私見　ヤクルト今季の通信簿　内野手編

CSファイナルが始まりました｡

横浜DeNAベイスターズの勢いが止まらない感じです。

東京読売ジャイアンツは、今夜の菅野投手で負けると・・・はて困ったとなってしまいます。

菅野投手ですから負けることはないとは思いますが、そこは短期決戦の怖さがあります。

要は打線がしっかり点を取れるかが勝負かと思っています。

湿りがちですので先制するのが理想ですが･･･

横浜は東投手を欠いているのが痛いので、4勝までこぎつけるのかと考えますとこれも疑問符です。

 

私見　ヤクルト今季の通信簿　内野手編

試合のない日々を振り返りの期間と考え、「私見 ヤクルト今季の通信簿」を書いています。

これまで「海外組編」、「投手編」、「捕手編」を書きましたが、今日は「内野手編」です。

これまで同様、5段階評価（A～E）にしてあり、評価は背番号順に記載しています。

 

尚、出場が4試合の小森航大郎選手と6試合の伊藤琉偉選手、および一軍未出場の選手は評価に入れていません。

 

赤羽由紘選手

評価：  C

ブレイクの足がかりを掴みかけたところでの死球は痛かった。

順調に行けたらBだったのに・・・

場面に応じた打撃が出来始めただけに、本当に残念です。

掴みかけた感覚を来季に生かせれば、ブレイクの足がかりとなりそうで期待大です。

 

山田哲人選手

評価：  D

試合に出られなければこの評価となってしまいます｡

どんどん力が落ちてきている感じは否めずです。

年齢的には旬で無ければですが、やはり土台の下半身が問題と思います。

この2,3年を見ていると急激に復活出来る感じはなく、来季も様子を見ながらの起用となりそうです。

まあこの状態の山田選手を抜く選手が出ないのも情けないとは思いますが・・・

 

とはいえ、14本塁打、39打点、出塁率も3割以上ですから、貢献していることは間違いありません。

良い山田を知っているのでつい厳しい言い方になります。

キャプテンマークを背負い、選手たちの支柱になるべき立場です。

青木選手はもういませんから、頼ることもできません。

来季は気持ち新たに奮闘して欲しいと思います。

 

川端慎吾選手

評価：  C

やはり腰のコンデション。

終盤は「らしい打撃」が戻ってきましたが、全体的には今一つのシーズンでした。

代打の神様の時が凄すぎたので、やはり物足りなく感じてしまいます。

コンデション次第ですが、青木選手が引退で、切り札は川端選手のみになってしまいます。

来季はもうひと踏ん張り。

絶妙のバットコントロールで、チームを勝利に導いてほしいと願っています。

 

 

長岡秀樹選手

評価：  A

ブレイクしました。

これでヤクルト、暫くはショートの心配をしなくて済みそうです。

左右に打ち分けることが出来、打席で自分のペースで待てる余裕が出来て、それに結果が付いてきました。

 

守備も良く、出塁すると懸命に走りました。

全試合出場できたことも大きいと思います。

次はやはり首位打者狙いです。

ヤクルトの野手では今季のベストです。

 

宮本丈選手

評価：  C

出遅れて､前半はなかなか結果が出せませんでした。

内外野守り、スタメン、代打と貴重な存在です。

一年外れることが無ければです。

川端選手と共に代打の切り札でもあってほしい来季です。

 

北村拓己選手

評価：  D

現役ドラフト組ですが変われなかった感じです。

右打者として期待され、結構機会は与えられたのですが、結果はあまり残せませんでした。

49打席をもらいましたが、打率.125は・・・

やはり穴が多い感じで、厄介なバッターの感じがしません。

実情はE評価で年齢的にも戦力外も在りうる状態です。

もう一年見るかですが、正直これまで結果が出ないと難しい感じがします。

 

太田賢吾選手

評価：  D

やはり変われない感じです。

なかなか一軍では結果が出ません。

50打席、打率.204で、かろうじて2割になった状態です。

調子の波が大きく、やはり穴が大きいと感じます。

こちらも難しいところに来ています。

 

村上宗隆選手

評価：  C

ホームラン、打点のタイトルを取っていますので、この評価はきついかも知れません。

 

が、三冠王を取った頃の怖さがありません。

投手を圧倒することができない状態でした。

当然研究され、どのチームも村上対策に余念がありません。

内外をしっかり責められると脆さが出ています。

 

