今季は5位でしたし、プレミア12にも誰も出ずですから、シ~ンのはずの表彰式。
ところがヤクルトからはベストナイン3選手、打撃タイトル6部門中4部門を占め、連盟特別賞として2名が選出されるという事態となりました。
投手部門を除けばなかなかのもので、いかに投手の駒不足だったかを思い知る結果となってしまいました。
ベストナインは優勝チームが有利かと思いましたが、長岡秀樹選手とサンタナ選手がしっかり入り、努力が報われた感じがします。
ベストナインについて
ベストナインはシーズンを通してそれぞれのポジションで最も好成績を残した選手に与えられます。
「記者による投票制」で選出されますが、記者ならだれでも良いわけではありません。
投票資格を持つ記者は全国の新聞・通信・放送各社に所属しており、5年以上プロ野球を担当しているものと定められています。
そういう意味ではある程度信頼できるのかなと思います。
今回のベストナイン
サード、村上宗隆選手
ショート、長岡秀樹選手
外野手、サンタナ選手が選出されました。
ショートは小園選手か矢野選手になるのではと思いましたが、フタを開けてみたら両リーグ最多の274票取得と、長岡選手の圧勝だったようです。
セリーグの有効投票数が302票でしたから、堂々の数字でした。
長岡選手は最多安打のタイトルも取りましたので、そこが評価されたのかと思います。
それにしても、今季は本当に大ブレーク。
並走していた武岡選手をいきなり10馬身ほどリードしたかの活躍でした。
ヤクルトの公式サイトに、以下のコメントを寄せています。
(初の打撃タイトル受賞について)まさか自分がこの場に立てるとは思っていなかったので、すごく嬉しく思います。(初のべストナイン受賞について)ベストナインに選ばれたことをとても嬉しく思います。これからはこの賞に恥じないプレーをし、連続して獲得できるように頑張りたいと思います。ありがとうございました。(ファンの皆さまへ)2年連続5位という悔しい結果に終わってしまいましたが、来年こそは優勝して日本一になれるように頑張りますので、応援よろしくお願いします
大きな経験を経て、さらに羽ばたいてくれることを願っています。
継続できるかが勝負ですから、ゆだんたいてきおでんたいやきの精神で精進してほしいものです。
村上宗隆選手はホームランキング、打点キングの2冠でしたから、これはもらえるのではと思っていました。
とはいっても今季も不調を叫ばれ、決して良い状態ではなく、ホームラン数も33。
村上選手の底力を知っているファンとしては、正直物足りなさもあります。
逆に言いますと、その不調の中ここまで数字を整えたのは流石と思います。
ヤクルトの公式サイトに、以下のコメントを寄せています。
(本塁打、打点の2冠達成について)自分自身の数字としてもチームとしても、中々満足いく結果ではなかったのですが、こうして最後タイトルを獲れたことは今後の自信にして、前を向いて頑張っていきたいと思います。(2年ぶり3度目のべストナイン受賞について)ベストナインに選出していただき大変光栄に思います。来年もベストを尽してプレーします。応援してくださった方々に感謝したいと思います。ありがとうございました。(ファンの皆さまへ)1年間たくさんの応援ありがとうございました。本当に手強いライバルがたくさん居ますが、来シーズンは僕達スワローズが優勝できるように頑張りますので、応援よろしくお願いします
サンタナ選手は帰国していますがコメントが掲載されています。
(最高出塁率者賞の受賞について)今年の最高出塁率者賞を受賞でき大変光栄です。(2年連続2度目の最優秀選手賞について)素直に嬉しいですし、いろいろな方の支えがあって獲れたので、周りの皆さんに感謝したいと思います。(初のべストナイン受賞について)ベストナインに選出いただき大変光栄です。チームメイトのお陰で良いプレーができたと思います。来年もチームに貢献できるように最善を尽くします。(ファンの皆さまへ)プロ野球ファンとスワローズファンの皆さま、どうもありがとうございました。特にスワローズファンの皆さま、今シーズンも熱い応援ありがとうございました。チームとして思い通りの結果を残せなかったですが、このチームでプレイできてとても嬉しく思いますし、来年こそセ・リーグ優勝を実現できるように最善を尽くします。皆さま、素敵なオフシーズンをお過ごしください。改めまして、ありがとうございました
昨季まではライトでしたが、今季はレフトにも挑戦し、以前に比べて守備力も少し上達したように思います。
足の故障などで100%の力ではなかったでしょうが、最高出塁率はあっぱれ。
打率は最後オースティン選手に抜かれましたが、試合数が多いのですから致し方なしの部分もあります。
シーズン中にオスナ選手と共に新たに3年契約を済ませ、頼れる助っ人健在は嬉しい限り。
来季も頼みます。
タイトル受賞について
ベストナインとは違い、シーズンが終わった時点で判明していました。
打撃部門では6タイトル中ヤクルトが4タイトル受賞での快挙でした。
最終で首位打者をオースティン選手に抜かれましたが、抜かれなければサンタナ選手が入り、5選手受賞となったところでした。
来季は並木、岩田両選手に盗塁を頑張ってもらい、6部門をヤクルトで埋め尽くしたうえで優勝!
