締めくくりに手間取り、冷や冷やものでしたが何とか逃げ切れました。
前日5ホーマーを浴び大敗したリベンジを果たせました。
エースが渾身の投球、4番のホームランで先制し、打線が繋がり、万遍なく得点。
復帰のオスナ選手が快音でライナー性のホームランを打つなど、ヤクルトらしい得点の獲り方でした。
ただ最後は焦りましたが・・・
8/16 東京ヤクルトスワローズ 対 横浜DeNAベイスターズ 試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
横浜 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 5 | 6 | 12 | 0 |
ヤクルト | 0 | 2 | 1 | 0 | 3 | 1 | 1 | 0 | X | 8 | 11 | 0 |
・ヤクルト本塁打 村上宗隆 23号 ソロ(2回) 濱田太貴 5号 ソロ(6回) オスナ 16号 ソロ(7回)
・横浜本塁打 無し
勝小川泰弘、阪口皓亮、山本大貴、S田口麗斗 – 中村悠平 | |
負今永昇太、エスコバー、宮城滝太、田中健二朗 – 戸柱恭孝、山本祐大 |
先発小川泰弘投手。
二軍で調整後の登板でしたが、エースとしての面目を保った内容でした。
このところは満足の行く投球がなかなかできずでしたが、ここは一番、気合を入れての登板で本来の投球ができた感じです。
制球とキレが生命線ですが、ここがしっかりすれば試合は形にできます。
踏ん張って114球、7回と救援陣の負担も軽減出来ました。
そこそこヒットは打たれますが、この試合のように四球0ですと粘れます。
後はこの内容をどう維持するか、次が本番かもしれません。
調整後がどうなるのか内心心配でしたが、ホッとしました。
2番手、点差があって少しお試しの阪口皓亮投手。
移籍後広島1イニング、阪神2イニングで結果を出しての登板でしたが、少し苦い結果となりました。
課題はランナーを背負ったときですが、今回は上手くいきませんでした。
球威、制球が一気に悪くなった感じです。
自身に取っては大事な登板で、8回は快投でしたが、9回は失点。
怖さが出て抑えようとした気持ちが強すぎしっかり攻め切れず、ストライクを取りに行って連打されました。
点差から言えばもっと大胆でも良かった感じですが、ありがちな展開とも言えます。
当面の課題はセットでの制球、球威かと思います。
ストレートには力がありますから、このあたりのコツを覚えればいい感じです。
経験を重ねるところかもしれません。
一つ擁護をすれば、この試合は古巣相手でした。
つい最近まで仲間として戦い、阪口投手の長所も短所も知り尽くしています。
阪口投手にしても、打線がいかに強力なのかを知っています。
先頭のソト選手に二塁打を打たれた時から怖さが出て、抑えようとした気持ちが強くなり、丁寧に行こうとして球威が落ちてしまうのも分かるような気がします。
試合後ベイスターズの観客に向かって深々とお辞儀をしていましたが、急なトレードで挨拶もろくにできなかったですし、惜別の気持ちかと思います。
新しいスワローズの阪口皓亮として、古巣の強力打線を封じる力を身に付けるように練習と経験を積んで欲しいと願います。
慌てて登板田口麗斗投手。
まさかこの展開でセーブが付くところとなるとはでしたが、しっかりセーブ獲得でした。
1アウト2,3塁での緊急登板です。
犠牲フライやワイルドピッチで失点をしてしまいましたが、記録上は失点としては残っていません。
結局しっかり締め、28セーブ目を挙げました。
中日が僅差でサヨナラ勝ちしましたが、幸か不幸かマルティネス投手が勝ち投手となってしまい、セーブが付きませんでした。
なんとかセーブ王街道をトップで走り続けています。
打線。
2回、先頭の村上宗隆選手が、ライナーでバックスクリーン左に23号ソロを着弾させました。
村上選手らしいホームランで先制です。
球団の8,500本塁打となるメモリアルアーチでした。
4番が先制花火を打ち上げますと、球場の雰囲気は一気に変わり、「今日はイケそう」と皆笑顔になります。
チームにも勇気を与えたと思います。
6番のオスナ選手が二塁打。
7番中村悠平選手がセンターへタイムリー二塁打を打って、加点できました。
ホームランの1点で終わらなかったことが、この先の流れを考えますと大事なことだったと思います。
3回も打線が繋がります。
3回先頭打者の濱田太貴選手。
