シーズンは互いにバラバラと散り、激戦を戦うと思いますが、野球人気が出るのは良いことです。
楽しみな2023年シーズンまで、あと1週間。
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