8/8 ヤクルト 対 阪神タイガース カード初戦
土俵際ウッチャリ勝ちでした。
正直あまり勝ち目が無いと思っていましたが、予想通りでほぼ完封負けの展開です。
まあ相手が阪神では善戦かな、頑張ったと納得させ・・・
しかし、やはり最後まで分からないものです。
少し完封意識で100球も超えてかの9回。
先頭が好調内山選手でしっかり捉え切っての2ベースで俄然様相が変わりました。
内野ゴロ野選で同点・・・ほんとにわからないものです。
送球が反れたわけですが、ランナーがこの日先発を外れていた岩田選手でしたから、足が活きて僅かに早く滑り込んで追いタッチでセーフ。
思い切って内山選手の代走に岩田選手を起用したことが生きた感じです。
このあたりからヤクルトの打つ手が決まり、逆に阪神は上手くいかなくなったように思います。
いわゆる流れがヤクルトに・・・です。
結果阪神は好機にあと一本が出ず、継投もはまらずとなってしまいました。
逆にヤクルトは太田選手の死球やこの試合全くの赤羽選手が内野安打で繋ぎ、増田選手の代打タイムリーと上手く嵌っていきました。
阪神としては嫌な負け方になってしまいましたから、次は絶対取りに来ます。
大事なところの集中力は凄いので、次は心してやらないと思い切り叩かれそうです。
では試合を振り返り、所感を書き留めたいと思います。
8/8 阪神 対 ヤクルト スコア
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | R | H | E | |
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 3 | 10 | 0 |
阪神 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 9 | 0 |
・ヤクルト本塁打 なし
・阪神本塁打 佐藤輝明 30号 ソロ(4回)
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高梨裕稔、小澤怜史、H荘司宏太、H大西広樹、勝矢崎拓也、S星知弥 – 古賀優大 |
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伊藤将司、Hハートウィグ、H石井大智、H及川雅貴、負湯浅京己、桐敷拓馬 – 坂本誠志郎 |

延長12回増田決勝2点タイムリー出典ヤクルト公式サイト2025/08/08
投手陣
先発高梨裕稔投手。
7回1失点 HQSでした。
カウントを悪くしてストライクを取りにいった感じの失投での一発が唯一悔やまれる快投でした。

先発高梨7回1失点7奪三振の好投出典ヤクルト公式サイト2025/08/08
終盤でもストレートの威力があり、制球はらしく程よく荒れてでしたが安定していました。
これまで後半は威力が落ちて、甘くも多くなって、捕まることが多かったのですが、この試合は違いました。
ストレートの威力がかなり戻った感じで安定感が出てきました。
快投しましたが勝ちは付きませんでした。
しかし実質の勝ち投手といえると思います。
この調子を維持できればかなり計算できる内容です。
次に期待です。
以降小澤怜史ー荘司宏太ー大西広樹ー矢崎拓也ー星知弥投手の継投。
まさか勝ちパを投入できる状況になるとはです。
それぞれバタつくところはありましたがしっかり粘ってくれました。
きついところを任される荘司投手。
厳しいところで結果を積むと新人王争いに有利です。
大西広樹投手。
荘司投手の後を受け、10回に登板。

延長10回大西三者凡退の好リリーフ出典ヤクルト公式サイト2025/08/08
何と三者凡退でしっかり仕事を終え、試合の流れを阪神に渡しませんでした。
一番危なかった矢崎投手に勝ちが転がり込みました。
まあいろいろな場面で投げてくれますのでご苦労さんの勝ち投手かと。
危なかったとはいえ、結局無失点でした。
打順は9番からでなかなか厳しいところです。
代打高寺選手に安打され、近本選手に四球で無死1,2塁のピンチです。
ここでバントの達人中野選手にバント失敗させてまず1死。
豊田選手をセンターフライで2死。
危ない佐藤選手に申告敬遠で2死満塁。
迎え撃つはこんな時に渋い力をキッチリ発揮の大山選手です。
正直やられるかなと覚悟しましたが、高めのフォークでセンターフライに打ち取りました。
この怖い阪神上位打線の作ったピンチをしっかり切り抜け、これが12回の攻撃に繋がりましたので、やはり功労者と思います。
先発が好投すると後も引っ張られる感じで、正に高梨投手の好投に引っ張られた結果と思います。
打線
阪神伊藤投手に苦しみました。
1週間前とは違い、まあ6安打打てましたから今までよりはです。
9回、阪神は伊藤選手を送り込みました。
1点差と僅差でしたし、100球以上投げているにも関わらず、完封を信じて送ったのだと思います。
まだ投げるのかと負けを覚悟したのですが、やはり少し疲労が出てき始めたのだと思います。
この日散々の内山壮真選手、最後に意地を見せ、130㎞のカットボールをレフトライン際深くたたきました。
この二塁打が効きました。
初めての長打で先頭でしたから、最終回反撃のムードとしては持って来いでした。
ここで代走に岩田幸宏選手を送ります。
前日の2度のバント失敗で、半ば懲罰交代のような意味合いでのベンチスタートでしたが、まさかこれが生きるとは。
村上宗隆選手。
外野フライで岩田選手をサードに送ります。
この試合の村上選手はバットが振れていて、伊藤選手から2安打を打っていました。

