10月14日 クライマックスファイナル3戦目 対 阪神タイガース
ヤクルトらしい試合運びでした。
相手ミスにつけ込んで、運も手伝ってのスイープで日本シリーズ出場を勝ち取りました。
青柳投手相手では負けを覚悟していましたが、思いがけずの勝利にテンションが上がります。
56号の時も感じましたが、村上選手は運を持っている感じです。
運も実力の内と言いますが、これも人柄の良さかもしれません。
滑り込んだ内野安打の後の座り込んでの満面の笑顔を見てそう思いました。
10/14 東京ヤクルトスワローズ 対 阪神タイガース 試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
阪神 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 11 | 1 |
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 1 | X | 6 | 7 | 1 |
・阪神本塁打 無し
・ヤクルト本塁打 無し
バッテリー
高橋奎二、木澤尚文、☆田口麗斗、H清水昇、Sマクガフ – 中村悠平 | |
★青柳晃洋、浜地真澄、岩貞祐太、ケラー – 梅野隆太郎 |
先発高橋奎二投手。
良かったり悪かったりの不安定な感じでした。
久しぶりで試合勘というか、気持ちと体のバランスがとれていない感じもしました。
球自体は悪くはなかったのが良かったと思います。
まずは1試合投げたので、徐々には調子が出てきそうです。
青柳投手相手に5回3失点はちょっと厳しいかと思いましたが、状況からは十分な感じもします。
次の日本シリーズに期待です。
ヤクルトの今季のパターンは、
①先発が射程距離の点差で前半を乗り切り、②中継ぎ陣が点差が開かないようしっかり抑え、③終盤にひっくり返して、④抑えで逃げ切る です。
この試合も木澤ー田口投手がしっかり仕事をしました。
ある意味逆転の影の功労者です。
2,3点差となると清水ーマクガフ投手のラインも大胆に攻める投球ができて抑えきることができます。
試合展開はまさに今年のパターンでした。
阪神先発青柳晃洋投手。
前の横浜戦よりも出来は良く、なかなか出塁も難しい安定感でした。
多分元々7回までの感じでしたが、その7回は少し制球力が落ちたと素人目にもわかりました。
ストライク・ボールがはっきりして来たところで、サンタナ、塩見選手にしっかり見られた感じです。
代打の青木選手に死球を出してしまったことも制球力が落ちてきたことの表れかと思います。
満塁としましたが、ここは粘って山崎選手を内野ゴロで打ち取った。。。ハズでした。
何と、エラーという形で思わぬ失点をしました。
ファーストのマルテ選手、セカンドに任せればの当たりを無理に取りに行った判断ミスだと思います。
一塁走者塩見選手の走力もあって素早く二塁に到達。
焦りを生んでの二塁悪送球をしてしまいました。
山崎選手の足を考えても、あの位置で右のマルテ選手には二塁送球は難しいところです。
2得点が入り、1点差に追い上げました。
ここで青柳投手降板でしたが、これも疑問が少し残ります。
次打者の宮本選手には一本打たれていますが、ここは大黒柱に任せても良かったのではと思いました。
ヤクルトのこの回の攻撃のポイントは、粘って四球を取って繋いだサンタナ、塩見、宮本選手です。
ヒットでなくともヒットと同じ以上の価値があります。
その意味では大きな貢献と言えます。
もちろん、死球で痛い思いの青木選手もしっかり繋いだわけですが。
さて、満塁で村上宗隆選手。
フルスイングでボテボテ。
飛んだコースが最高でした。
ほぼ一塁線に並行してボ手ボテボテとゆっくり転がっていきました。
浜地投手が取りましたが、村上選手の激走でタッチ出来ず。
いや~、凄い激走で、絶対に走り抜けるという意思・執念が見られました。
右の浜地投手にとっては難しいグラブトスとなって、ファーストへ悪送球です。
取った位置が一塁線でしたし、内野手のクラブではないだけにグラブトスは非常に難しいところでした。
結果論的には無理な送球は避ければ同点で済んだ感じもします(結果論です)。
この場面で一塁走者の宮本丈選手もしっかり走って5点目。
何と走者一掃の内野安打になってしまいました。
逆転し更に2点差としたところは、常に最後までしっかりプレーする姿勢の現われでした。
この試合、村上選手は村神様ではなく22歳の野球青年の素顔で運を引き寄せ貢献しました。
1内野安打で5点と前代未聞でしたが、今年を象徴するような感じでもありました。
ヤクルトも阪神もです。
阪神の今季のエラーは86とリーグ最多で逃した試合も多いと思いますが、まさにそれが釜首をもたげたといっていいと思います。
8回裏は中村選手四球、サンタナ、長岡選手が倒れた後に代打の山田哲人選手。
綺麗なセンターへの安打を打って、ダメオシの1点が入りました。
3点差でマクガフ投手が登板。
「マクガフではもう勝つだろう、昨日1回投げているし」と思い安心して見ていました。
予想通りの結果となりました。
3人を11球で打ち取って試合が終わり、ついに日本シリーズの切符を手に入れました。
日本シリーズに向けてのパリーグですが、ソフトバンクが意地を見せています。
さらなる意地でもつれると面白いのですが。。。
プロ野球 セリーグCSファイナル 試合結果 2022年10月14日
東京ヤクルトスワローズ 6-3 阪神タイガース | 神宮球場 |
プロ野球 セリーグ 順位表 2022年10月3日最終成績
順位 | チーム | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 143 | 80 | 59 | 4 | .576 | M0 | |
2 | 143 | 73 | 68 | 2 | .518 | 8.0 | |
3 | 143 | 68 | 71 | 4 | .489 | 4.0 | |
4 | 143 | 68 | 72 | 3 | .486 | 0.5 | |
5 | 143 | 66 | 74 | 3 | .471 | 2.0 | |
6 | 143 | 66 | 75 | 2 | .468 | 0.5 |
CS 制覇!
次は日本シリーズ!
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