7月21日 対 横浜DeNAベイスターズ 神宮球場にて カード最終戦
お互いに「勝った」と思ったところでの落とし穴に嵌る、思わぬ展開の試合になりました。
ヤクルト、球宴前の最終戦としては最後まで諦めないしぶとさで勝ちを引き寄せました。
良い勝ち方で終われました。
少し先に明かりが見えるような感じがしています。
7/21 東京ヤクルトスワローズ 対 横浜DeNAベイスターズ
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | R | H | E | |
横浜 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 7 | 14 | 2 |
ヤクルト | 1 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3X | 8 | 15 | 0 |
・ヤクルト本塁打 赤羽由紘 1号 ソロ(7回)
・横浜本塁打 牧秀悟 14号 ソロ(2回) 宮﨑敏郎 8号 ソロ(2回) オースティン 15号 2ラン(9回) 佐野恵太 5号 2ラン(11回)
奥川恭伸、Hヤフーレ、H山本大貴、木澤尚文、勝小澤怜史 – 中村悠平、松本直樹 | |
ケイ、佐々木千隼、ウィック、山﨑康晃、H森原康平、負坂本裕哉、京山将弥 – 山本祐大 |
先発奥川恭伸投手。
ストレートの走りが今一つの感じでしたし、変化球もしっかりコントロール出来ずで、綱渡り的でした。
変化球がしっかり決められないと投球が難しくなってしまいますので、やはりまずは「変化球が使える状態に」でしょうか。
1回の立ち上がり、安打されるも併殺などでしのぎ無失点。
その裏、村上選手のタイムリーで先制し、良いスタートだったのですが、2回は牧・宮崎選手に連続ホームランを浴び、逆転されてしまいます。
得点後に失点ですから、なかなか試合を作るところには行けませんでした。
内容的には負け展開になるところで何とか踏みとどまりましたので、その意味では運は持っていると感じます。
今季間隔を取ってで何処まで上げていけるのか、遅くても確実な前進が見られればの今季と感じます。
一ファンとしては結果を焦らず、長い目で見守りたいと思います。
2番手ヤフーレ投手。
当初から予定の第二先発と思います。
同点での登板でしたので、先発と変わらない感じだったかのしれません。
7回のピンチはよく粘ったと思います。
梶原、オースティン、佐野選手に3連続安打を浴びてしまいました。
佐野選手のライト前安打を、ライトの丸山選手が好返球し、ホームで刺すことができました。
大ファインプレーです。
その後、牧、宮崎選手を打ち取り、無失点で切り抜けました。
中盤の失点を防げましたので、形としては試合の流れを引き寄せた感じです。
ヤクルトは7回の追加点で勝ちが転がり込みそうな展開でしたが、9回に同点とされ、なかなか上手くいかないものです。
しかし、ヤフーレ投手に関しては、総じては勢いがあるDeNA打線を一旦止めた好投と言えると思います。
以降山本ー木澤ー小澤投手でした。
山本大貴投手は8回、ヤフーレ投手が1アウトを取った後を引き継ぎました。
このところやはり自信が付いた感じで安定していました。
渡会選手にいきなりストレートの四球(まあこれはチョッと)でしたが、慌てず以降はしっかり抑えきりました。
対左要員でしたが、渡会選手以外は右打者。
それをしっかり外野フライと三振に抑え、役割を果たしました。
木澤、小澤投手。
共に間違い(失投)をしっかり打たれた感じです。
木澤尚文投手。
クローザーとして9回に登板。
梶原選手に二塁打を打たれてしまいました。
少し焦ったのでしょうか。
そのあとオースティン選手に真ん中高めのスプリットをホームランされてしまいます。
佐野、牧、宮崎選手を凡打に斬り、それ以上は追加されませんでしたが、失投でした。
小澤怜史投手。
延長10回と11回を回マタギしました。
11回、この日絶好調の梶原選手に安打を打たれてしまいます。
オースティン選手を空振り三振にとって、安心したわけではないとは思いますが、続く佐野選手にホームランを打たれてしまいます。
延長に入っての2失点。
もはやこれまでかと、正直諦めの自分がいました。
ホームランは避けなければの場面、木澤、小澤投手共に失投は痛い授業料でした。
一発以降をズルスルと行かなかったところは良かったのですが、今後の教訓としたいところです。
木澤投手、一発後の佐野選手の当たりを赤羽選手が好捕で救われなかったら、展開はもっと変わっていました。
赤羽選手が良く取り、大きな貢献でした。
一発後の次が重要の教訓です。
打線。
ここまで結果が出ていない、赤羽、増田選手に結果が出て良かったと思います。
しかしながら、やはりもっともっと遣らなければですから、次が大事です。
長岡、宮本選手好調。
オスナ選手上向き。
少しずつコツコツ結果の松本選手。
どん底脱出の村上選手。
渋い、青木、中村選手。
それぞれ「らしい活躍」が見られた試合でした。
得点機を振り返ってみます。
初回。
2死から3番宮本丈選手が四球を選んで出塁。
