ヤクルトは基本的に攻撃のチームです。
ですからゴールデングラブ賞とはあまり縁がありません。
それでも山田選手のように「今年こそは」と頑張った軌跡がある選手もいて、悲願が達成するか今日発表です。
まぁ、試合もないのでヒマと言いますか、今日は勝手に2022年のG・G賞を予想してみたいと思います。
多分選ばれるのではと思う選手に〇、個人的に贔屓全開で選ぶならを☆としてみました。
NPB資料による今季規定試合数を満たした選手の守備データは以下です。
正式な有資格者表はこちらを参照してください。
個人守備成績(規定以上)
規定試合数 :[野手] チーム試合数×2/3、[捕手] (同)×1/2 (端数は四捨五入)、[投手] 規定投球回に同じ | |||||||||
順
位 |
【一塁手】 | 守 備 率 |
試
合 |
刺
殺 |
補
殺 |
失
策 |
併
殺 |
捕
逸 |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 〇中田 翔 | (巨) | .998 | 100 | 765 | 76 | 2 | 63 | |
2 | ビシエド | (中) | .996 | 128 | 1064 | 96 | 5 | 95 | |
3 | ソト | (デ) | .995 | 103 | 717 | 81 | 4 | 47 | |
4 | 大山 悠輔 | (神) | .995 | 100 | 732 | 49 | 4 | 60 | |
5 | ☆オスナ | (ヤ) | .991 | 138 | 1141 | 80 | 11 | 116 | |
6 | マクブルーム | (広) | .988 | 121 | 883 | 77 | 12 | 83 | |
【二塁手】 | |||||||||
1 | ☆山田 哲人 | (ヤ) | .995 | 120 | 265 | 379 | 3 | 87 | |
2 | 〇菊池 涼介 | (広) | .995 | 120 | 255 | 332 | 3 | 71 | |
3 | 吉川 尚輝 | (巨) | .985 | 132 | 298 | 421 | 11 | 83 | |
4 | 牧 秀悟 | (デ) | .981 | 135 | 278 | 382 | 13 | 78 | |
【三塁手】 | |||||||||
1 | 〇岡本 和真 | (巨) | .975 | 140 | 80 | 238 | 8 | 20 | |
2 | 宮﨑 敏郎 | (デ) | .965 | 119 | 78 | 171 | 9 | 17 | |
3 | ☆村上 宗隆 | (ヤ) | .956 | 141 | 93 | 232 | 15 | 19 | |
4 | 坂倉 将吾 | (広) | .948 | 119 | 79 | 159 | 13 | 18 | |
【遊撃手】 | |||||||||
1 | 〇☆長岡 秀樹 | (ヤ) | .980 | 139 | 227 | 419 | 13 | 105 | |
2 | 小園 海斗 | (広) | .975 | 127 | 190 | 315 | 13 | 65 | |
3 | 中野 拓夢 | (神) | .973 | 135 | 215 | 424 | 18 | 85 | |
【外野手】 | |||||||||
1 | 〇桑原 将志 | (デ) | 1.000 | 129 | 287 | 2 | 0 | 0 | |
1 | 〇大島 洋平 | (中) | 1.000 | 109 | 189 | 3 | 0 | 0 | |
3 | 丸 佳浩 | (巨) | .996 | 143 | 275 | 1 | 1 | 0 | |
4 | 西川 龍馬 | (広) | .995 | 97 | 206 | 4 | 1 | 1 | |
5 | ☆塩見 泰隆 | (ヤ) | .994 | 127 | 303 | 5 | 2 | 1 | |
6 | 〇近本 光司 | (神) | .990 | 132 | 299 | 5 | 3 | 3 | |
7 | ポランコ | (巨) | .989 | 128 | 175 | 2 | 2 | 0 | |
7 | 山崎 晃大朗 | (ヤ) | .989 | 114 | 172 | 5 | 2 | 1 | |
9 | 島田 海吏 | (神) | .988 | 114 | 162 | 4 | 2 | 0 | |
10 | 岡林 勇希 | (中) | .983 | 140 | 284 | 7 | 5 | 2 | |
11 | 佐藤 輝明 | (神) | .980 | 115 | 144 | 2 | 3 | 0 | |
12 | 佐野 恵太 | (デ) | .977 | 98 | 125 | 3 | 3 | 1 | |
13 | ウォーカー | (巨) | .964 | 96 | 130 | 3 | 5 | 1 | |
【捕手】 | |||||||||
1 | 〇☆中村 悠平 | (ヤ) | 1.000 | 80 | 502 | 62 | 0 | 9 | 1 |
2 | 梅野 隆太郎 | (神) | .999 | 98 | 641 | 65 | 1 | 3 | 1 |
3 | 嶺井 博希 | (デ) | .995 | 90 | 588 | 49 | 3 | 9 | 3 |
