監督采配・戦術

週末には練習試合も組まれキャンプも本格化。今季も古田敦也氏が臨時コーチで参加しました。期待の捕手内山選手もバッチリ学習ですが、なんと外野（レフト）守備の練習を開始。監督の思惑は如何に。

緊迫し重たい展開の投手戦でしたが、粘り合いが得意のヤクルトの真骨頂。終盤は押し最後はリズム良く攻撃しルーキーのダークホースが決めて優勝！　監督は最後まで選手起用の信念を貫き有終の美を飾りました。

中日がCSに出ることは無いわけですが、1STステージで当たったらほぼ絶望と思った試合でした。先発山下投手、プロ初登板は正直評価不明です。今後キレ､制球がどこまで上がるかを見守りたいと思います。

投手戦で両チーム引かずの場面を決したのは、降臨した村神様の42号3ラン。僅差に追い上げられ突き放したのが「勝負強い」キャプテン山田19号。高橋投手の球威ある直球に魅せられながら、良い試合を見ました。

連敗脱出！打線を大きく組み換え救援陣も力のあるところを繋ぐ、勝ちに行く采配でした。1番の山田選手がチームを引っ張り、3番塩見選手が決勝13号、継投陣全員が奮起してヤクルトらしい勝ち方ができました。

序盤完璧のサイスニード投手でしたが掴まりました。打線に繋がりがなくタイムリー無しと負けのパターンです。希望は村上選手の40号で気持ちが少し晴れました。久保、山本、金久保投手の踏ん張りも朗報です。

圧巻の「村神様降臨」の試合で半端ない存在感です。劣勢の序盤を救援陣の活躍と4番の存在で勝ちきる、ヤクルトらしい良い内容に安堵です。しかし阪神ベンチは摩訶不思議な采配でした。あそこで勝負ですか？

村上選手の34号で追いかけたとはいえ、実質大敗の試合でした。ただ、高津監督にとってのこの3連戦は、勝ちにこだわる以上の目標があるように思ったのは自分だけ？

先発小川投手は要所を締めて無失点で6回を投げ切り、裏の1死満塁で代打を送らず小川投手を選択。結果的に得点が入らなかったことが後に響きました。継投陣に綻びが出ている現状では難しい選択となりました。