村上宗隆選手。
ケイ投手がボークを取られて走者二塁となりました。
そこにライトへのタイムリー安打で先制に成功します。
幸先良く4番の仕事をこなしました。
2回、先頭の中村悠平選手が安打を打ちます。
山田選手が倒れ、丸山選手セカンドゴロ・・・のはずが牧選手後逸でセーフとなりました。
奥川選手がバントを失敗し、2死1,2塁です。
ここで長岡秀樹選手。
レフトに同点タイムリーを打って、試合を振り出しに戻しました。
4回。
3回に得点され、1点ビハインドで迎えました。
山田哲人選手がライトへの三塁打。
三塁打は久しぶり・・・今季初です。
とにかく1死3塁ですから、得点につなげたいところです。
ここで代打起用されたのが増田珠選手。
ライトへの同点タイムリーを打って、移籍後初打点を挙げました。
5回。
宮本丈選手。
フェンス直撃の二塁打を放ちます。
村上選手が四球を選んで二死1,2塁となりました。
このところ絶好調のオスナ選手。
レフトへの勝ち越しタイムリーで逆転です。
7回。
赤羽由紘選手。
今季1号をレフトスタンドに運んで5-3となりました。
これで勝ったのではと思いましたが、”ゆだんたいてきおでんたいやき”です。
9回にオースティン選手の2ランで、延長戦に入りました。
11回には、佐野選手の2ランが出て万事休す。
さすがにちょっとね・・・これまでかなぁ
小澤投手、痛い失投だったなぁ・・・
でも選手たちは諦めていませんでした。
そこがすごいところ。
贔屓チームながら”あっぱれ”です。
11回裏。
先頭の丸山和郁選手。
低めのチェンジアップをセンターに安打して出塁。
諦めかけていた頭をたたかれたような衝撃で、一気にテンションが上がります。
ここで代打の青木宣親選手。
何とレフトに二塁打を放ちました。
いや~さすがです!
レジェンド健在で、チームやファンを鼓舞するひと振りを見せてくれました。
「あきらめるなよ」のメッセージが聞こえそうです。
青木選手に代走で西川遥輝選手。
「そうか、西川が残っていたんだ」と思いました。
とっておきの代走。
単に足が速いだけではなく、走塁技術にたけています。
なんだかイケそうな気がしてきました。
長岡選手が打席に入り、頼りになる男を示します。
ライトへの同点タイムリーで2点を挙げ、またもや追いつきました。
代走の西川選手の2塁からの走塁が見事でした。
タッチをかわし滑り込んで得点を挙げました。
あとは引き離すだけ。
赤羽選手が送りバントを成功させました。
京山投手はかなり焦ったのでしょう。
一塁へ悪送球をしたため、赤羽選手がセーフとなり、無死1,2塁です。
3番の岩田幸宏選手。
重要な局面で、緊張したと思いますが、見事送りバントを成功させて1死2,3塁と走者を進めました。
当然ですが、村上選手は申告敬遠され、満塁策を取られました
どちらかというと、オスナ選手の方が危ないのでは? 絶好調だし、チャンスに強いし・・・
もしかして、ラッキー?
予想が当たりました。
打った瞬間「安打だ!」という打球がレフトに飛んで、サヨナラです!
こんなこともあるんですね。
延長11回、2点を取られて、本来なら負け試合のところを、あきらめずに勝試合に持って行ったスワローズ。
やってくれました。
追いつ追われつの死闘はオスナ選手のサヨナラで決着し、失意のはずの小澤投手が、なんと2勝目。
大きなプレゼントが転がり込みました。
初めてのお立ち台の赤羽選手、常連のオスナ選手、ベテラン感が出てきた長岡選手3名がヒーローインタビューです。
皆、良い笑顔で、オールスター前を締めてくれました。
冒頭でも言いましたが、球宴前の最終戦としては最後まで諦めないしぶとさで勝ちを引き寄せました。
良い勝ち方で終われ、少し先に明かりが見えるような感じがしています。
オールスター後、サンタナ選手が戻ると、打線はさらに強固になると思います。
選出以外の選手たちは休養を取ることができ、今季を振り返る良い時間になるかと思います。
後半が楽しみです。
プロ野球 セリーグ 試合結果 2024年7月21日
東京ヤクルトスワローズ 8-7 横浜DeNAベイスターズ | 神宮球場 |
中日ドラゴンズ 1-4 東京読売ジャイアンツ | バンテリンドーム |
阪神タイガース 12-3 広島東洋カープ | 甲子園 |
プロ野球 セリーグ 順位表 2024年7月21日
順位 | チーム | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 89 | 46 | 38 | 5 | .548 | 0.0 | |
2 | 84 | 43 | 37 | 4 | .538 | 1.0 | |
3 | 88 | 45 | 42 | 1 | .517 | 1.5 | |
4 | 90 | 43 | 42 | 5 | .506 | 1.0 | |
5 | 90 | 38 | 46 | 6 | .452 | 4.5 | |
6 | 87 | 36 | 47 | 4 | .434 | 1.5 |
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