契約更新の第2陣。
中村悠平選手、小澤怜史投手、元山飛優選手、山下輝投手、吉田大喜投手の5名が、来季も球団と契約を結びました。
中村悠平選手
推定年俸は現状維持の1億7,000万円です。
今季から27番を背負って活躍しました。
ゴールデングラブ賞も受賞し、優勝に貢献してくれました。
以下コメントです。
「今シーズンは開幕戦から出遅れましたが、復帰後は貢献できたと思いますし、チームや投手陣を引っ張って、勝ちに結び付けることはできたのかなと思っています。
昨年のリーグ優勝、日本一を台無しにしてはいけないと思って臨んだシーズンだったので、そういった中で勝負所でしっかりと勝ち切って、リーグ連覇できたことは、チームとしても自分の野球人生としても成長できたと思います。
来シーズンはリーグ3連覇、日本一奪還へのチャレンジというところで、一年間しっかりと試合に出続けて、チームに貢献して、良いシーズンだったと思えるように頑張っていきたいと思います」
さすが、コメントもしっかりしています。
コロナの影響や内山捕手の育成などで、試合数が86と少なかったのですが、要所をしっかり締めてくれました。
何でも、松山での自主トレは捕手を集めて「中村塾」を結成するとか。
リーグやチームの垣根を越えて捕手同士の情報交換をする目的の様です。
目下古賀優大選手、内山壮真選手、日本ハム・伏見選手、阪神・坂本選手、ロッテ・松川選手らが参加を志願している模様。
若手にとっては中村選手から捕手の極意を学べる良いチャンスですね。
かつて古田敦也臨時コーチから学んだことで開眼したように、その流れを伝授していくことは野球界にとっても大きいと感じます。
本人は「若手から勉強させてもらうこともある。若い選手の活躍は必ず刺激になる」と低姿勢のコメントですが、27番を背負っての自主トレ塾長。
ファンにとっても大変興味深いところです。
小澤怜史投手
推定年俸は500万増の1,100万円。
シーズン途中育成から支配下へ。
育成時400万、支配下600万から一気に1,100万となりました。
元々はソフトバンクドラ2ですから力のある選手だと思います。
ヤクルトに来てからサイドスローに変更し、先発を経験しました。
初勝利はコロナで大量離脱中、松元ユウイチ監督代行時に挙げました。
松元ユウイチ監督代行にとっては連敗中の救世主となったのが大きく印象に残っています。
契約更改時のコメントは以下です。
「一番は支配下になれたことが大きかったです。
そこからチャンスをいただく中で、自分なりにある程度ものにできたのでそこは良かったと思います。
ただ、先発をやってみて体力面だったり、二回り目だったり、打たれる場面も多かったと思うので、オフシーズンでは投げ続ける体力作りを中心にトレーニングをして、改善していけるようにやっていきたいと思います。
自分の武器はサイドスローなので、長所をもっと出して人と違うところを見せていけたらと思います。
来シーズンは開幕ローテーションに入って、一年間一軍にいれるように頑張りたいです」
来シーズンも期待しています。
元山飛優選手
推定年俸は200万減の1,300万円。
今季は長岡選手の台頭ですっかり二軍暮らしだった元山選手。
自身も相当反省している様です。
「去年、怪我をしてオフシーズンに充実したトレーニングができず、なんとなくいけるだろうという気持ちで(シーズンに)入ってしまいました。
前半戦良くない状態が続いて、自分が今まで小手先とか軽い感覚でプレーしていたのを思い知らされて、後半戦もなかなか調子を上げきれずオフシーズンがどれだけ大事かというのを改めて実感した一年だったと思います。
来年は、まず一軍に入ってコツコツ守備からアピールしていくことが大事ですし、一年間一軍にいることがすごく大事だなと思っています。
今年一年は悔しいシーズンだったので、来年は自分の全ての引き出しや感覚を思い切り使って、一軍の試合で貢献したいですし、レギュラーに少しでも近づける一年にしたいです」
まずは気持ちをしっかりと持って泥臭く頑張り、結果に結びつけて欲しいですね。
山下輝投手
推定年俸は現状維持の1,400万円。
ルーキーイヤーは疲労骨折でリハビリからのスタートでした。
しかし終盤までには間に合い、一軍登板、初勝利も経験しました。
髙津監督と初勝利恒例の記念撮影です、
