小澤、新球「エアベンダー」も使い安定投球でローテ入りほぼ確実に

3月22日のオープン戦は横浜DeNAベイスターズと神宮で行われました。

先だって日本時間8時からWBCの決勝戦がアメリカで行われ観戦。

村神様に変身した村上宗隆選手の特大同点ホームラン、山田哲人選手の二度の盗塁成功や中村悠平捕手の素晴らしいインサイドワークと壁になり切ったキャッチングを見た後ですから、正直頭の中は思考不能になったような燃え尽き症候群。

かなり肩の力を抜いて、続くオープン戦を観戦しました。

3/22　東京ヤクルトスワローズ　対　横浜DaNAベイスターズ　オープン戦　　試合結果

	小澤怜史、今野龍太、大西広樹、星知弥、久保拓眞 – 内山壮真、古賀優大
	濵口遥大、三浦銀二、入江大生、三嶋一輝、石川達也 – 戸柱恭孝

最終段階になってきて、徐々にヤクルトらしい粘った試合展開をしてきました。

僅差をしぶとく勝ち切る好調時の感じが出ています｡

24日からの3連戦が最終となりますが、ここのメンバーが基本開幕に一軍に残りそうです｡

私見ですが、内山､丸山､並木､濱田､赤羽､武岡選手あたりが有力でしょうか?

経験のある宮本､奥村選手は滑り込めそうです。

この試合収穫は投手陣と思いました。

小澤怜史投手、ローテーション確保の内容でした。

出し入れ、緩急が申し分なしで安定した内容でした。

5回を投げ打者16人に60球、被安打わずか１、奪三振４、与四球２でした。

この時期ですから、横浜もかなりレギュラー陣が混ざっています。

十分アピールできたのではと思います。

20日の練習で初めて取り組んだ新球をさっそく駆使したようです。

挑戦している新球は、ブルワーズの右腕ウィリアムズの、スライダー回転で右打者の内角に沈むチェンジアップ「エアベンダー」。

おりしもWBCでは決勝戦の9回にこのウイリアムズ選手と対戦した村上選手。

残念ながら三振になってしまったチェンジアップがそのエアベンダーの様です。

「新しい球種も使いながらバランスよくいろんな球を投げることができました」と述べていることから、短期間で習得したということで驚きです。

髙津監督も「結果は非常に良かった」と評価。

今季は7～8勝は行けそうで、飛躍の年としたいところです。

星知弥投手。

前回に引き続いて良い内容でした。

球威があって切れが良く制球も安定した感じです。

これまでいい球を持っているのに気持ちの弱さからか攻めきれず粘れませんでしたが、7年目そろそろ開き直っての覚悟の所かもしれません。

星投手は強いボールを持っているので中継でも複数イニング行けるタイプです。

木澤投手と競争できる感じで、ちょっと面白い。

最後の3連戦でどこかで登板があると思いますが、しっかり結果を残してほしいところです。

打撃陣。

しばらくお休みしていたサンタナ選手は、この試合スタメンでした。

指名打者で3番を打ち、安打と四球で塁に出ました。

機能してくれるようになりましたので、一安心です。

長岡秀樹選手、全打席出塁で打率も.296まで上がってきました。

ショートは譲らないという気概を見せてくれました。

この試合は2安打に2四球でしたが、8回に決勝タイムリー二塁打を打ち、チャンスに強いところをアピールできました。

この様子では、今季もショートのレギュラー確定という感じです。

今季バッテイングがかなり良くなった並木秀尊選手。

この試合でもレフトへの安打と二塁打を打ちました。

並木選手というと快足。

この試合でも盗塁を決めアピール。

代走で出たわけではなく、先発で出て安打・盗塁ですから貢献度は大きく、ヤクルトとしては願ったりのところと思います。

一日置いてチームは北海道に飛びます。

初めてのエスコンフィールドでの試合。

どのような球場なのか興味を持って観戦したいと思います。