不動の4番を守れないところにも、絶対性が薄れています。

次のステップに行くためには、来季相当頑張らないと望む形は得られないことになると思います。

やはり「手が付けられない印象」が求められます。

終盤になっての9月、本塁打10本を打ち、追いあげました。

その状態が長く続けられるようになりますと「手が付けられない強打者」となるはずです。

期待を込めての今季C。

来季はAとなり、ヤクルトを巣立つことを願っています。

 

武岡龍世選手

評価：  D

春先大いに期待されましたが、結果は今までと変わりませんでした。

147打席で打率.177です。

やはりバッテイング。

ミート力がもっとほしいところです。

穴が多く、何でも手が出てしまうバッテイング内容では、なかなか結果は残せません。

長岡選手と大きな差が出来てしまいました。

 

 

増田珠選手

評価：　D

内野に空きが無いので外野中心での起用が多かったのですが、結果はあまり残せませんでした。

序盤セリーグの投手に慣れていない感じもあり、やむを得ない部分もあります。

しかし年間を通してみますと、穴が大きい感じです。

守備力、走力、打撃共に今一つ。

強いセールスポイントが欲しいのですが、難しいところです｡

今季はキャリアハイの試合数（52）となりました。

右打者ですし、来季も在籍するのではと思いますが、結果次第ではまた戦力外となってしまいます。

来季が勝負の年と思います。

ヤクルトにきて、せっかく首が繋がったのですから、オフはしっかり練習して一皮むけて欲しいと思います。

 

 

今季の打撃成績・内野手　一覧表

背番号	選手名	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	塁打	打点	盗塁	盗塁刺	犠打	犠飛	四球	故意四	死球	三振	併殺打	打率	長打率	出塁率
００	赤羽	36	65	58	4	14	2	0	2	22	6	4	0	4	1	1	0	1	16	0	0.241	0.379	0.262
1	山田	110	385	340	38	77	14	1	14	135	39	1	0	0	4	36	1	5	86	6	0.226	0.397	0.306
5	川端	61	61	58	1	13	0	0	0	13	6	0	0	0	0	2	0	1	9	1	0.224	0.224	0.262
7	長岡	143	611	566	63	163	25	1	6	208	58	4	1	10	3	29	2	3	70	6	0.288	0.367	0.324
10	宮本	60	164	147	12	38	3	0	0	41	6	1	0	4	1	11	0	1	25	3	0.259	0.279	0.313
38	北村拓	48	49	40	2	5	0	0	1	8	4	2	1	1	2	5	0	1	8	2	0.125	0.2	0.229
46	太田	18	50	49	5	10	1	1	0	13	5	0	0	0	0	1	0	0	14	0	0.204	0.265	0.22
55	村上	143	610	500	82	122	13	1	33	236	86	10	5	0	1	105	9	4	180	6	0.244	0.472	0.379
60	武岡	76	147	130	16	23	2	1	3	36	9	1	0	6	1	10	1	0	33	2	0.177	0.277	0.234
63	増田	52	102	92	8	19	4	0	2	29	6	0	1	4	0	5	0	1	22	2	0.207	0.315	0.255

 

今季の守備成績・内野手　一覧表

複数ポジションをこなすことが多いので、それぞれの働きを比べますと面白いと思います。

村上選手、サードでエラー15はやはり多すぎかと思います。

このままではメジャーに行きますと通用しない野手となってしまいます。

守備の練習が必須です。

守備位置	選手名	試合	刺殺	捕殺	失策	併殺	捕逸	守備率
【一塁手】	オスナ	141	1176	69	11	112		0.991
	川端　慎吾	1	0	0	0	0		0
	西田　明央	2	3	1	0	0		1
	増田　珠	1	2	0	0	0		1
	宮本　丈	2	13	0	0	1		1
	村上　宗隆	15	24	1	0	4		1
【二塁手】	赤羽　由紘	8	11	12	0	6		1
	伊藤　琉偉	5	2	4	0	2		1
	北村　拓己	13	18	27	1	6		0.978
	小森　航大郎	1	1	1	0	0		1
	武岡　龍世	71	99	124	1	25		0.996
	宮本　丈	6	10	9	0	1		1
	山田　哲人	102	201	264	5	58		0.989
【三塁手】	赤羽　由紘	2	0	0	0	0		0
	伊藤　琉偉	1	0	2	0	0		1
	北村　拓己	19	1	4	1	1		0.833
	小森　航大郎	2	1	0	1	0		0.5
	武岡　龍世	2	0	3	0	1		1
	村上　宗隆	141	83	212	15	20		0.952
【遊撃手】	武岡　龍世	2	1	1	0	1		1
	長岡　秀樹	143	216	415	9	93		0.986