3月14日 オープン戦 対中日
ヤクルト試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
中日 | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 10 | 0 |
ヤクルト | 0 | 3 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 5 | 9 | 2 |
奥川恭伸、宮台康平、田口麗斗、金久保優斗、星知弥 – 中村悠平、嶋基宏 | |
柳裕也、福敬登、木下雄介 – 木下拓哉、加藤匠馬 |
雨上がりの強風下で寒く、ちょっと難しい条件での試合となりました。
成果も見られましたが、心配もある内容となりました。
先発、奥川恭伸投手。
残念ながらまだまだと言った内容で現状での問題(弱点)を露呈した感じです。
総じて球が高く、上体が突っ込み重心が残らずストレートがシュート回転していきます。
結果、真中へ集まり此れを逃さず打たれることを繰り返しました。
変化球(スライダー、フォーク)は良い切れを見せる事もありましたが、全体としては制球が甘く、際どい所も簡単に見切られたように見えました。
球の軌道が見極めやすいのか、ストレートに行く組み立てで狙いやすくなっていました。
重心移動がスムーズでないため、シュート回転と共に球速も球威も出ない(玉の伸びに欠ける)こととなっています。
投手の生命線はまずはストレートここの修正が第一課題と感じます。
この状況を更に苦しくしたのが中村悠平捕手のリード。
確かにシュート回転では怖くて内角は突きにくいかも知れませんが、全く使わなければ只でさえ読みやすい配球がほぼミエミエに。
オープン戦。未だ未完成の投手に逃げの配球では登板の意味が薄れます。
もっとチャレンジさせることも必要と感じます。
結果だけにこだわっていては将来のエース候補を潰しかねません。
小さく成ってしまいます。
配球の違和感は田口投手にも現れ、何か怪訝そうで今一しっくり来ていない感じでした。
投手の置かれてる位置(立場)、登板の目的をもっと深く考えた配球・リードが望まれます。
二死満塁のピンチで登板の宮台康平投手。
左のワンポイントの試か初めての登板でしたが、果敢に攻めて結果を出しました。
結果を恐れずに積極的に行ったところは、結果以上に良いと感じます。
ここを抑え切れなければ流れが完全に中日に行くところを、良くぞ止めてくれました。
貴重な左、底上げに期待です。
田口麗斗投手。
キャンプでの出遅れが影響かまだ体の切れが本来とは行かない感じで、全体として今一段調子が出ていない内容でした。
開幕までに何処まで上げれるか次回の登板が注目です。
打線は、ベテラン(青木、坂口、内川選手)がそろそろ実戦モードになってきた感じです。
さすがにシッカリ合わせてきています。
ブレイクしそうな濱田太貴選手。
振り切るバッテイングで結果を出しています。
走塁ミスもありましたが、今季はとことん試合で使って経験を積ませてほしい感じです。
一昨年の村上選手の再来と成ってほしいですし、将来の中軸になってほしいです。
心配は、山田哲人選手の下半身です。
タイムリー2ベースで代走と足の状態が心配されます。
ここがフル回転出来ないと大誤算となりますので、開幕が迫ってきただけに気になりるところです。
川端慎吾選手。
やはりかなり全盛期のバットスイングに近付いている感じです。
本来のバッテイングに戻れば大きな戦力、厚みが増します。
やはりあの打撃は見たい。
試合後出陣式も行われ、ヤクルトジュニアの優勝報告、パッションの新メンバーによるダンス、監督の話や選手5名によるトークショーが行われました。
寒そうで、気の毒に思いましたが、勝った後なので気分は良かったのではと思いました。
今後いよいよ公式戦に向かってオーダーを組み立て、公式戦さながらのオープン戦になります。
プロ野球ファンにとっては楽しい季節の始まりです。
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