センターへ安打を打ってチャンスメイクです。
2回に23号を放った村上選手が、今度はセンターへ深くタイムリー二塁打。
濱田選手が一塁から懸命に走ってホームを踏み、3-0と引き離しました。
5回、先頭の並木秀尊選手がピッチャー強襲の内野安打で出塁。
盗塁も成功させます。
盗塁数15となって、中野選手を抜いて並木選手が2位に浮上しました。
近本選手が21でトップですが、肉薄して欲しいものです。
2死になり、村上選手が申告敬遠、サンタナ選手内野安打で満塁となります。
ここでオスナ選手がセンターへのタイムリーで加点。
復帰後のオスナ選手、頼もしいです。
この試合は中村悠平選手が要所で頑張ります。
レフトへタイムリー二塁打を打って、なんと6-0になりました。
6回、横浜に1点返された直後、濱田太貴選手がバックスクリーンに5号ソロホームラン。
本人入ると思わなかったのか、一塁に向かって激走しましたが、着弾を確認できて笑顔で一周しました。
点を取られた直後のホームランだったので、とても良かったと思います。
トドメは7回のオスナ選手。
ライトスタンドにライナーの16号ソロ。
エンジン全開で手の付けられない状態です・・・なんとも嬉しい限り。
この段階で8-1となりましたので、今日は楽勝、清水・田口投手の出番なしと思ったのですが・・・
ゆだんたいてきおでんたいやきでした。
8回好投の阪口投手でしたが9回はまさかの投球となり、セーブシチュエーションが出来たため、田口投手が緊急登板です。
結果は勝ったのですが、かなり際どいラストとなりました。
9回の土壇場で、途中出場の長岡秀樹選手の好プレーが出ました。
無死1,3塁で、あわやショートオーバーのタイムリー安打になろうかというところ。
ダイビングキャッチをして三塁ランナーのソト選手を足止めし、点を入れさせませんでした。
流石GG賞。
ここで点数が入っていたら勝てなかったかもしれません。
大きな守備でした。
この試合を振り返ってみますと、若手の濱田選手が調子を上げて結果を残し、チャンスを物にしようとしています。
大振りをやめ、バットを短く持って振り切っています。
これが安打やホームランに繋がっていると思います。
今が大事な時の感じです。
ここにきてようやく本来の姿の80%位に戻ってきた村上選手。
ホームランか打点のタイトルは欲しいところです。
どこまで行けるか・・・
残り40試合を切りましたが、ホームラン打点共にトップと9差です。
出来ないこともないのではと感じています。
昨季は終盤に失速しましたが、今季は終盤に加速し村神様となって、結果オーライと行きたいところです。
今日の試合は横浜とのカード最終戦。
先発はヤクルトがロドリゲス投手、横浜は濱口遙大投手と発表されています。
VS
ロドリゲス投手、来日初登板の試合では、5回1失点で勝利投手となりました。
2度目の登板ですので真価が問われます。
日本の野球を学びつつ、自分らしさを活かして活躍して欲しいと期待しています。
打線は少し戻ってきましたので、濱口投手を攻略したいところ。
来季を見つつも今季を捨てずに踏ん張って欲しいと思います。
2023年 村上宗隆選手 全ホームラン軌跡を特集
村上宗隆選手 ホームラン記録 2023 では23号(通算183号)を更新中です(こちら)
プロ野球 セリーグ 試合結果 2023年8月16日
東京ヤクルトスワローズ 8-6 横浜DeNAベイスターズ | 神宮球場 |
中日ドラゴンズ 2-1 東京読売ジャイアンツ | バンテリンドーム |
広島東洋カープ 3-5 阪神タイガース | マツダスタジアム |
プロ野球 セリーグ 順位表 2023年8月16日 試合終了時点
順位 | チーム | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 106 | 63 | 39 | 4 | .618 | M29 | |
2 | 107 | 56 | 48 | 3 | .538 | 8.0 | |
3 | 105 | 52 | 50 | 3 | .510 | 3.0 | |
4 | 104 | 51 | 52 | 1 | .495 | 1.5 | |
5 | 105 | 44 | 59 | 2 | .427 | 7.0 | |
6 | 105 | 41 | 61 | 3 | .402 | 2.5 |
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