10月13日 クライマックスファイナルシリーズえ2戦目 対 阪神タイガース
雨で条件が悪い中、先発のサイスニード投手の頑張りと、ここ一番で流れを変える村上選手の一発が光り、難しい展開を勝ち切りました。
ヤクルトとしては理想的な2連勝で王手。
一気に決めたいところです。
10/13 東京ヤクルトスワローズ 対 阪神タイガース 試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
阪神 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 3 | 11 | 1 |
ヤクルト | 0 | 0 | 2 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | X | 5 | 7 | 1 |
・阪神本塁打 無し
・ヤクルト本塁打 村上宗隆 1号 2ラン(3回) 長岡秀樹 1号 ソロ(4回) オスナ 2号 2ラン(5回)
バッテリー
☆サイスニード、H久保拓眞、石山泰稚、H清水昇、Sマクガフ – 中村悠平 | |
★藤浪晋太郎、西純矢、ケラー、加治屋蓮、島本浩也 – 梅野隆太郎 |
開始からの雨が時として強く、投手にとっては制球、変化球が難しい感じでした。
しかも途中で試合中断があり、コンディションの調整が難しかったに違いありません。
そんな意味ではサイスニード、藤浪両先発が頑張った試合でした。
先発サイスニード投手。
このところ完全に雨男です。
立ち上がりは雨が激しく、制球が定まらず変化球も使いにくいところでいきなり長打されてしまいます。
失点を喫しましたが最少失点で抑えきれました。
2回も満塁のピンチでしたが、ここを粘って以降徐々に調子を上げた感じで粘り強い投球でした。
持ち球を全て使って粘りを引き出した中村捕手のリードが大きく助けた感じです。
あまり調子のよくない所でも粘る投球を引き出すあたりに、昨年からの飛躍があると思います。
中断も挟んで悪条件で6回途中まで投げきったことは大きな貢献です。
救援陣で光ったのは、初経験の久保拓眞投手でした。
いい火消で相変わらずの好調さは大きな戦力となっています。
藤波晋太郎投手。
出来はサイスニード投手を上回ったのですが、村上選手に手痛い一発でした。
外角低めのストレート。
ボールに近い球でしたが、あそこまで飛ばせる村上選手が相手だったのが不運といえます。
ヒットでなくホームランに出来るのは村上選手だけかも知れません。
結果追う展開で代打で降板せざるを得なくなりました。
それにしても、またもや村神様が降臨し、ヤクルトを明るく照らして勝利に導きました。
今季はまだホームランを打てていない藤浪投手相手でしたが、6球目。
そこ、打つの?
軽くコ~ンと当てただけの様でしたが、打球はぐんぐん伸びてレフトスタンドに着弾しました。
「追い込まれていたので、コンパクトに打つことを心掛けて低めの球でしたがしっかりと押し込めました。逆転することができて良かったです」とコメント。
「ここぞに気持ちで打つ」を今季は幾度も見てきました。
チームのリーグ優勝に大きく貢献した56本の本塁打と三冠王にそれが凝縮されています。
優勝チームの4番になりたいと公言し、見事実践しました。
今度は日本一の為にチームを鼓舞し、牽引する姿を見せてくれました。
ヒーローインタビューでは、
ーあの場面、1点を追うシーンでした。2アウト1塁、どんな思いで打席には向かいましたか?
「その前の守備もすごく短く終わってくれて、すごくいい流れであの回攻撃できたんで、なんとか点が入るだろうと思って見ていたので、ここで打つしかないと、気持ちで打ちました」
ー打った瞬間、打球の行方をずっと見ていました。あの時の心境はいかがでしたか?
「いったなーっていう感じです」
今回はいつもの確信歩きではありませんでした。
打球を見つめながら横にステップし、スタンドインを確認すると、一塁ベンチにバットを投げて喜びを爆発させたように見えました。
CSー日本シリーズと続くと思いますが、今後もよろしくと拝みたくなりますね。
阪神2番手の西純矢投手。
救援経験のなさが出たか、前回の横浜戦の内容とは大きく異なることとなりました。
雨もあったかも知れませんが、制球特に変化球(外角)が決まらず苦しい投球になりました。
ストレートの威力も前回ほどではなかったこともあって2発を喰らってしまいました。
結果的には痛い失点となりました。
これでシリーズでの今後の使い方が難しくなりました。
長岡秀樹選手。
CS1号となるソロホームランを打ちました。
逆転の後追加点となる事と、ヤクルトとしては決して相性の良くない西投手からの一発は効いたと感じました。
2回表のエラー(島田選手のショートゴロをファンブルして満塁にしてしまった)を帳消しにするには十分でした。
「打ったのはストレート。守備で迷惑を掛けてしまったので取り返したい気持ちでした。2ボールだったのでストレート一本に絞って思い切って打ちました。」とコメントしています。
このシリーズは良い当たりを連発で調子は良さそうです。
オスナ選手。
ほぼ絶好調です。
相手配球のミス(前日と同じで外から内角へ)ではありますが、しっかり打ち返して大きな追加点でした。
阪神に終盤詰め寄られましたが、この2点がヤクルトを救ってくれました。
「打ったのはストレート。追加点のチャンスだったので、甘くきた球を積極的に仕掛けようと思い、打席に入りました。完璧に打つことができました」とコメント。
村上選手との勝負を避けさせない効果も大きく、シリーズのMVP候補です。
前日の補殺もありますが、山崎晃太朗選手の守備は光っています。
2番で繋ぎもしっかりとして存在感を出せて、やはりここの役割は山崎選手と思います。
この試合でも、3回には進塁打で得点に絡みましたし、6,8回とも犠打を成功させました。
シーズン中高津監督は2番を色々試しましたが、最終的に先発起用は山崎選手でした。
個人的には大いに賛成で、投手の左右にかかわらず2番に置いてほしい人材だと思います。
さて次はヤクルト高橋奎二投手、阪神は中5日の青柳晃洋投手です。
VS
青柳投手ではあまり点は取れないでしょうが、球数を投げさせ早めにお引き取り願う感じでしょうか。
一カ月ぶりの高橋投手の出来次第と思います。
気負わず焦らず本来の力で頑張って欲しいと思います。
2022年村上選手 全ホームラン軌跡を特集
村上宗隆選手 ホームラン記録 2022 CS1号(CS通算1号)も加筆更新中です(こちら)
プロ野球 セリーグCSファイナル 試合結果 2022年10月13日
東京ヤクルトスワローズ 5-3 阪神タイガース | 神宮球場 |
プロ野球 セリーグ 順位表 2022年10月3日最終成績
順位 | チーム | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 143 | 80 | 59 | 4 | .576 | M0 | |
2 | 143 | 73 | 68 | 2 | .518 | 8.0 | |
3 | 143 | 68 | 71 | 4 | .489 | 4.0 | |
4 | 143 | 68 | 72 | 3 | .486 | 0.5 | |
5 | 143 | 66 | 74 | 3 | .471 | 2.0 | |
6 | 143 | 66 | 75 | 2 | .468 | 0.5 |
セリーグ優勝!
次はCS 制覇へあと1勝!!!!!
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