2月28日 練習試合 対阪神
「嬉しい・心配」が交差する試合でした。
先発木澤尚文投手。
意気込み過ぎと思える力の入れようでした。
個々の球は良いものを見せましたが、全体に制球が定まらず不安を残す内容でした。
ドラ1ルーキーのパワーピッチャーは、一人相撲の感じで力が入りっぱなしに見えました。
この時期にこの制球力はちょっと頭の痛いところ。
パワーピッチャーに在りがちな制球力とも思えます。
完成度からはローテーションには時間が必要とも思えました。
また気になったのがランナーを背負ってのセット。
いささか緩慢なクイックでシーズンならばここは思い切り突かれそうです。
早く修正が必要な感じです。
内容が内容だけにリズムテンポも今一つ良くなくここも気になるところ。
課題満載ですが、自分の中で反芻し努力して良いピッチャーになって欲しいと思います。
2番手の山野太一選手。
良い内容が残せました。
武器のスライダーを屈指して、良いテンポの投球でした。
ただ、3イニング目に球威が落ちた感じで、制球も甘くなったあたりに課題を残しました。
新たにチェンジアップを習得中のようですが、開幕までに何処まで自分の物に出来るか?
完成度が上がればローテーションも近づくと思われます。
高橋、寺島投手が今一の状況では、ある意味貴重な左の先発候補に手を上げられるかもしれません。
吉田投手は、まあまあでした。
金久保投手は前回よりは安定した内容でオープン戦が勝負と言った感じです。
長谷川投手はこれもまあまあ順調。
山田哲人選手、チェン投手からのホームランはさすがの上手さでしたが、足に違和感があったようです。
昨シーズンのことがあるだけにいささか不安。
青木選手も足の張りを考慮でお休み。
まあここは余り心配は無いかと思いますが、年齢もあるので無理に練習試合に出ずともといったところ。
不動の4番村上宗隆選手は、順調すぎるとも思える状態ですぐにでも開幕OKの感じの元気さ。
少しスローダウンでもと思ってしまいます。
若いとは言えこの強靭な体には感心しかありません。
後、勘弁は、中山選手の守備。
酷いとしか・・・打球判断がプロのレベルにはほど遠い感じです。
昨年も危なっかしい事が度々でしたが、全く改善出来ておらずこれでは相当の打撃でない限り登録も危ないところ。
打撃フォームも硬いですが守備も硬い感じで、筋肉だけでは通用しないことを知るべきだと思います。
キャンプ終了でいよいよ本番に向けた3月へ発進です。
浦添でのキャンプ終了は、皆で輪になり打ち上げの一本締めをしました。
監督の言葉の中、小川投手が開幕投手として指名され、それを受けての締めの挨拶がありました。
FAを権利行使せず、ヤクルトで戦うと決めた新たな年。
悔いのないように頑張ってほしいと思います。
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