勝手に妄想しますが、はてどうなりますか?
連盟特別賞について
連盟から贈られる特別賞に、青木宣親、中村悠平の2選手が選ばれました。
青木選手に対しては連盟も敬意を表した形です。
ヤクルトの公式サイトに、以下のコメントを寄せています。
この様な素晴らし賞をいただき、本当に嬉しく思います。心より感謝を申し上げます。野球はたくさんのことを自分に教えてくれました。特に感謝をすること。このような素晴らしい会を開いてくださった関係者の皆さま、ここに来場してくださったファンの皆さま、来れなかったファンの皆さま、そして家族、これまで自分に関わってきてくれた皆さま、本当に感謝しています。これからの人生も自分に自信を持ち、感謝しながらやっていきたいと思います。また、野球界にしっかりと貢献できるようにやっていきたいと思います。これからもよろしくお願いいたします
青木選手のファンだった自分としては感慨深い物があります。
常に挑戦し続け、実績を残し、後輩に惜しげもなく教え、チームをけん引してくれました。
彼がいなかったら、村上選手が心技体ともにアスリートになっていたかどうか・・・
青木イズムをしっかり受け止めた後輩たちの今後が楽しみです。
引退後も何らかの形で野球に貢献してくれるとのこと。
いつ監督になるのか、興味深々ではあります。
中村悠平選手、捕手の連続守備機会無失策の日本記録で表彰されました。
守備機会=刺殺+補殺+失策
捕手の連続守備機会1897回を無失策は驚くべき数字です。
ヤクルトの公式サイトに、以下のコメントを寄せています。
本日はこのような賞を受賞でき、大変嬉しく思います。また、この賞は自分1人では受賞できず、たくさんの方々の関係者のおかけで受賞できたと思っております。本当にありがとうございます。また来年からも捕手としてチームの勝利に貢献し、またこの様に素晴らしい賞を受賞できるように個人としても精進していきたいと思いますので、来年も応援よろしくお願いいたします
地味ではありますが、重みのある数字を達成したことは、誇れるべきこと。
後はこれを更新し、記録保持者として確固たる位置を守ってほしいものです。
二軍の表彰について
二軍の表彰も行われました。
イースタン・リーグ 最優秀防御率投手賞(初受賞)・最多勝利投手賞(初受賞)・
勝率第一位投手賞(4年ぶり2度目)の阪口皓亮投手
ヤクルトの公式サイトに、以下のコメントを寄せています。
まずはこのようなありがたい賞をいただけた事に感謝しています。そして、こういう成績を残せた事が自信に繋がると思うので、これからも頑張っていきたいと思います
そしてイースタン・リーグ 優秀選手賞・最多盗塁者賞(初受賞)の小森航大郎選手です。
ヤクルトの公式サイトに、以下のコメントを寄せています。
初受賞できて嬉しいです。今後は見ている人がわくわくする様なプレイが出来る選手になっていきたいと思います
二軍で活躍しても、それが一軍で通用するかといえばそうではありません。
そのことは十分感じていることと思います。
しかし、二軍でも成績を残せない選手も多いのですから、賞をいただいたことは自信になるかと思います。
来季は一軍で二人の顔を見たいものです。
アワードの表彰式が終わり、シーズンの区切りができました。
契約更新や選手獲得の報道も出てきています。
今後はそちらに目を向け、来季のヤクルトを考えてみたいと思います。
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