投手陣の踏ん張りが光った試合でした。
先発、セットアッパー、クローザーがしっかり機能し、3回に挙げた2点を守り切っての勝利となりました。
9/12 東京ヤクルトスワローズ 対 広島東洋カープ 試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
広島 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 7 | 0 |
ヤクルト | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 2 | 9 | 0 |
・ヤクルト本塁打 村上宗隆 27号 ソロ(3回)
・広島本塁打 坂倉将吾 12号 ソロ(2回)
勝サイスニード、H星知弥、S田口麗斗 – 中村悠平 | |
負玉村昇悟、益田武尚、中﨑翔太、大道温貴 – 坂倉将吾 |
先発サイスニード投手。
秋口になって少し球威が戻ってきた感じで、力で押せた投球となりました。
高目勝負が出来る球威に戻れば、自身の投球ができます。
ポイントとなったのが逆転後の4回と5回でした。
4回は1死、2,3塁。
5回は1死、2塁で同点もアリでしたが、共に粘り切りました。
これで流れを掴んで、以降は安定して7回を投げ切りました。
7回まで行けたところも大きいところでした。
このところは好投もなかなか勝ちに結びつかないことが続きましたが、これで一山超えられそうです。
7勝目となりました。
清水投手に代わってセットアッパーは星知弥投手でした。
疲労が溜まって調子を落としている清水投手ですから、現状はこうなると感じます。
星投手、1死後ストレートの四球は頂けませんが、力で押し切りました。
中村悠平捕手の完璧な盗塁阻止の送球もあって無難に終わりました。
それにしても、やはり中村捕手の力は素晴らしいです。
送球したポイントがまさにドンピシャリで、受けた長岡選手は走者の羽月選手の足が来るのを待っていました。
良い仕事をしました。
このところ出番なしの田口麗斗投手。
久しぶりでピンチは招きましたが、やはり勝負強いところで凌ぎ切りました。
最後、1死1,3塁を併殺に打ち取り、広島に得点を与えませんでした。
併殺成功時のサイスニード投手の喜びようが映し出され、「これを待っていたのだなぁ」と思いました。
僅差を投手陣が守り切った試合でした。
打線。
そこそこヒットは出ましたが、3回の得点のみで追加点には結びつかず、厳しい試合運びとなりました。
塩見選手が戻って、打線が落ち着いた感じです。
得点に結びついたのは3回だけでしたが、この試合では1番から5番まで全員が安打しました。
塩見ーオスナー山田ー村上ーサンタナ
最終盤にきて、ようやく落ち着いて試合ができる感じです。
まぁ、無い駒を使いながらでしたので、髙津監督も大変だったであろうと気の毒に思います。
その3回、まず先頭塩見泰隆選手が死球で出塁しました。
痛かったのではないかと思いますが、そのまま走者となって走りましたので安心しました。
せっかく戻ってきてまた負傷ではやるせなさ過ぎて・・・
オスナ選手がセンターに安打で1,3塁となりました。
山田哲人選手はサードゴロで併殺でしたが、その間に塩見選手が生還。
同点となりました。
村上宗隆選手。
走者がいないのは残念でしたが、27号ホームランです。
逆転に成功しました。
通算187本となり、6年目までの通算本塁打数(外国人選手は除く)で並んでいた清原和博氏を抜いて、歴代最多となりました。
おめでとうございます。
村上選手らしい逆方向へのスタンドイン。
ヒーローインタビューでは、
「チーム状況は負けているんですけど、今日もたくさんのお客さんが神宮球場に足を運んでくれて、たくさんの声援を送ってくださるので、残り試合少ないですけど、1本でも多くホームランを打ちたい。1試合でも多く勝ち試合を見せられるように頑張ります」
と答え、3年連続30号に向けての抱負を語りました。
ファンもそれを待ち望んでいます。
ホームラン後も攻撃は続きました。
サンタナ選手がセンターへ二塁打。
濱田太貴選手は四球。
中村選手が内野安打で満塁になりました。
しかし、長岡秀樹選手、8球粘って最後空振り三振でした。
残念!!
最後外角ギリギリのスライダーで、見逃せばボールだったと思いますが、見逃せないコースでもありました。
広島ですが、打線に勢いがありません。
7月の連勝(10連勝)、8月後半の2回の4連勝などの勢いが、ここに来て失速気味です。
ちょっと早く飛ばし過ぎた感じがします。
特に勝負どころの9月初旬の阪神戦。
阪神がここに照準を合わせてきた感じでした。
3タテとは・・・やはり夏場の連勝は考え様では疲れが溜まってしまうのかもしれません。
シーズンを阪神にうまく運ばれているような気がします。
今日の試合、ヤクルト先発は吉村貢司郎投手、広島は大瀬良大地投手と発表されています。
VS
吉村投手。
この前、9月3日は阪神戦でした。
6回を投げ、104球、被安打8、被本塁打2,7失点と散々でしたが、来季に向けて結果を出せるか重要な試合となりそうです。
前回はコンディション不良明けで緊張もあったと思いますから、この試合が勝負所と思います。
打線は大瀬良投手を打ち崩して欲しい。
村上選手は個人成績を狙って、ガンガン飛ばして欲しいと願っています。
2023年 村上宗隆選手 全ホームラン軌跡を特集
村上宗隆選手 ホームラン記録 2023 では27号(通算187号)を更新中です(こちら)
プロ野球 セリーグ 試合結果 2023年9月12日
東京ヤクルトスワローズ 2-1 広島東洋カープ | 神宮球場 |
横浜DeNAベイスターズ 1-3 中日ドラゴンズ | 横浜スタジアム |
阪神タイガース 1-0 東京読売ジャイアンツ | 甲子園 |
プロ野球 セリーグ 順位表 2023年9月12日 試合終了時点
順位 | チーム | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 126 | 78 | 44 | 4 | .639 | M3 | |
2 | 130 | 68 | 58 | 4 | .540 | 12.0 | |
3 | 127 | 64 | 60 | 3 | .516 | 3.0 | |
4 | 127 | 63 | 62 | 2 | .504 | 1.5 | |
5 | 128 | 51 | 74 | 3 | .408 | 12.0 | |
6 | 126 | 47 | 75 | 4 | .385 | 2.5 |
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