練習試合も最終戦。
23日からはオープン戦スタートで、いよいよ本番感が高まってきます。
練習試合は点差は三の次ですから、本番とは異なる作戦もあって結果が全て力とは言えないところもありますが、結果の中身はやはり重要と思います。
投手陣、練習試合初戦とほぼ同じメンバーが登板でしたが、中身はいろいろでした。
先発竹山日向投手。
2年目ですからまだまだ感で、修行中といえる感じでした。
力のあるストレートがありますから、これを生かす投球ができるようになればという段階ではあります。
まずはしっかりストライクを取れる変化球からでしょうか。
今季は修行登板は結構させてもらえそうではあります。
このチャンスを掴めるかがまずは第一関門。
頑張って欲しいと思います。
市川悠太投手。
前回に続いて内容はあった感じです。
少し変則でタイミングが取りにくいところも武器です。
後はスタミナでしょうか。
3イニングあたりで少し浮き出してましたので、まずはしっかり5イニングと思います。
先発はまずはスタミナが無いと務まりません。
長いイニングを投げられるよう、鍛えて欲しいところです。
尾仲祐哉投手。
スピードはそれなりにあるのですが、スピードほどの威力がなく、フォーム自体もタイミングが取りやすいのかなという印象です。
当ってしまった打球が、かなり伸びて行く感じでした。
ファームでは三振が取れるかもしれませんが上では難しく、ブルペンとしても起用法は難しい感じです。
ヤクルトには移ってきたばかりです。
2試合経験したことで、課題が明確化したのはむしろ良かった。
コーチたちとよくコミュニケーションを取って、球質の改善やフォームについてアドバイスを受けつつ、背水の陣で練習して欲しいと思います。
長谷川宙輝投手。
故障からまだ十分立ち直っていない感じで、まだ全力といったようには見えません。
まだ不安な感じで、自信が十分とは言えないところです。
前回よりは制球も今一つでまだ少し時間が掛かりそうです。
実戦を積んで徐々に自信が付けば、球威も上がってきそうですので少し長い目で見ていく感じと思います。
打線。
レギュラーの青木、オスナ、サンタナは順調な感じです。
この試合、青木選手に待望の安打(二塁打)が出てまずは一安心。
「きょうのヒットは良かったと思います。もっともっと実戦慣れしないと。ボールもたくさん見たいし、だんだん状態を上げていきたい」とコメント。
特にオスナ選手は昨年の後半そのままの感じで、村上選手の後をしっかり打てると確信。
この試合も打った瞬間それと分かるホームランを打ち、調整が順調なことを示してくれました。
競争激化はショートです。
ショートをめぐっての長岡・元山合戦が繰り広げられ、なかなか面白くなってきました。
元山飛優選手がかなりいい状態で、長岡選手にプレッシャーをかけることが出来る状態です。
この日は2ホームランとセンターへの安打と大活躍でした。
また、カウントに応じたバッテングを見せた最後の打席のヒットは今季にかける意気込みが出たと感じます。
「昨年、非常に悔しい思いをしたので、練習試合でアピールしてシーズンにつなげられたらなと思っていた」
「ちょっと、言い訳っぽくなるけど、昨年は途中まで痛くて、いろんなクセもつきながら、試行錯誤していた」
昨年かなりもがいていたようで、必死さが伝わってきます。
「143試合あって、そのほとんどの試合に出場させてもらって、周りの人から活躍しているなと思われるような成績を残したい。まずは、そこに至るまでに、しっかりとアピールしたい」と、今季の抱負を述べました。
しかし、その牙城は中々崩せないかもしれません。
この試合の長岡秀樹選手。
まずは、1回裏。
ランナー2,3塁でセンターへの逆転タイムリー二塁打を放ちます。
更に5回裏、ライトへのタイムリー三塁打。
得点機のタイムリーは非常に重要な評価要素です。
長岡選手は昨年よりはバッテイングがかなり伸びたところを見せつけています。
見ている私も、元山2ホーマー、長岡2タイムリーと互いに譲らずの躍進に目じりが下がってしまいます。
初回にエラーではないものの、藤原選手にランニングホームランを許してしまった丸山和郁選手。
その後ファインプレー。
更に5回には長岡選手に続いてタイムリーを打ちました。
着実に育ってきている感じがします。
この日指名打者で4番の内山壮真選手。
安打と四球で、任務完了。
山田、村上選手が抜けているのを好機とばかりに、若い燕たちが躍動しています。
彼らのの活躍と競争は、高津監督としては嬉しい限りかと思います。
総じて底上げはうまくいっている感じで、まずは順調に進んでいると思いました。
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