小川完璧な出来で山賊打線を翻弄、打っては決勝となる本塁打でまさに「小川DAY」

プロ野球・ピッチャー

2022.06.04

6月3日対西武ライオンズ

まさに､「小川DAY」と言うしかない展開でした｡

小川投手、自ら決勝ホームランを打ち、完封こそしませんでしたが準完封で完璧な投球内容でした。

これ以上無い気分と思います。

6/3　東京ヤクルトスワローズ　対埼玉西武ライオンズ　試合結果

	１	２	３	４	５	６	７	８	９	R	H	E
西武	3	0	0	0	0	0	0	0	0	0	3	1
ヤクルト	0	0	0	0	1	0	０	0	X	１	7	0

バッテリー

	☆小川泰弘、Sマクガフ – 中村悠平
	★髙橋光成、本田圭佑 – 森友哉

先発小川泰弘投手。

立ち上がりは、ストレートはまずまずでしたが変化球は手探り状態でした。

先頭に詰まりながらもレフト前に落とされヒットされます。

しかも足のある若林選手、かなりきつくなりそうな展開でした。

が､ここで上手く引っ掛けさせて併殺に成功。

2回も1アウトから粘られ四球でしたが、ここも上手く併殺。

序盤を上手く切り抜けました。

特に2回は要注意の山川、森、オグレディ選手という最も怖い打線です。

変化球手探りでそれぞれ粘られましたが、小川投手の方もしっかり粘りきり得点を与えませんでした。

ここでの投球で変化球も安定し始めて、以降は意図した組み立てに応える完璧な内容でした。

ストレートに加え多彩な変化球が使える状態では、中村悠平捕手のリードが冴えわたります。

左右、高低、前後、緩急を上手く組み合わせ、相手を翻弄させるリードでした。

もっとも組み立てに対し要求通りに投げ切った小川投手の出来が良かったわけですが、この試合の内容はバッテリーとしては最高の気分と思います。

球数から見れば9回も十分行けそうでしたが、カード初戦確実にと言うことでしょうか、最後はマクガフ投手が締めくくりました。

マクガフ投手は1点差と言うタイトな場面での登板でしたが、完全に小川投手に翻弄されていたライオンズ打線でしたので、この流れに乗って三者三振。

簡単に締めくくった感じとなりました｡

これで15セーブ目です。

この投手リレーで噂の山賊西武打線を3安打に抑え、三塁を踏ませず封じ込みに成功しました。

西武の高橋光成投手も良い投球をしました。

ヤクルトは単発は出るものの打線が繋がりません。

そんな中、小川投手が自らホームラン。

高目を振り切った見事な当たりで、油断で失投というより打った方がうまく打った感じです｡

何と交流戦でセリーグ投手が打った最初のホームランだそうで、記録を残しました。

おめでとうございます。

この試合丸山和郁選手が初スタメンで2番。

どこまで出来るかのお試しの起用の感じでしたが、結果は良否交々でした。

初ヒットはセンター返しで良いヒットでしたが、5回の無死2塁の好機の対応は2番としての難しさに当たった感じです。

バント失敗で結局進塁打は打てませんでした。

当然バントし難い球がきますから、確かに難しい局面でした。

相手は進塁阻止の投球をしますので、そこを如何に打開するかが2番の役割です。

丸山選手は総合的に見れば2番か下位を打つタイプですから、小技のレベルアップは必須と思います。

同系のタイプは多いので競争は相当激しく、一朝一夕では出来ませんので今後に期待というところでしょうか。

次はヤクルト高橋奎二投手、ライオンズは平井克典投手です。

平井投手は中継ぎでしたが、5月28日にDeNAベイスターズで初先発し、勝利を挙げています。

どのような投球内容なのか、興味津々です。

高橋投手は完全なパワー系左腕。

ライオンズはパワー系には強いのでさてどうなりますか?

だれがリードするのかによっても、違いが出そうです。

プロ野球交流戦試合結果　2022年6月3日

東京ヤクルトスワローズ　　　1-0　　埼玉西武ライオンズ	神宮球場
東京読売ジャイアンツ　　　　10-3　千葉ロッテマリーンズ	東京ドーム
横浜DeNAベイスターズ　　　7-0　　東北楽天ゴールデンイーグルス	横浜スタジアム
中日ドラゴンズ　　　　　　0-6　　　福岡ソフトバンクホークス	バンテリンドーム
阪神タイガース　　　　　　9-7　　　北海道日本ハムファイターズ	甲子園
広島東洋カープ　　　　　　1-4　　オリックス・バッファローズ	マツダスタジアム