6月23日 対 中日ドラゴンズ
立ち上がりからの攻勢で前半で試合を決め、ワンサイドの試合となりました。
初戦は足元を掬われた感じでしたが、後は最近の力の充実を見せた勝ちでした。
6/23 中日ドラゴンズ 対 ヤクルトスワローズ 試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
ヤクルト | 4 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 10 | 14 | 0 |
中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0 |
バッテリー
☆高梨裕稔 – 内山壮真 | |
★岡野祐一郎、山本拓実、谷元圭介、祖父江大輔、福敬登 – 木下拓哉、桂依央利 |
先発高梨裕稔投手。
立ち上がりは少し高めに浮き気味でしたが、初回の大きなリードもあって徐々に安定していきました。
ストレートの走り、変化球のキレもよく、緩急もついての安定した内容で、大きく開いた展開に乗って攻めることが出来ました。
余裕もでてきてスムーズな投球ができた感じです。
点差が大きく開くと攻撃もただ打ってくるだけの単調な物になりますので、そこを上手く利用したと思います。
あまりピンチを背負わなかったこともあって、投球数の割には疲れもなく結果完封となりました。
僅差ですとなかなかこうはいきません。
移籍後初完封(完投も)ですから、内容的には今までで最も良かったといえます。
ヒーローインタビューでは、「野手が点を取ってくれて。壮真がリードしてくれてあそこまで行けたので、本当によかったと思います」と、野手たちに感謝の辞。
ヤクルトで初めての完投&完封については、「もっと早くできればよかったんですけど、これからもっともっと9回投げれるように、頑張っていきたいと思います」
正直6回まで持てばと当初思っていましたが、6回どころの騒ぎではなく、気が付けば無失点のままラストまで行ってくれました。
完封したことで中継ぎ陣を休ませることができましたので、次の首位攻防(一応)戦に向けては大きな完封といえます。
ゲーム差が開いていますが、当面は2位チームを叩くことは重要で、3タテで一気に詰められることだけを避けることになります。
打線。
前日は、下位打線が全打点を叩き出しましたが、この試合は3,4番で9打点と日替わりで機能しています。
村上宗隆選手。
初回の22号満塁ホームランは上手く打ったホームラン、8回は完璧なライナーでの23号ホームランと量産体勢です。
まずは初回。
立ち上がり塩見泰隆選手の二塁打、山崎晃大朗選手の安打、山田哲人選手の死球で満塁となりました。
見てる自分は「ホームランでも出ないかな~」なんて気楽に構え、三振以外なら最低1点はゲットと1,2点の予想を立てていました。
冗談がホントになってしまって驚くやら驚くやら驚くやら。。。
流し打ったホームランでした。
あれで入るのか。。。凄い。。。やはり村神様です。
何とシーズン4度目の満塁弾となり、NPB史上2位タイとなりました。
更に8回表5打席目も、打った瞬間「行ったな」と思える弾丸ライナー、23号2ランです。
4打席目の2ベースも完璧に捉えた強烈な当りでしたので、調子は上がっている感じです。
これで本塁打23本で、2位岡本選手とと4本差。
打点62で、2位大山選手と10点差。
打率.314で1位の差の選手とは.013差まで迫りました。
3冠王の香りがしてきました。
そのほかを見ても、塁打1位、四球・故意四球共に1位、長打率・出塁率共に1位と、他を寄せ付けない強さです。
8回は三塁打なら初サイクルヒット成るかと思ったのですが、ホームランでは文句の出しようがありませんでした。
不振の山田哲人選手。
状態が悪くともここぞで甘く入ってきた球はさすが見逃しません。
この試合も4回表の走者一掃の2ベースでの3点で勝負を決めました。
ここぞで打ちます。
勝負強さは筋金入りです。
満塁弾は、塁に3人が出ていなければ達成できませんから、村上選手の偉業は1~3番の業績でもあります。
切り込み隊長の塩見泰隆選手。
前回やられていた岡野祐一郎投手に初回いきなりパンチを食らわせました。
これで少し投手に動揺が見えたような気がします。
続く山崎晃大朗選手は、バント(かなりフェイク)をにおわせながら安打。
山田選手死球と続きます。
この時点で、岡野投手の心境はかなり逼迫していたと思いますが、それでもフルカウント迄持ってきました。
外れると四球で押し出しとなる絶体絶命の場面で当たった相手が悪かった。
気の毒としかいえない展開ですが、そういう状況を作った上位3選手は素晴らしい活躍でした。
塩見選手は4打数3安打の猛打賞。
青木、オスナ、内山、長岡選手にも安打が出て、今季負け越しの中日にはまずはカード勝ち越し。
次回のカードで今季の勝ち越しに持って行って欲しいと思います。
尚、この試合出場で4番としての連続試合出場記録を1位タイに更新しました。
ヤクルト時代のラミレスさんの331試合に並んだのです(ラミさん巨人時代は469試合)。
歴代1位は元阪神金本さんの880試合ですが、このまま怪我をせず続ければ4年弱で到達します。
3位が松井秀喜さんの415試合ですが、この数字は順調にいけば来季当初に追い越せる計算。
無事これ名馬で突き進んで欲しいと思います。
さて次はジャイアンツ。
初戦の菅野投手を潰すとかなり先が見えると思います。
ちなみに初戦の予告先発は、ヤクルト高橋奎二投手、ジャイアンツが菅野智之投手です。
VS
初戦に全力を傾けるかということで、高橋投手を持ってきたのだと推測します。
本来ですとサイスニード投手の順番と思いますが、ローテ日数にとらわれない高津流の采配ですね。
大花火大会の後は沈黙するのがヤクルト打線の流儀のようなものです。
菅野投手相手では、そうなることは見えています。
どこかにほころびを見つけ、こじ開けて、初戦を勝ち取って欲しいと思います。
2022年村上選手 全ホームラン軌跡を特集
村上宗隆選手 ホームラン記録 2022 22・23号(通算126・127号)を更新中です(こちら)
プロ野球 セリーグ 試合結果 2022年6月23日
中日ドラゴンズ 0-10 東京ヤクルトスワローズ | バンテリンドーム |
東京読売ジャイアンツ 5-7 横浜DeNAベイスターズ | 東京ドーム |
広島東洋カープ 3-3 阪神タイガース | マツダスタジアム |
プロ野球 セリーグ 順位表 2022年6月23日試合終了時点
順位 | チーム | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 68 | 45 | 22 | 1 | .672 | 0.0 | |
2 | 73 | 38 | 35 | 0 | .521 | 10.0 | |
3 | 70 | 32 | 35 | 3 | .478 | 3.0 | |
4 | 64 | 29 | 35 | 0 | .453 | 1.5 | |
5 | 71 | 31 | 38 | 2 | .449 | 0.5 | |
6 | 68 | 30 | 38 | 0 | .441 | 0.5 |
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