アジアチャンピオンシップ2023 。
選手がそれぞれ自分の仕事を果たし、良い結果を生みました。
めでたく優勝で終わり、今後は戦力整備が本格化します。
決勝。
延長までもつれ込みました。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | R | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
韓国 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 9 | 0 |
日本 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2X | 4 | 8 | 1 |
延長タイブレイクでしたから、どちらに転んでもの感じでした。
予選1位通過で後攻となったことが、幸いしたともいえます。
やはりあと攻めの方が若干有利なのがタイブレイクです。
サッカーのPK戦的で、運が作用する部分もありますね。
ともに投手陣が踏ん張って僅差の試合でしたが、時期的にやはり投手が優ります。
そのため試合は僅差の展開となり易い感じです(力の差が大きくなければですが)。
この試合、JAPANの投手で光ったのが2番手の根本悠楓(日本ハム)投手でした。
今井投手が4回と早めに降板となり、予定より長い3イニングを投げることになりましたが、しっかり締め切った内容でした。
3イニング踏ん張ってくれましたので、以降は予定したコースに戻せた感じです。
ヤクルト勢では9回の田口投手から10回吉村投手。
延長を吉村投手に任せたのは、少し意外でした。
田口麗斗投手は、まあ本調子ではありませんでしたが、無難に投げ切った感じです。
打者3人を内外野のフライで打ち取りました。
ライトの万波選手が、難しそうな当たり2本をいい感じにさばいてくれ、いい動きでした。
難しいタイブレークに登板の吉村貢司郎投手。
バントを防ぎ、併殺もしての最高の展開でした。
しかし3人目、追い込みながら肝心なところで甘く入る失投で失点です。
タイブレークなので、併殺を獲っても走者は三塁に進んでいましたから。
タイブレークでの失投は致命的になりますので、今後のいい勉強と思います。
ただ1失点と想定内に押さえましたので、何とか役割は果たした感じです。
その裏のサヨナラで、なんと勝利投手になりました。
ヤクルトからは2人でしたが、それなりに貢献出来たと感じます。
打線。
5回に牧秀悟選手がホームランを打って、1点返しました。
3回の失点が自身のファンブルによるものだったので、そうとう責任を感じていたようです。
お立ち台では、
「ビハインドを作った原因は自分でした。みなさん、すみませんでした。同級生の今井君、ナイスピッチングです。すみません」
と楽しくコメントしていましたが、内心は勝ってホッとしたのではと思います。
6回、万波中正選手が二塁打でチャンスメイク。
門脇選手バント成功で進塁出来ました。
中々良いところを見せられない佐藤輝明選手でしたが、犠牲フライで貢献出来ました。
この日は打順が8番に落ちていたので、もどかしく思っていたのではと思いますが、とにかく同点としましたので、胸を張れると思います。
試合は延長にもつれ込みタイブレークとなりました。
走者は2塁が藤原選手、1塁小園選手と、いずれも足が達者な選手なので、希望が持てます。
行き成り森下選手に代打が出ました。
ピンチバンターとして抜擢されたのは古賀悠斗選手です。
見事1球目で送りバントを決め、流れを引き寄せました。
牧選手が申告敬遠で満塁となります。
1死満塁で坂倉将吾選手が値千金の犠牲フライです。
これで同点とし、まだランナーは1,3塁に残っています。
この日3安打の猛打賞の万波選手は、当然申告敬遠で、またしても満塁。
さて門脇誠選手・・・こまったなぁ
初日のチャイニーズ・タイペイ線で猛打賞を打って以来、打撃が良くありません。
この試合も4打席無安打(犠打成功あり)で、こりゃ11回まで行きそうだなぁ・・・
と思った瞬間、2球目の133Kmスプリットはレフトに打ち返されていました。
サヨナラです。
恐れ入りました。
と言うわけで、最後は門脇選手が決めましたが、犠飛でとりあえず同点とした坂倉選手、みえみえの状況で痺れるバントを1球で決めた古賀選手が勝ちを導いたと感じています。
MVPは門脇選手でしたが、万波選手でもの感じもしました。
万波選手は攻守に渡っての大きな活躍をしましたから。
本来ならばオフです。
自身の為を考えると出場は・・・となるところを、あえて出場した選手全員に「ご苦労様でした」と一言伝えたい(心で)と思います。
特に3月のWBCから出場していた牧選手、疲れたでしょうに頑張ってくれました。
何か得るものがあったならば幸いです。
ちなみに吉村投手がリリーフで出ましたが、1人目149Km、二人目153Km、152Kmと、パワーピッチャーの片鱗を見せてくれました。
ちょっとした嬉しい驚きでした。
ヤクルトから出場の田口、吉村選手。
優勝に貢献し有終の美を飾ってシーズンを終えました。
おめでとうございます。
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