オープン戦 対オリックスバッファローズ
久しぶりに打線に火が付いた試合でした。
スワローズファンにとっては、いわゆる”火ヤク庫の爆発”という現象です。
ここのところタイムリーが出ずに負ける試合が多かったのですが、この試合ではタイムリー安打がすべてホームランという結果になりました。
山田村上のアベック弾どころか、サンタナ西川も加わったカルテット弾に、この頃の鬱憤が消えていきました。
3/17 東京ヤクルトスワローズ 対 オリックスバファローズ
オープン戦試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
ORIX | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 7 | 0 |
ヤクルト | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | X | 6 | 10 | 1 |
・ヤクルト本塁打 山田哲人 2号 ソロ(1回) サンタナ 1号 ソロ(2回)
村上宗隆 2号 2ラン(6回) 西川遥輝 1号 2ラン(7回)
・ORIX本塁打 なし
勝ヤフーレ、石原勇輝、清水昇、エスパーダ、大西広樹、木澤尚文 – 中村悠平、鈴木叶 | |
負田嶋大樹、齋藤響介、井口和朋、マチャド – 石川亮 |
先発ヤフーレ投手。
少し慣れてきた印象の内容でした。
まだ安定感があるという内容ではありませんが、今の段階では5回程度を投げきれれば良しの過程の感じです。
ストレート、変化球共に際立ってはいませんがそこそこですから、絞らせない組み立てでいける感じです。
打たせて取るスタイルと言えます。
6回3点が目標となります。
正直これが出来れば十分ですから。
ただこの試合の結果をそのままとは言えません。
オリックス、この試合では、西川、森、頓宮、宗選手といったところは出場していません。
このクラスに対して何処までできるのかが見てみたかった感じです。
とはいえ台所事情からは意味はある好投でした。
ローテーション入りができるかと期待できる内容だったと思います。
2番手ルーキー石原勇輝投手。
出陣式祝いの起用?
順調に2アウトを取った後、2連続安打でピンチを作りましたが何とか踏ん張れましたので、結果良しと思います。
貴重な左です。
状況で中継ぎで経験を積む今季となりそうですが、まずは神宮で一軍のマウンドを踏んだことが大きな経験です。
清水、大西、木澤投手は順調そのもの。
レギュラークラスが居ないと調整登板も余裕の感じでした。
清水昇投手。
1安打を打たれたものの3奪三振で安定の投球。
大西広樹投手。
こちらも1安打を打たれたものの内野ゴロ3つで無失点の好投でした。
木澤尚文投手。
9回に登板。
内野ゴロ2つに最後空振り三振と圧巻の投球を見せてくれました。
今季も頑張ってくれそうです。
エスパーダ投手。
こちらも少し慣れてきた感じです。
まずは少し登板を増やして慣らしたいところです。
相変わらず「クイックはちょっと・・・」ですが、元々の投球フォームがゆっくり気味ですから頑張っても現状が一杯かもしれません。
今さら無理に早めるのも得策とは思えませんから、結局このままでいきそうです。
打線。
初回、この日1番に入った山田哲人選手が、先頭打者ホームランを打って、のろしを高々と上げました。
今季神宮での初戦ですから、ファンにとっても願ってもない幕開けとなりました。
「1番打者として最高の仕事ができました」とコメント。
2回、サンタナ選手が”やっとお目覚め”のソロホームラン。
調子を確認したかったのか、最後まで引き上げず、4回打席に立ちました。
2安打を打ち、開幕に向けて調子をあげそうです。
「打ったのはストレート。初球からしっかりスイングができる良い準備が出来ていた。少し甘い球でしたので一発で仕留めることが出来た」とコメント。
6回、今度はつなぎの野球も見ることができました。
先頭の2番西川遥輝選手がセンターに安打を打ちます。
3番オスナ選手が空振り三振の間にすかさず盗塁を決め、進塁しました。
1死2塁で村上選手を迎えます。
ここで安打が出ればタイムリー。
しかし、安打は安打でも本塁打。
なんと打球は右中間席の最上段に着弾し、あわや場外かの飛距離でした。
当然確信歩きで、村神様降臨です。
神宮での出陣式に最高の華を添え、球場は騒然!
1点差に詰め寄られたところを突き放すホームランで、ファンにとってはこれ以上ない展開となりました。
「打ったのはストレート。追い込まれていましたが良いカタチで打つことができました」とコメントしています。
しかしそれで終わりませんでした。
7回、1死後宮本丈選手が粘って、7球目で四球を選び出塁しました。
前打席でセンターに安打を打っている西川選手。
今回も安打期待で見ていたのですが・・・
マジか・・・ホームランが出ました。
移籍後初ホームランです。
初球の外角高めのストレートを、右中間スタンドに運びました。
スタンドギリギリとはいえ、ホームランはホームランです。
フェンスに当たった場合は走者は三塁どまりかもしれませんが、ホームランですから2得点が入り、これがダメ押し点となりました。
この日の西川選手は2安打(うち1本はホームラン)、1盗塁、ダイビングキャッチのファインプレーと、走攻守にわたっての大活躍でした。
よくぞヤクルトに来てくれた。
良い補強だったと思います。
「打ったのはストレート。精進して参ります」とコメントしています。
派手なホームランに隠れていますが、この日青木宣親選手もライト守備で先発し、1安打1四球と順当に調整している様子がうかがえました。
青木、西川選手などのベテランはやはり開幕標準でしっかり調整の感じです。
レギュラーは順調な感じですが、若手、アピール組は今一つです。
そろそろ時間もなくなってきます。
そういえば、なんと17歳のルーキー鈴木叶選手がマスクをかぶり、エスパーダ、大西、木澤という先輩投手たちのリードをしました。
内山壮真選手がコンデション不良の中、出陣式に来ていた鈴木選手に機会が与えられ、見事こなしましたので驚きです。
また7回にはこれまたルーキーの伊藤琉偉選手がセカンドにつきました。
ショートでも良い守備を見せていましたが、セカンドでもなかなかの好守備を見せ、期待度の高い新人という印象を受けました。
いよいよ田口麗斗投手が一軍合流というニュースが入ってきました。
けが人が多い中、復帰の選手は貴重です。
無理せず調整して欲しいと思います。
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