4 | 會澤 翼 | (広) | .995 | 89 | 582 | 50 | 3 | 4 | 5 |
5 | 大城 卓三 | (巨) | .995 | 114 | 664 | 79 | 4 | 8 | 4 |
6 | 木下 拓哉 | (中) | .995 | 120 | 842 | 84 | 5 | 10 | 3 |
【投手】 | |||||||||
1 | 〇☆森下 暢仁 | (広) | 1.000 | 27 | 13 | 22 | 0 | 4 | |
1 | 今永 昇太 | (デ) | 1.000 | 21 | 11 | 21 | 0 | 0 | |
3 | 柳 裕也 | (中) | .976 | 25 | 12 | 29 | 1 | 4 | |
4 | 青柳 晃洋 | (神) | .974 | 24 | 8 | 29 | 1 | 1 | |
5 | 菅野 智之 | (巨) | .971 | 23 | 6 | 27 | 1 | 3 | |
6 | 小笠原 慎之介 | (中) | .967 | 22 | 10 | 19 | 1 | 2 | |
7 | 西 勇輝 | (神) | .963 | 23 | 8 | 18 | 1 | 1 | |
8 | 大野 雄大 | (中) | .952 | 23 | 9 | 31 | 2 | 1 | |
9 | 戸郷 翔征 | (巨) | .941 | 25 | 7 | 25 | 2 | 1 | |
10 | 小川 泰弘 | (ヤ) | .938 | 25 | 9 | 21 | 2 | 0 |
|
尚、ゴールデングラブ賞の選出基準となる有資格者の条件は以下です。
投手:規定投球回数以上の投球、又はチーム試合数の1/3以上に登板していること。
捕手:チーム試合数の1/2以上で捕手として出場していること。 内野手:チーム試合数の1/2以上で1ポジションの守備についていること。 外野手:チーム試合数の1/2以上で外野手として出場していること。 |
一塁手
中田翔選手が最右翼とは思いますが、自分としてはオスナ選手を押したいと思います。
時々ミスはあるもののファインプレーも多く、何より一塁固定で試合数が多いです。
ヤクルト優勝に守備でも大きく貢献してくれました。
オスナ・オシです。
二塁手
守備の上手さはやはり菊池涼介選手と思います。
振り返っても、菊池選手でなければ捕れなかっただろうという打球も多くありました。
ただ数字を見てみますと、守備率・試合数は山田選手と同じながら、刺殺、補殺、併殺が山田哲人選手に大きく負けています。
吉川選手は刺殺、補殺が多いもののエラーが多く守備率が劣ります。
そんな訳で個人的には山田押し。
今季こそ悲願のG・G賞を摂ってもらいたいと思っています。
三塁手
岡本和真選手で決まるのだろうと思ってはいます。
でも今年は村上宗隆選手も頑張りました。
守備が上手くなりました。
刺殺1位、補殺2位と悪くはないのですが、何しろまだまだエラーが多く、それが守備率に反映しています。
個人的には村上押しですが、まぁ贔屓目です。
ただし、もしも来季エラーがもう5つ減ったら、来季は土俵に上がれるのではと思います。
来季に期待!
遊撃手
突然彗星のごとく現れた長岡秀樹選手。
一択です。
全項目で1位を取り、ヤクルト優勝に大きく貢献しました。
まだまだ発展途上です。
来季が更にブレークするのではと期待!
外野手
まぁ守備範囲が広く守備率の良い桑原将志・大島洋平選手は異論がないところ。
丸選手と西川選手は守備範囲が今一つと思いますから。候補を外しました。
残るは塩見泰隆選手と近本光司選手ですが、順当には近本選手かなと思います。
ただ個人的には塩見泰隆選手を押します。
まぁ、守備範囲が広いです。
両翼が守備イマイチの外国人とあっては、一人でフィールドの6割の守備範囲を守っていたとも言えますから、その中での数字と考えますと擁護してあげたい気持ちになります。
捕手
中村悠平選手一択と思います。
優勝チームの扇の要として、本当によく頑張ってくれました。
盗塁阻止率も1位で.364、2位の大城選手が.349ですから、よく阻止してくれました。
盗塁阻止率がいいとランナーはうかつに走れません。
盗塁を抑制するためにも大きな効果があり、貢献度は高いと思います。
投手
今永投手も良いので迷いましたが、やはり森下暢仁投手。
上手いです。
エラーはなく刺殺、併殺が多い。
投手に関してはヤクルトはローテーションの間隔が長い選手が多く、規定投球回数をこなしたのが小川投手のみですから、初めから期待できないということになります。
記者の印象で決まるゴールデングラブ賞
色々書きましたが、最終的に記者の印象で決まるのが長所であり短所です。
数字とはあまり関係なく「ファインプレー凄かった」などの理由で選ぶ記者がいるのも、例年問題となっています。
そういう意味では公平感はありません。
ただ、プロ野球は観客にプレーを見せ、楽しんでもらえるのが第一の使命です。
派手な「素晴らしいファインプレー」が印象に残って、「地味で堅実なプレー」が印象に残らなくても、それはそれで価値があると考えても良いのかなと思います。
個人的には「地味でも堅実で安定感のある守備」をする選手が好きですが。。。
さて、2022年度のゴールデングラブ賞はどうなるのか。
楽しみに待ちたいと思います。
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