現役ドラフトで濱田選手移籍
12月9日。
オフのチーム編成が進む中、編成の一つの山である「現役ドラフト」が行われました。
過去大きく飛躍で成功もあれば、逆に新天地ですぐに結果が出せずに大きな岐路に立たされる選手もいます。
正しく移籍選手にとっては正念場になるとも言えます。
まさに天国と地獄と・・・まぁ戦力外とは全く違いますので地獄との表現は違うかもしれませんが。
ヤクルト、対象選手として噂には上っていましたが濱田太貴選手が阪神に移籍となりました。

右の長距離バッター候補ですから、ヤクルトとしては思い切った決断をしたと感じます。
ここ数年期待をされ、そこそこの出場機会は与えられたとは思います。
が、なかなか調子を維持できず安定感に欠け、スランプから脱しきれない事の繰り返しでした。
コンパクトに打つときは非凡な感じがありましたが、大振りに行きがちでいい状態を維持できませでした。

濱田先制4号ソロ出典ヤクルト公式サイト2025/10/04
環境を変えることで転機となればの意味合いを感じます。
このまま同じことを繰り返すよりも、飛躍を期待して送り出した感じです。
阪神、外野はレフトが埋まらず補強のポイントでした。
現役ドラフトの補強としては、しっかり嵌った感じです。
とは言え競争が激しい唯一の外野の空き、濱田選手にとっては正に正念場の来季です。
さてヤクルト。
広島から大道温貴投手。

補強ポイントは投手ですから、狙い通りと感じます。
昨年はこれまであまり成功したとは言えない現役ドラフトで矢崎拓也投手を獲得。

漸く結果が出せたところで、同じ広島の投手を獲得しました。
二匹目のドジョウ?を狙ったことになりました。
大道投手はこのところ登板機会が減少していますが、こちらも環境を変えて勝負といったところです。
ブルペン候補でスタートでしょうか?
Xの投稿で、広島ファンの方が「肩作るの爆速です。火消しできます」と書いてありましたが、これも一つの能力です。
先発が突然崩れた時(ヤクルトあるある)、爆速で肩を作って火消してくれるなら、こんなに心強いことはありません。
心機一転での活躍を期待します。
こうなるとあとは海外の先発候補探しが急がれます・・・
契約更改
昨日は高橋奎二、岩田幸宏、古賀優大の3選手の契約更改がありました。
高橋奎二投手

1200万円減の年俸4600万円でした。
今季は怪我で離脱が多く、8試合の登板で3勝2敗、防御率2.36。
シーズンを振り返り「けがばかりで何もできない一年だった。悔しかった」とコメントしています。
ただ、しっかり出た時はそれなりに良かったように思います。

高橋8回被安打3奪三振9無失点の快投出典ヤクルト公式サイト2025/04/08
左の先発は山野投手と2名だけなので、高橋投手の好不調は響きます。
来季こそ怪我離脱なくローテを守って走り続けて欲しいものです。
岩田幸宏選手

年俸は何と1700万円アップの2700万円となりました。

4回岩田チャンスメイクの三塁打のち内山のタイムリーで生還出典ヤクルト公式サイト2025/09/15
今季は126試合出場の打率.262、14盗塁の成績。
「監督、コーチをはじめ、首脳陣の方が我慢強く使ってくれたおかげ」とコメントしています。
実際ポカが有ったりバント失敗があったりで、一見懲罰交代も見られましたが、それでも髙津監督は我慢強く使ったように思います。
来季は打率3割とゴールデングラブ賞を目指すそうで・・・
「打率3割は今年も(セ・リーグで)2人しかいないですし、難しいですけど、難しいからこそ掲げたい。ゴールデングラブに関しては、僕は打つ方よりも守る方を重要視している。センターは好きなポジションで誰にも渡したくない。1年間、守り続けてゴールデングラブ賞を取りたい」とコメント。
とにかく塁に出てさえくれればの選手。
今季は打席での粘りもあり、打力が向上したように感じました。
来季も頑張ってほしいと思います。
古賀優大選手

1650万円増の年俸3000万円となったようです。
今季は9年目。
怪我で1年を棒に振っての1軍復帰でした。
自己最多の87試合に出場し、打率.280、2本塁打、16打点を挙げました。
守備でリーグトップの盗塁阻止率.500をマークしたのは素晴らしい実績と思います。
「今年けがから復帰して、1年間戦う野球の楽しさ、1年間試合に出続ける大変さを改めて感じたシーズンだった」とコメント。
過去全く打てなかった記憶の古賀選手が、何と打てる捕手に変身の今季。

古賀攻守で活躍出典ヤクルト公式サイト2025/09/06
ただ、得点圏打率がね。
来季はそこかと・・・頑張れ!




コメント