ヤクルト、久しぶりの逆転勝ち!
逆転は終盤の8回でしたが、この試合はどの回にも安打が万遍なく出て、「いずれは逆転」の兆しは感じていました。
少し「らしさ」が戻り、調子付きそうな勢いを感じます。
5/2 東京読売ジャイアンツ 対 東京ヤクルトスワローズ 試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 0 | 2 | 1 | 7 | 13 | 0 |
巨人 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 5 | 11 | 0 |
・ヤクルト本塁打 オスナ 5号 ソロ(4回)山田哲人 3号 ソロ(6回)
オスナ 6号 2ラン(8回)
・巨人本塁打 中田翔 7号 ソロ(8回)
サイスニード、大西広樹、H星知弥、勝石山泰稚、H清水昇、田口麗斗 – 中村悠平 | |
戸郷翔征、鍵谷陽平、H直江大輔、負田中千晴、菊地大稀 – 大城卓三、小林誠司 |
先発サイスニード投手。
どうにも自身の投球ができない感じでした。
もともと制球がアバウトですが、適度の荒れを超えて「球よ、お前はどこに行くのか?」状態。
流石の中村捕手でも、組み立てようのない感じでした。
球威も今一つでしたし。
この不安定さで序盤で4失点。
チーム状態からすると非常に重い失点でした。
これで相手が戸郷投手となれば、ジャイアンツが勝ちの展開となるのですが。。。
その戸郷翔征投手。
こちらも付き合いよく何時にない制球の悪さで、本来とは行かずでした。
甘く入ってホームランで点差を詰められ、四球でピンチを作り降板。
後続が外野の拙守もあって追いつかれ、思わぬ展開となって同点となってしまいます。
サイスニード以降の大西、星、石山投手が粘って持ちこたえたことで、流れはヤクルトに行ったようです。
大西広樹投手。
サイスニード投手の後を受け、5回に投げました。
三振含む三者凡退で無失点と頑張りました。
6回は星知弥投手。
行き成り安打2本に犠牲バント成功とピンチを背負いました。
しかし、その後の2選手(ブリンソン・吉川)を空振り三振に抑えて無失点。
最後は球威が戻りコースも決まり、良い感触での降板となったと思います。
7回は石山泰稚投手。
坂本選手に二塁打を打たれたものの、無失点で切り抜け、ご褒美に勝利投手が転がり込みました。
これで3勝となり、サイスニード投手に並び勝ち頭です。
8回サンタナ選手がヒット。
代走の切り札並木選手投入となりました。
ジャイアンツルーキー田中投手、ランナーに「走らないフリ」でうまく牽制されたためか、一塁へは1球も牽制球を入れずでバッター集中でしたが。。。
走らないと見せて走るのかと見ていたのですが、なんと早々の3球目が甘く入ってしまいました。
見逃すはずのないオスナ選手が6号を打ち込み、この試合の2発目を浴びてしまいました。
これが決勝点となり、終盤逆転のヤクルトパターンに持っていかれました。
「東京ドームではホームランが試合を左右することが多い」典型となりました。
試合後のヒーローインタビューでは、
「今日は状態が良かったので、たまたま甘く入ってきた球を捉えて、いい感じに飛んでくれました」
と、答えています。
8回清水昇投手が今季初失点で1点差となりましたが、同点は許さず踏ん張って降板。
9回内山選手に久しぶりの長打が出ました。
濱田選手がしっかりバントで送って、青木選手が犠飛で1点とかなり重要な得点をとりました。
犠飛になった打球はレフト観客席際の大きなファールでしたから、捕ってしまえばタッチアップができます。
取らないだろうと思ったところ、意外にもキャッチ、しかも落とすという ラッキーな追加点でした。
6回の中村選手の打球処理(センターが上手く取れずロングヒットになり同点を許す)での拙守、9回の犠飛処理のミスと、エラーではないもののミスとも感じる守りにつけ込んだともいえます。
締めくくりの田口麗斗投手。
このところ今一つ制球が安定しませんが、この試合もかなり綱渡りでした。
制球力が命だけにやはり不安定さは否めません。
ただ結果が全てのクローザー。
粘って逃げ切りましたので勝負度胸は健在の感じです。
球数多く37球、古巣相手に力投し、さぞやお疲れと思います。
打線。
山田哲人選手に復帰後の一本が出ました。
直後「コンパクトに打つことができました。良い角度で上がってくれました。1点ずつ返していきたいです」とコメントしています。
ヤクルトファンにとっては、待望の3号でした。
サンタナ選手安打でチャンスメイク。
続くオスナ選手の6号で勝ち越し、まるで「オスナの日」となりました。
オスナ選手に続いて、濱田太貴選手は調子維持の安打と犠打成功。
9回の犠打では内山選手をサードに進ませ、追加点の下地を作りました。
不振だった中村悠平選手に同点タイムリー二塁打。
安打はありませんでしたが長岡選手も少し当たりを取り戻しつつの感じです。
久しぶりの長打でドン底から抜け出しそうな内山壮真選手の存在も朗報。
忘れてならないのが青木宣親選手。
3安打+犠牲フライで1打点と、頼りになる2番で気を吐きました。
徐々に打線としては戻りつつある感じで13安打となりました。
後は相変わらず上がりが見えてこない村上選手待ちですが、今しばらくは他で支えるしかありません。
不思議なもので、チームが上向いてきますと、村上選手の状態が以前ほど気になりません。
連敗中はかなり気になったのですが。。。
本人にもこの空気感が伝わって、リラックスできると良いと願っています。
次は高梨裕稔投手、ジャイアンツは高橋優貴投手と発表されています。
VS
今回の高梨投手、さてどちらに転ぶか。
投げてみなければわかりませんが、チームが少し上向いてきたので、「獲られても獲り返す」ができることを期待します。
プロ野球 セリーグ 試合結果 2023年5月2日
東京読売ジャイアンツ 5-7 東京ヤクルトスワローズ | 東京ドーム |
横浜DeNAベイスターズ 1-6 広島東洋カープ | 横浜スタジアム |
阪神タイガース 1-3 中日ドラゴンズ | 甲子園 |
プロ野球 セリーグ 順位表 2023年5月2日 試合終了時点
順位 | チーム | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 24 | 16 | 8 | 0 | .667 | 0.0 | |
2 | 25 | 13 | 11 | 1 | .542 | 3.0 | |
3 | 25 | 13 | 12 | 0 | .520 | 0.5 | |
4 | 26 | 12 | 13 | 1 | .480 | 1.0 | |
5 | 26 | 11 | 15 | 0 | .423 | 1.5 | |
6 | 24 | 9 | 15 | 0 | .375 | 1.0 |
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