9/19 中日ドラゴンズ 対ヤクルトスワローズ カード初戦
シーズン最終となり、順位も5,6位の試合です。
今一つ乗らない感じが出てくるのは、致し方のないところかもしれません。
とはいえ選手個人としては数字が残ります。
特に来季の構想も絡んできますから、それぞれの立ち位置で結果は重要度が大きなものになってきます。
ヤクルトは今季の大半「まるで二軍のオーダーか?」の布陣が余儀なくされました。
打撃、守備ともに一軍レベルでない選手をやりくりしながら使い、時に5位にさえ10ゲーム以上離される屈辱を味わっています。
しかし、普通の状態なら出る機会のないツバメの雛たちが、一軍という場所を与えられ、飛び立つ練習を何度もしたことで、雛が一回り大きく育ったことを実感し始めました。
まだまだ粗く、優れた投手には歯が立たず、守備でも失敗が多いのですが、「来季は少し違うのでは?」の希望の光が見え始めました。
では試合を振り返り、所感を書き留めたいと思います。
9/19 中日 対 ヤクルト スコア
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
ヤクルト | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 6 | 10 | 0 |
中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 6 | 0 |
・ヤクルト本塁打 なし
・中日本塁打 なし
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勝吉村貢司郎、矢崎拓也、大西広樹 – 古賀優大 |
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負柳裕也、清水達也、メヒア、梅野雄吾 – 石伊雄太 |

吉村7回2失点の好投で7勝目出典ヤクルト公式サイト2025/09/19
投手陣
先発 吉村貢司郎投手。
「やればできるじゃない!!」の好投でした。
序盤からしっかりストライクゾーンで勝負出来、良い結果を引き出せました。
これまで失点を恐れて際どく行き過ぎて墓穴を掘ることが多かったのですが、ストレートを軸にしっかり攻めの投球ができたと感じます。
変化球も有効に使えました。
やはりストライク先行ができれば、有利な展開に持ち込めます。
7回は少しバタつきましたが、ピンチを何とか2失点で収め切れたところは大きい。
無死1,3塁で山本選手を浅いレフトフライで犠飛を回避。
石伊選手には犠飛を打たれて2失点目となりましたが、2アウトを取ったことで流れを止めることが出来ました。
ここが大きなポイントと思います。
代打川越選手も粘られながらも三振で止めきれました。
これまで、一旦打たれだすとなかなか止めきれない事が多かったのですが、何とか自分の力で締めきれたことは、今後に期待ができます。
根底に打線の援護があり、得点差があっての内容でした。
1点差では、こうはいかなかったかもと思います。
次の内容が注目です。
以降は矢崎ー大西投手の継投。
矢崎拓也投手。
7回に2点を返されたものの、8回再び2点が入りました。
ここをしっかり締めませんと、流れが消えて9回裏にサヨナラといった事態を招きかねません。
そういう意味で、重要なところをキッチリこなしてくれました。
1安打を打たれたものの無失点で、流れをキープ。
大西広樹投手。

大西2奪三振を含む三者凡退で試合をクローズ出典ヤクルト公式サイト2025/09/19
得点差があり余裕の内容でしっかり締め切った感じです。
良い終わり方でした。
打線
やはり並木、岩田選手の足が有効でした。
走者に置くとタイムリーで簡単に帰ってくる感じです。
揺さぶりも見せ、足という武器を生かせています。
並木秀尊選手
2回、2死1塁で、レフトに安打を打ちました。
ここで、長岡秀樹選手がセンターオーバーのタイムリー三塁打。

長岡タイムリー三塁打を含む4打数2安打の活躍出典ヤクルト公式サイト2025/09/19
当然一塁から戻り、得点を挙げました。
7回の内山壮真選手のタイムリーは有効でした。

内山タイムリー二塁打を含むマルチ安打出典ヤクルト公式サイト2025/09/19
なかなか追加点が取れないところで終盤しっかり取り切った勝負強さが光ります。
そして8回
山田哲人選手四球出塁、代走赤羽選手。
古賀優大選手がしっかりバントで送りました。
次の岩田幸宏選手。
投手前にセーフテイバントです。
始めアウト判定でしたが、リクエストで覆りました。
足を生かし、オールセーフ。
1死1,3塁となって盗塁を決めたので、1死2,3塁となりました。
宮本丈選手が試合を決め切りました。
代打で出て、センターにタイムリー。
二塁走者が岩田選手でしたので、気づいたときには既にホームにいました。
2点取られてすぐ取り返し、勝負が見えました。
やはり切り札です。
先発好投、打線はうまく繋がってタイムリー、ブルペンは安定感で締めくくりと、上等な試合運びでした。
今日はカード2戦目ですが、この時期なので最終戦です。
先発はヤクルトが小川泰弘投手、中日は岡田俊哉投手と発表されています。
vs
前日の中田翔選手の引退試合に続き、この試合は岡田俊哉選手と祖父江大輔投手の引退試合の様です。
長年の功労をしっかり形でねぎらうのは良いことと思います。
となれば、岡田投手はほとんどオープナーの可能性があります。
隠れた2番手投手がほんとの対戦相手。
はて、誰かな?
誰が出ても、羽ばたき始めたヤンスワの活躍が楽しみです。
小川投手には8月26日の中日戦のような好投を期待!
プロ野球 セリーグ 試合結果 2025年9月19日
中日ドラゴンズ 2-6 東京ヤクルトスワローズ | バンテリンドーム |
東京読売ジャイアンツ 5-4 広島東洋カープ | 東京ドーム |
阪神タイガース 4-0 横浜DeNAベイスターズ | マツダスタジアム |
プロ野球 セリーグ 順位表 2025年9月19日
順位 | チーム | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ![]() |
135 | 83 | 49 | 3 | .629 | 優勝 |
2 | ![]() |
135 | 66 | 64 | 5 | .508 | 16.0 |
3 | ![]() |
135 | 66 | 66 | 3 | .500 | 1.0 |
4 | ![]() |
135 | 58 | 72 | 5 | .446 | 7.0 |
5 | ![]() |
135 | 58 | 75 | 2 | .436 | 1.5 |
6 | ![]() |
131 | 50 | 75 | 6 | .400 | 4.0 |
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