村上マルチ安打の活躍出典ヤクルト公式サイト2025/08/08
少し調子が上がってきました。
得点圏に走者を置き、オスナ選手。
セカンドゴロでしたが、二塁手がホームへ投げました。
しかしランナーは岩田選手。
凄い速さでホームに上手く滑りこみ、追いタッチとなったため得点が入って同点となりました。
まさに土俵際で踏ん張り、寄り切られずに土俵に戻りました。
しかも相手は全く手も足もの伊藤投手でしたから、流れが変わっていく兆しです。
とはいえ、両者譲らず12回まで進みました。
湯浅投手の前に山田選手空振り三振、長岡選手ショートゴロと、2死。
引き分けでも良しとして12回裏を頑張れば・・・なんてね。
ところが何の気まぐれか野球の女神がウインクしてくれました。
代打の宮本丈選手が安打で出塁。
流石の代打出塁率を誇ります。
とはいえ、太田賢吾選手でしたので、次が難しいかと思ったら、なんと死球出塁。
思わずやった!
怪我になるような死球ではなかったようで良かったです。
調子が落ちてこの頃打てていない赤羽由紘選手が内野安打でフルベースと繋ぎます。
ここで投手は左腕の桐敷投手に交代し、右の代打として増田珠選手が打席に立ちました。
144㎞のストレートをセンターにはじき返して2点が入ります。

延長12回増田決勝2点タイムリー出典ヤクルト公式サイト2025/08/08
「ずっと準備していたので、『やっと来たな』という気持ちで打席に入った」
「ベンチからみんなの声が聞こえて、奮い立たされた。ベンチを見たら自分以上に喜んでくれていたので、うれしくて喜びました」
増田選手、徐々に右の代打の切り札としての頭角を現しています。
左は宮本選手がいますから、なかなか居なかった右の切り札としての位置を確実にしたいところです。
この試合の活躍で、監督の信頼も一層厚くなったと感じます。
「スタメンでは使わないよ(笑)。非常に相手にプレッシャーかけることもできるし、先頭で使ったところでもランナーたまったところでもいけるし、右の代打としてね、非常に重宝していますよ」
4時間27分の死闘は投打総力での逆転勝ちでした。
断トツ首位の阪神に一泡ふかせることができたのは痛快です。
この先も上位に存在感を見せて、一人番外地の汚名を晴らしたいところです。
とはいえ、今日は阪神も勝ちに来ると思います。
引っ込めていた森下選手も上げるでしょうから、めまいがしそうです。
先発はヤクルトが吉村貢司郎投手、阪神はデュプランティエ投手と発表されています。
vs
いつもやられているデュプランティエ投手ですが、徐々に打てるようになっています。
打線は何とか打ち崩してほしい。
ただ、吉村投手、1週間前の前回の阪神戦では4本塁打4失点で4回で降板しています。
阪神はホームランバッターが多いので、またやられぬよう、丁寧な投球を見せて欲しいと思います。
プロ野球 セリーグ 試合結果 2025年8月8日
阪神タイガース 1-3 東京ヤクルトスワローズ | 京セラドーム大阪 |
横浜DeNAベイスターズ 2-12 東京読売ジャイアンツ | 横浜スタジアム |
中日ドラゴンズ 2-3 広島東洋カープ | バンテリンドーム |
プロ野球 セリーグ 順位表 2025年8月8日
順位 | チーム | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ![]() |
102 | 61 | 39 | 2 | .610 | M31 |
2 | ![]() |
101 | 49 | 49 | 3 | .500 | 11.0 |
3 | ![]() |
100 | 46 | 49 | 5 | .484 | 1.5 |
4 | ![]() |
100 | 43 | 52 | 5 | .453 | 3.0 |
5 | ![]() |
100 | 44 | 54 | 2 | .449 | 0.5 |
6 | ![]() |
95 | 35 | 55 | 5 | .389 | 5.0 |
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