5/27 ヤクルト 対 中日ドラゴンズ カード初戦
何とか勝ちきれました。
終盤もつれてどちらに転ぶかの展開でしたが、しぶとく勝ちを引き寄せました。
暫く物議を醸しそうな疑惑の大ファール。
当然ドラゴンズから見ればホームラン、ヤクルトから見ると気持ちはファールですが・・・
正直何方とも言えるというか…ホームランに分アリかな?
判定がファールでしたが、覆す根拠が無かった理由でルール通りとなりました。
ポールの上ではカメラの位置などなども含め根拠が乏しいところです。
カメラの位置によって見え方が違うのですから、情報が少ないと判断のしようがありません。
SNSでは審判への個人攻撃が多く見られましたが、行きすぎますといかがなものかとは思います。
このようなことが起こらないよう、球場側の設備対策が必要と思います。
まあ当然8回表での逆転打か否かですから、勝敗を左右する非常に大きい場面での出来事でした。
ドラゴンズとしては、なかなか納得とはいかないところで、立場が逆ならばと思いますと、胸中察するに余りあります。
では試合を振り返り、所感を書き留めたいと思います。
5/27 ヤクルト 対 中日 スコア
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 4 | 2 |
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | X | 2 | 5 | 0 |
・ヤクルト本塁打 なし
・中日本塁打 なし
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ランバート、H星知弥、矢崎拓也、勝田口麗斗、S石山泰稚 – 古賀優大、中村悠平 |
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金丸夢斗、藤嶋健人、負勝野昌慶 – 木下拓哉 |

石山通算100セーブ出典ヤクルト公式サイト2025/05/27
投手陣
先発ランバート投手。
出来はさほど良いとは言えませんでした。
結構カット系が抜け、制球も不安定で、毎回ランナーを背負う綱渡りでした。
このところ粘り切れない投球が多かったのですが、この試合は何とか粘れました。
正直ドラゴンズは主軸を欠き、打線として少し迫力に欠けていることも影響したと思います。
それを言えばまあヤクルトも御同様ですが・・・
球数を要しながらも、僅差を6回まで投げ切ったのは非常に大きなところです。

ランバート6回無失点の好投出典ヤクルト公式サイト2025/05/27
勝ちが逃げてしまいましたが、無失点での粘投はチーム状態を考えれば勝利投手に値します。
打線がもう少し援護できればいいのですが、しばらくは我慢でしょうか。
2番手星知弥投手。
好調。
僅差でどうなのかでしたが、持ち味を出せました。
先頭代打のカリステ選手にはストレートを見せながら最後フォークで空振り三振。
続く岡林選手も同様にストレートを見せながらスライダーでセンターフライ。
最後村松選手はフォークでレフトへのファールフライと三者凡退に仕留めました。
現状木澤投手が調子を落としてセットアッパーが居ません。
この調子を維持できると心強いわけで、大いに期待したいところです。
矢崎拓也投手。
制球次第ですが、この試合では定まりませんでした。
フォークなどの変化球を多投でしたが、このあたりかなり偏った感じがします。
古賀捕手のインサイドが問題かと思います。
大ファールの球も初球フォークを高目で要求しました。
四球後の初球狙いを外す選択かもしれませんが、変化球多投でしたからバッターとしては予想外とはならずです。
結果確り振り切られて疑惑の大ファールとなりました。
古賀捕手は偏る配球が多いように思います。
特に序盤などでその日の持ち球の見極めをせずに偏ってしまう感じが何時もします。
このところは少し打てるようになりましたが、キャッチング等々守備面の強化がまだ必要な感じです。
田口麗斗投手。
相変わらずです。
火消は難しい状態です。
やはり球威、キレ、制球が・・・
同点にされてしまいましたが、逆転は許さずに踏ん張りました。
直後味方に点が入りましたので、勝ち投手となってしまいました。
胸中複雑な心境なのではと思います。
石山泰稚投手。
先頭高橋選手をアウトコースのスライダーでセカンドゴロに。
次の岡林選手にはインコース気味に投げ、ほぼど真ん中のストレートでショートゴロ。
村松選手はアウトコース一辺倒でしたが(多分一発回避でしょうが)四球を出してしまいました。
次の上林選手には2球アウトコースの釣り球がありましたが、あとはゾーンで勝負し、スライダーで空振り三振。
何とか抑えきれました。
アウトコースが多かったのですが、なぜかドラゴンズ狙ってきませんでした。
クローザーは結果です。
その結果が実って、このセーブで100セーブ目を挙げました。

石山通算100セーブ出典ヤクルト公式サイト2025/05/27
プロ野球では38人目の通算100セーブです。
既に通算125ホールドを上げており、プロ野球では9人目、球団史上初の100S100Hの偉業を達成しました。
まずはおめでとうございます。
今季はストレートの状態が良く全盛期に近い投球をしていますが、是非これを続けて欲しいと願っています。
打線
相変わらずです。
先制をしましたが、相手のファンブルに助けられ、オスナ選手の激走+体の大きさでボールを弾いての1点。

