7月31日 対 阪神タイガース
もう圧巻の「村神様降臨」の試合でした。
ここまでの存在感を見せるとは。。。誰をも圧倒する凄さを見せつけた感じです。
3本めに至っては、誰もが「勝負するのか?」と思う中で、当然のごとく打ち切りました。
球場全体が啞然としたものでした。
7/31 阪神タイガース 対 東京ヤクルトスワローズ 試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | R | H | E | |
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 2 | 4 | 8 | 2 |
阪神 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 7 | 0 |
バッテリー
原樹理、久保拓眞、木澤尚文、清水昇、H梅野雄吾、☆田口麗斗、Sマクガフ – 中村悠平 | |
ガンケル、渡邉雄大、H浜地真澄、H湯浅京己、岩崎優、Hアルカンタラ、★石井大智 – 梅野隆太郎 |
ヤクルト、連敗でここは何としても3タテは阻止して勝ちたいところでしたが、ガンケル投手にきっちり両コースを攻められお手上げの状態でした。
この好投のガンケル投手を6回で降ろしたことで、内心助かったと思いました。
阪神にとっては、村上選手をここまで完全に抑えた渡邉投手をワンポイントで使い、後は好調の勝ちパターンでの目算が一つの選択肢でしたが。。。
ガンケル投手の内角攻めで抑えてきた村上選手でしたが、外角攻めに転じたところをしっかり読まれました。
4球連続のスライダーを捉え、2試合連続のホームラン、35号が出てしまいます。
「チャンスメークする気持ちで打席に入りました。強引にいかずコンパクトに打つことができました」
ソロでしたのでまだ阪神優位は変わりませんが、完璧に打たれて少し目算に狂いが出始めます。
それでも他はきっちり抑えて最終回。
クローザーの岩崎優投手が登板です。
山田選手をキャッチャーフライで簡単に抑えて、村上選手を迎えました。
次がサンタナ選手ですし、塁に出したくなかったのだと思いますが、勝負を選択。
ここで今度は初球内角へとこれをまた完全に読まれた感じで、浜風関係なくの一発36号。
此れで振りだしです。
「その前の打席にスライダーをレフト方向に打っていたので勝負してくるな、と。インコース来るなと思って、この浜風なんでしっかり打たないと入んないなと思っていたので、しっかり打てて入ったんで。いいスイングできたかなと思います」
浜風に喧嘩を売る覚悟で振り切ったとは。
ライナーではなく飛球なのに、甲子園の浜風を寄せ付けない打球は、見事としか言いようがありません。
延長突入での11回、2アウト1塁で村上選手が回ってきました。
青木選手が振り逃げして繋いだのが幸いしました。
申告敬遠かと思ったのですが、矢野監督が選んだのは「勝負」。
2ボールとなり、此れで間違いなく歩かせと思ったところでしたが、また「勝負」。
変化球が浮いて入ってきました。
高めに浮いた116Kmのナックルカーブを、調子付いている村上選手が逃すはずもなくのフルスイングで、37号2ランです。
勝ちに行くならば間違いなく次の5番打者を考えて100%敬遠のところなはずです。
もう5番はサンタナ選手ではありませんでしたし。
阪神ベンチの摩訶不思議な采配でした。
一体なぜ?
まあいくら何でも3連続は無いと踏んだのか??
心理的に勝負したいという感情が満ち、先を考える冷静さを失ってしまったのか?
「負けられない」という気持ちが充実した村上選手を甘く見たとも言えます。
神を舐めたらあかんスよ
阪神としては、3タテを逃した以上に悔いの残る試合となってしまったのではないかと思います。
シーズン後、「あの試合で。。。」となりそうな感じもする内容でした。
ヤクルトにとっては、必要な時にしっかり4番の仕事をする村上選手に尽きる試合でした。
この試合の伏線はヤクルト救援陣です。
原投手の残した5回のピンチを無失点で抑えた、3連投の久保拓眞投手が特に光ります。
ここで1失点でもすればゲームは完全に阪神のものでした。
左の救援として存在を示した内容でした。
高津監督の久保投手へのコメントは、
「彼が生き残る道っていうか、これまであまり1軍でバリバリというわけではなかったけど、なんとか生かしてやりたいなというのは思った。3連投というのはあまりやりたくはないんだけど、体が強いのであれば、どこも痛くないのであれば、できるだけ彼が生きる使い方というのをやっていきたいなと。いまは、非常によく期待に応えて投げているなと思いますね」
今後も期待したいですね。
以降も木澤、清水、梅野、田口、マクガフ投手がきっちり抑えました。
ここまでの得意パターン(抑えての逆転)に持ってこれたのは大きいと感じます。
思わぬところで田口麗斗投手に勝ちが付きました。
いつも縁の下の力持ちですが、今回はご褒美の1勝が出ました。
まだまだ調子が戻らないところも多いのですが、救援陣の活躍と4番の存在で勝ちきるいい内容となりました。
2022年村上選手 全ホームラン軌跡を特集
村上宗隆選手 ホームラン記録 2022 35,36,37号(通算139,140,141号)を更新中です(こちら)
プロ野球 セリーグ 試合結果 2022年7月31日
阪神タイガース 2-4 東京ヤクルトスワローズ | 甲子園 |
広島東洋カープ 5-6 中日ドラゴンズ | マツダスタジアム |
プロ野球 セリーグ 順位表 2022年7月31日試合終了時点
順位 | チーム | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 94 | 57 | 36 | 1 | .613 | 0.0 | |
2 | 97 | 48 | 47 | 2 | .505 | 10.0 | |
3 | 98 | 46 | 49 | 3 | .484 | 2.0 | |
4 | 89 | 42 | 45 | 2 | .483 | 0.0 | |
5 | 96 | 45 | 50 | 1 | .474 | 1.0 | |
6 | 92 | 41 | 50 | 1 | .451 | 2.0 |
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