山田一人でファンのメンタルをケアしてくれた試合　高橋・古賀バッテリーの配球誤算で大敗

プロ野球・試合結果

2022.05.192022.05.31

5/18　ヤクルトスワローズ対阪神タイガース　試合結果

	１	２	３	４	５	６	７	８	９	R	H	E
阪神	1	2	3	0	0	1	0	1	0	8	8	0
ヤクルト	0	0	0	0	0	1	0	0	0	1	6	2

バッテリー

	★高橋奎二、コール、木澤尚文、田口麗斗、石山泰稚 – 古賀優大、内山壮真
	☆西純矢 – 坂本誠志郎

5月18日対阪神タイガース

先発の出来が全てでした｡

昨日の良い逆転勝ちの流れを維持できませんでした。

先発高橋奎二投手。

課題の立ち上がり何時も苦労するところで少し変えた感じで、ストレートオンリーの入りでした。

これも一つのやり方かも知れませんが、あまりに一辺倒は読まれた感じもします。

少しは変化球も交えたほうが、その日の投球内容の使える球を見極める意味でもいいと思いますが。。。

2回からは変化球も入れ始めましたが、急に変化球を多く入れたためストレートに影響が出たのでは？

明らかに投手ということで無警戒に行って、ストレートを野手並みのバッテイングの西投手にドンピシャでした。

投手に回って乗り切れるという安心感があったのではと推測します。

西投手は「狙っていたボールがきたので、思いきり振り抜きました。打った自分が一番びっくりしています。ピッチングに集中して、この後もがんばっていきます」とコメント。

投手にさえ狙われていたということになります。

力で抑えに行こうとした意識が過剰だった感じもします。

少し昔の高橋投手が顔を出したように見えました。

その意味では反省材料が多い試合でした。

3回は、あまり使っていなかった変化球(チェンジアップ)のツケが来た感じで、初球甘く入ってホームラン。

常套手段としては、使い始めのチェンジアップなどの変化球は、下位打線で試して当日の出来具合を確認してから、上位打線に用いるかと思います。

一発のあるバッターの初球に使っていない球種は考えものです。

流石大山選手、逃しませんでした。

結局、入りを工夫しましたが完全に裏目になりました。

古賀優大捕手のリードも疑問がいっぱいでした。

高橋・古賀バッテリーの配球誤算で大敗したと言える結果となってしまいました。

3回まででバッテリーそっくり入れ替えは当然ともいえます。

当面は立ち上がりの投球がますます大きな課題となった試合でした。

阪神西純矢投手。

序盤の大量点差をうまく使った投球でした。

ストライク先行で攻め、雑にはならず丁寧な攻めで、カーブを有効に使っての完投でした。

終盤は結構捉えられてはいましたがツキもあった感じです。

点差からは細かな攻めはありませんので、それも幸いしたと思います。

打線は山田哲人選手が一人でファンのメンタルをケアする働きをしました。

安打、ツーベース、本塁打と続き、あわやサイクルヒット達成かと思いましたが、さすがにそううまくはいきませんでした。

正直この試合は山田選手の活躍くらいしか目玉はありませんでした。

8号ソロを放った打席を振り返って「打ったのはストレート。諦めず、1点ずつという気持ちで打席に入りました。良い角度であがってくれました」コメントしていますが、キャプテンの意地と気合が乗った打球だったと思います。

広島で調子がようやく上がったかの村上宗隆選手。

なぜか神宮に戻ったとたんミスショットが多く、全く調子が良いのか悪いのか良くわからない感じです。

彼が打たないと神宮では勝てないことははっきりしています。

メンタルが追い詰められているのかもしれません。

神宮で1割台の打率は結構堪えているのではと思います。

気持ちを切り替え、平常心で挑んで欲しいと願います。

高津監督はこの日も打線をいじりましたが、前の試合の状態をなぜ維持しなかったのか疑問です。

良い勝ち方のあとにいじるのはどうかなと。。。

打順5番に長岡を入れるなどの変更に、

「今日は中村もいなかったので。ちょっと悩んだんですけど。ちょっとやりたいこともあって長岡を5番にしたんですけど。そんな簡単に打てないですね」

とコメントしています。

シーズン全体を見ての模索とは思いますが、監督業も大変です。

今夜は小川泰弘投手と阪神ガンケル投手との予告がなされています。

今日は多分勝ちを意識して中村捕手で来るのではと思いますが、小川投手前回良かっただけに今回はどうなのか。。。

振り子のように変わるので心配です。

打線はガンケル投手にはあまり相性が良くないので、これも心配。

払拭するような活躍を期待します。

プロ野球セリーグ試合結果　2022年5月18日

東京ヤクルトスワローズ　　1-8　　阪神タイガース	神宮球場
中日ドラゴンズ　　　　　　6-7　　横浜DeNAベイスターズ	バンテリンドーム
東京読売ジャイアンツ　 4-2 　広島東洋カープ	東京ドーム