先週の点取り合戦から一転しての投手戦でした。
投手戦の場合は、拮抗した展開となります。
こういう試合は大方一発で決まるのですが、正しくその通りでした。
大山、佐藤が決めるのか、山田、村上、サンタナ、オスナが打ち込むのか。。。
結果はサンタナ。
ブラボーです!
5/9 東京ヤクルトスワローズ 対 阪神タイガース 試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 5 | 0 |
阪神 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 |
・ヤクルト本塁打 サンタナ 5号 ソロ(7回)
・阪神本塁打 無し
勝吉村貢司郎、H石山泰稚、H清水昇、S田口麗斗 – 古賀 優大 | |
負村上頌樹、岩貞祐太、K.ケラー – 坂本誠志郎 |
阪神村上頌樹投手。
これまでに比べると少し制球が悪かった感じで、立ち上がりは少し苦労していました。
好守もあって徐々に落ち着いた感じでした。
少し悪いといっても制球力はかなり高いので、失投と言える球はサンタナ選手への一球のみ。
これを逃さなかった好調サンタナ選手でした。
まあホームランバッターへの失投の怖さでしょうか。
実際この一本で負けでしたが、正直打ち崩した感じは全くありません。
しっかり抑え込まれた訳で、不運な負けといったところです。
この先も攻略に苦労しそうです。
先発吉村貢司郎投手。
まだルーキーで6回無失点のQS。
先週の先発陣崩壊に比べると賞賛ものです。
しかも中6日ローテーションをしっかり守って6登板目。
6登板は他には小川投手だけですので、これも心強いところ。
先発陣に良い刺激となりそうです。
あえて苦言を言うならば、6回3連続四球で2アウトからの自滅的なピンチ。
これまでも6回あたりで突然制球を乱すことがあり、魔のイニングでした。
この試合でも同じような展開を作ってしまいました。
試合後高津監督は、
「スライドとかもあって、雨とかもあって、いろいろなことを気にしてはいたんですけど、なんかよくわからないフォアボール(六回2死からの3四球)以外は完璧だったのかなと。スピードもよく出ていましたし、マウンドでの立ち居振る舞いというか、少し落ち着いてきたかなというふうには見えました。古賀とね、いろいろ考えながら頑張っているのかなという風には見えました」
吉村投手。
スタミナ面なのか、握力などの面なのか、とにかく球数が行くと問題を含んでいるようです。
当然投球数が嵩めば徐々に影響は出ます。
球数を要する投球内容を考える必要があります。
必要以上に警戒して際どく行きすぎたり、無駄な配球で増えるなどなど色々あると思います。
球数を意識した投球が課題と言えます。
この辺りは古賀選手の課題でもあります。
従来から球数への意識が足りないのではないかと感じています。
自身が一塁へ牽制する目的でに大きく外させ、結果牽制失敗で3ボール、その後4ボールということがありました。
そうなりますと、打者をもう一人立たせることになり、投手の負担が増えます。
作戦ですから何とも言えませんし、ベンチの指示とも考えられます。
確かに成功すれば投手は助かるのですが、失敗時のリスクは計り知れません。
今回、久々の先発で頑張った古賀優大選手。
髙津監督も評価してくれたようで、やはり捕手力はまだまだ内山捕手よりは上と思います。
しかし、あえて言うならば球数を抑え、吉村投手を1イニングでも多く投げさせるよう配慮すると、更に良いのではと思います。
勿論全て3球でなんて言うことを言うのではありません。
際どいところを攻める必要もあり、時には無駄と思われる球も必要でしょう。
この2試合で吉村投手を勝ちに導いていますから、今後も吉村投手の登板にお呼びがかかると予想されます。
成れば尚のこと、まだルーキーで体力面が万全でない吉村投手を疲労させないリードが必要と思います。
元々制球力は高い吉村投手。
球数を要する投球内容を徐々にでも克服できれば、また体力や握力がついてくれば、7、8回が見えてきます。
救援陣を考えても勝てる可能性が高くなり、ヤクルトの大きな戦力として君臨できるでしょう。
大きく期待します。
継投陣。
少し出番のなかった石山、清水、田口投手でシャットアウトリレー。
中でも8回のきついところの清水昇投手の安定感が光ります。
田口麗斗投手は9セーブ目。
虎の子の1点を虎から獲り、絶対渡せない究極の場面での被安打。
こりゃアカン!と思いましたが、さすが鋼のメンタルでした。
三塁まで走者を進められてもギヤがトップに入った田口投手。
無失点で勝利を確定させました。
守備面から一つ。
少し休養を入れながらの塩見泰隆選手ですが、やはりセンターに入ると守備面は安定します。
この試合でも、センター越えかと思う打球をランニングキャッチしてアウトにしました。
打球方向を見る目や聞く耳、判断力や走力が研ぎ澄まされていなければできない、ファインプレーでした。
守備の安定感が増した長岡選手とのセンターラインはやはり一味違います。
塩見選手を欠いていた今まで、よく皆踏ん張ったものです。
打撃面では、この日はサンタナ選手に尽きます。
ヒリヒリした投手戦。
この記事の冒頭で述べたように、拮抗した展開では大方一発のホームランで決まることが多いのですが、正しくその通りでした。
大山、佐藤が決めるのか、山田、村上、サンタナ、オスナが打ち込むのかと思いましたが、結果はサンタナ選手でした。
「(先発の)吉村が粘り強く投げていて、なかなか援護できていなかったので何とか点を取ってあげたかった。村上投手もすごくコントロールが良いが、失投を一発で仕留めることができた」
とコメントしています。
サンタナ選手の活躍でかすんでいますが、村上宗隆選手も安打と四球で、やっと打率1割台から脱却です。
長いトンネルでした。
シーズンまだまだ間に合います。
自分らしく伸び伸びと頑張って欲しいものです。
次はヤクルト先発が石川雅規投手、阪神が西勇輝投手と発表されています。
VS
石川投手、まずは一つ勝ちたいところです。
ヤクルトは西投手はあまり得意ではないと思いますが、今季の西投手は例年より少し荒れている感があり、打ち崩せるかもしれません。
打撃陣、よろしくお願いします。
プロ野球 セリーグ 試合結果 2023年5月9日
阪神タイガース 0-1 東京ヤクルトスワローズ | 甲子園球場 |
横浜DeNAベイスターズ 2-9 東京読売ジャイアンツ | 新潟 |
中日ドラゴンズ 0-1 広島東洋カープ | 岐阜 |
プロ野球 セリーグ 順位表 2023年5月9日 試合終了時点
順位 | チーム | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 29 | 19 | 10 | 0 | .655 | 0.0 | |
2 | 29 | 16 | 12 | 1 | .571 | 2.5 | |
3 | 29 | 14 | 15 | 0 | .483 | 2.5 | |
4 | 31 | 14 | 16 | 1 | .467 | 0.5 | |
5 | 32 | 14 | 18 | 0 | .438 | 1.0 | |
6 | 30 | 12 | 18 | 0 | .400 | 1.0 |
コメント