「今年一年はリーグ優勝に何一つ貢献できていないので、来年3連覇にしっかり貢献できるように頑張りたいなと思います。
今シーズン何とかプロ初勝利を挙げたいと思っていたので、1勝できたことは良かったです。
日本シリーズで投げることもなかなか経験できることではないので、来年以降にしっかりと繋げていけたらと思います。
来シーズンは一年間投げ切ることを一番大事にしたいと思ってるので、たくさん投げて抑えていきたいと思います」
日本シリーズでも力投してくれました。
一つ一つが糧になると思います。
来季こそフルシーズン出場できるよう、しっかり体力づくりをして挑んで欲しいですね。
吉田大喜投手
推定年俸は500万増の1,100万円。
今季は2試合のみの一軍登板でした。
一軍では成績を残せずでしたが、二軍では5勝の防御率2.42ですから、100万減で済んだとも言えます。
「今シーズンは少ないチャンスをものにできず、不甲斐ないピッチングが多かったと思うので悔しいシーズンでした。
(プロ)一年目が一番投げる機会が多くて、年々減ってきているので、もう一回一軍で一年間しっかり投げられるように頑張っていきたいです。
自分の長所はゲームメイクだと思っているので、そこを出して戦っていきたいと思います。来シーズンは、一軍ローテで一年間戦い抜く事を目標に頑張っていきたいと思います」
何と5月に結婚、来3月にはパパになることも発表されました。
自分の吉田大喜投手の印象は、崩れ始めるとあきらめの表情が見て取れ、踏ん張りがきかない感じでした。
「子どもに食べさせなきゃ」と思えば、土俵際でも自ずから踏ん張る力が出ると期待。
そういえば秋季キャンプでは高津監督からシンカーを教わっていたようです。
武器になると良いですね。
来季は覚醒成るか、期待です。
ヤクルト 11/22までの契約情報
出典日刊スポーツ
選手名 | 年俸 | 前年比 | 試合 | 勝数 | 敗数 | セーブ | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
山 下 | 1400 | - | 2 | 1 | 1 | 0 | 1.46 |
柴 田 | 1100 | ▼100 | 1 | 0 | 0 | 0 | 9.00 |
吉田喜 | 1100 | ▼100 | 2 | 0 | 1 | 0 | 3.00 |
小 沢 | 1100 | △500 | 10 | 2 | 1 | 0 | 4.11 |
山 本 | 950 | ▼50 | 5 | 0 | 0 | 0 | 7.94 |
長谷川 | 800 | ▼50 | ★14 | 1 | 0 | 1 | 3.86 |
山 野 | 750 | ▼200 | ★6 | 1 | 1 | 0 | 7.11 |
竹 山 | 550 | △50 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0.00 |
丸山翔 | 300 | △20 | ★20 | 5 | 5 | 0 | 5.03 |
下 | 300 | △20 | ★16 | 4 | 4 | 0 | 3.42 |
選手名 | 年俸 | 前年比 | 試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
中 村 | 17000 | - | 86 | .263 | 5 | 28 | 0 |
元 山 | 1300 | ▼200 | 13 | .148 | 1 | 2 | 0 |
松本直 | 1000 | △100 | 10 | .200 | 2 | 5 | 0 |
並 木 | 900 | △50 | 14 | .182 | 0 | 0 | 2 |
武 岡 | 700 | △100 | 7 | .412 | 0 | 3 | 0 |
赤 羽 | 600 | △100 | 10 | .100 | 0 | 0 | 0 |
小 森 | 520 | △20 | ★22 | .200 | 0 | 1 | 1 |
岩 田 | 300 | △20 | ★81 | .275 | 0 | 22 | 15 |
※金額は推定=万円、前年比△はアップ、▼はダウン。試合欄★はファームでの成績
ここまで18人が契約終了です。
次は誰でしょうか。。。興味津々。
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