オスナ激走で生還出典サンスポ撮影・長尾みなみ
このホームインの布石は思いもかけない(失礼)盗塁でした。
誰一人として予想していなかった盗塁が成功。
「2年くらい盗塁を成功してなかったので、ちょっと意識していた部分もあって、やっと成功してうれしい」。内山の左前打では三塁ベースを回ったところで一時ストップしたが、左翼手・川越のファンブルを見て再スタートを切り激走で生還した。
「足が遅いことは自覚しているので、できるだけ多く自分が得点圏に到達すれば、後ろの打者たちも打点を稼ぎやすいんじゃないかなと思う。自分が一塁から生還することはないと思うので、まずは二塁に行くことが大事だと思う」と胸を張った
引用サンスポ
助っ人には珍しく手抜きをしないオスナ選手の、日ごろの心がけのたまものでした。
内山壮真選手。
この日マルチ安打でした。
2本目はオスナ選手を二塁に置いてのタイムリー。

内山先制タイムリー出典ヤクルト公式サイト2025/05/27
チームの方針として、キャッチャーを外れて外野での起用がほとんどです。
守備は外野でもそつなく熟していますから、問題ないと思います。
まだ打率(.269)は低い?のですが、使うことによって伸びて行くものと思います。
良い打者に育てるつもりで、今後も起用していってほしい人材と思います。
先制は相手のファンブル絡みと、相変わらずかなり渋いところです。
結局5安打しか打てずで、中日の投手陣にやられました。
宮本選手の一本に助けられました。
宮本丈選手。
代打の神様2世へ昇格となりつつです。
同点となった8回の裏、古賀選手がショートのエラーで出塁します。
代走に並木秀尊選手。
もう8回ですから、切り札を斬ってきました。
バント職人の中村悠平選手。
バント失敗でしたが、バスターに切り替えて安打し、無死1,2塁。
得点圏にランナーを置いての岩田選手がバント失敗で嫌な流れです。
しかし、北村選手に代わっての代打、宮本選手。

宮本勝ち越しタイムリー出典ヤクルト公式サイト2025/05/27
見事二塁打を打ち、並木選手が悠々生還しました。
宮本選手はもともと代打で結構いい働きが多かったのですが、今季は特に冴えています。
この試合までの代打起用は今季チームトップの21回。14打数5安打2打点で打率は3割5分7厘、出塁率は5割7分1厘と好調を維持している。「代打の切り札と言えば川端慎吾さんとか、ファンの方もそういうイメージがあると思うので。そこに近づきたいじゃないですけど、そういう勝負強い切り札になれたらなと思います」
引用日刊スポーツ
川端選手の2代目が出来て嬉しい反面、スタメンにも欲しい。
代打? スタメン? もう一人宮本選手が必要な感じです。
さて、岩田幸宏選手。
いい働きも多いのですが、やはりレギュラー取りには確実なプレーが必要と思います。
難しいとはいえやはり終盤でのバントミスは・・・
長打のバッターではないので、このあたりの小技を確実にしないとです。
このようなことを繰り返すと、やはり代打を出されてしまいます。
もしもバントが成功していたら、1死2,3塁となって外野フライ、スクイズなどいろいろな手の選択肢があったかと思います。
幸い宮本選手がタイムリー二塁打で得点が入りましたので難なく過ぎましたが、それで安心はできないところと思います。
せっかくレギュラーを掴めそうな位置まで頑張りました。
後ひと踏ん張り、小技の確実性を練習してものにし、塩見選手が帰っても場所を開け渡ずに済むレベルに持って行って欲しいと願っています。
岩田選手に限らず、今季はチーム全体でバントミスが多いと感じています。
貧打線ですから、エラーと小技ミスはせめて無くさないと勝てるところも勝てません。
負け続きでモチベーションが上がらないかもしれませんが、だからこそコツコツがいつか生きると信じて努力して欲しいものです。
今日は中日との2戦目。
先発はヤクルトが高梨裕稔投手、中日は三浦瑞樹投手と発表されています。
vs
前回はあまり良くなかった高梨投手、リベンジ成功成るか。
三浦投手には前回も初回に得点した以外はうまくやられています。
打線は何とか踏ん張ってカードを勝ち越してほしいと思います。
プロ野球 セリーグ 試合結果 2025年5月27日
東京ヤクルトスワローズ 2-1 中日ドラゴンズ | 神宮球場 |
東京読売ジャイアンツ 1-2 広島東洋カープ | 富山 |
阪神タイガース 1-0 横浜DeNAベイスターズ | 倉敷 |
プロ野球 セリーグ 順位表 2025年5月27日
順位 | チーム | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ![]() |
47 | 26 | 19 | 2 | .578 | 0.0 |
2 | ![]() |
45 | 24 | 19 | 2 | .558 | 1.0 |
3 | ![]() |
49 | 26 | 22 | 1 | .542 | 0.5 |
4 | ![]() |
45 | 22 | 20 | 3 | .524 | 1.0 |
5 | ![]() |
46 | 19 | 25 | 2 | .432 | 4.0 |
6 | ![]() |
42 | 14 | 26 | 2 | .350 | 3.0 |
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