春季キャンプは第2クールに突入しました。
ヤクルト公式から提供された動画などを見ますと、古田・真中臨時コーチも始動し、全体に緊張感が走ったようです。
このところ例年招聘されている古田臨時コーチですが、初日から熱心に指導が始まりました。
「何と言っても投手力が非常に大切になってくる。バッテリー含めて見てほしいということを監督の方からも言われている」
バッテリーのテコ入れということで、投手、捕手と積極的にコミュニケーションを取ったようです。
木澤尚文投手とも良く話し合った様子です。
木澤選手に関して、
「勝ちゲームで大事なところで投げなければいけないピッチャー。成績だけいったら個人的には物足りない。彼のポテンシャルだったら、もうちょっと、本当に圧倒できるピッチングができると思っている。本人と課題というか、こういうものがあったらいいなという意見のすり合わせをした」とコメント。
一方の木澤投手も、
「昨年言われたことも含めてなんですけど、『もうちょっとこういう変化をつけられたらいいね』とか、投げどころの話とか。コンビネーションで、これとこれを組み合わせてみたいな具体的な話だった。それはゲームの中で試してみたいなと思います」とコメントしています。
木澤投手ははルーキー時代から見てもらっていますが、さらなる成長を期待されている様子。
特に具体的な話が出てくるのは良いことだと思います。
いくら教えられても、それをどう消化するのかは個人の素養にかかってきます。
クレバーな木澤投手ですから、是非自分のものにして、今シーズンをブイブイ言わせて欲しいと願います。
真中臨時コーチが、最初のあいさつで「去年僕が臨時コーチをやって5位だったので、今年は汚名を晴らして欲しい」と笑いを取っていましたが、本人もやるせなかったのかなと推測します。
今季は「ヤり返せ!」
スローガンがピッタリな状況です。
そんな中、村上宗隆選手の調子がかなり良いようです。
フリー打撃でバックスクリーンを越える推定飛距離150m級の超特大弾を放つなど、44本中17本の柵越え。
以下サンケイスポーツよりの引用です。
衝撃的な一発は、音もたてずに消えていった。昼食の時間帯に行われた主力組のフリー打撃。村上が21スイング目に放った打球は、電光掲示板に掲げられた旗の横を通過する推定飛距離150メートル級の超特大弾となった。
「風ですよ、風。スイングは仕上がっているので、そういうところは仕上がりが早いかなと思います」
場内がざわついた。浦添の風のおかげではない。明らかに村上の努力のたまものだった。昨年も同様の打球はあったが、見守った大松打撃コーチは「今年は打球の上がり方が断然違う。さらにすごい」と証言。続けて「今年は下半身主導でしっかりスイングができている。手が強いとか、そういう感じが全くしない。足の力を使ってバットが最後に出る。だから、バットに自分の力を伝えられている」と絶賛した。
仕上がり具合と状態の良さは明らかだった。この日は、44スイング中17本の柵越えをマーク。18、30スイング目には電光掲示板の上に当たって後ろに消える特大弾を放ち、34スイング目には右翼へ場外弾を放り込んだ。キャンプ初日の1日にも右翼場外へ消える打球を放っており、快音は鳴り止まない。
オフシーズンは、下半身から上半身の連動を意識し、構えたときに姿勢を伸ばすよう修正。ミズノ製のバットも長さの異なるものをキャンプに持ち込んで試しており、目標に掲げる自身2度目の三冠王に向けて着々と準備を進めてきた。
この日から臨時コーチを務める元監督の真中氏も熱視線を送った。打率・256、31本塁打、84打点だった昨季の打撃について「悪いときは左足に(力が)乗る時間があまりなかったので、(球を)迎えに行くのが早かったり、(重心が)前に行き過ぎたりしていたように見えた」と分析。あくまでも練習段階だとしながら「今はそういう間で打てている。本人も細かいところの変化をしながら新たなシーズンを迎えようというのはある。期待は持てますよ」と太鼓判を押した。
昨年1年間、調整不足を実感し、かなり準備をしてキャンプに突入したようです。
村上選手の今季への気合は、鬼気迫るものがあります。
守備の練習もそうですし、覚悟が伝わってくるように感じています。
今年はやってくれるだろうと、大きく期待!
春キャンプの第2,第3クールは、2名の臨時コーチからどん欲に吸収して、強いヤクルトを再現して欲しいと願っています。
公式の動画をシェアしときます。
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