ついに村神覚醒か。逆方向5号、特大6号「久しぶりの感覚」でピーターズに初勝利を届ける

プロ野球・好プレー

村上特大6号を右中間席上段にぶち込む

2023.05.14

村神様お目覚め確定か！

逆方向への5号、文句なし特大6号の２ホーマーで、観客は沸きに沸きました。

ピーターズ投手に初勝利をプレゼントした4番の活躍や、スーパープレー続出の野手陣の好守など、見どころの多い試合となりました。

5/13　東京ヤクルトスワローズ　対　中日ドラゴンズ　試合結果

	１	２	３	４	５	６	７	８	９	R	H	E
中日	0	0	0	0	0	0	0	1	0	1	9	3
ヤクルト	2	0	0	0	0	0	0	2	X	4	6	0

・ヤクルト本塁打　村上宗隆 5号２ラン（1回）　村上宗隆 6号２ラン（8回）

・中日本塁打　　　　細川　成也 1号ソロ（8回）

	勝ピーターズ、H木澤尚文、H清水昇、S田口麗斗 – 内山　壮真
	負仲地礼亜、橋本侑樹、勝野昌慶、清水達也、藤嶋健人、福敬登 – 木下拓哉

村上6号2ランで確信歩き　出典ヤクルト公式サイト2023/05/13

先発ピーターズ投手。

鬼門だった6回を投げきり初勝利です。

ペース配分の感覚を、4試合目で少し掴んだ感じです。

ピーターズ6回無失点の好投で初勝利　出典ヤクルト公式サイト2023/05/13

この試合は内山捕手と組んだ訳ですが、最初は配球、タイミングともに少し合わない感じでした。

心配していましたが、ベンチで良くコミュニケーションを取ったようです。

徐々にお互いに調整していきました。

制球面でも際どい所ばかりを狙わず、出し入れでストライクとボールをうまく使った感じでした。

制球は良いので投げミスは少なく、大崩れしない感じが戻ってきたと思います。

「全体的にすごく真っすぐが良かった」と直球を中心に配球し、無四球でした。

欲を言えば次は7回まで行けると理想です。

前日の高梨投手と比較してもやはり制球力がキーと感じます。

安定感はあるので、ローテーションを守ってくれると期待できます。

石山、星投手が離脱で負担が増しそうな木澤尚文投手。

満塁となるもしっかり粘り切った内容でした。

石山投手離脱の今、勝ちパターンに食い込む大きなチャンスが訪れたと言えます。

木澤1回無失点の好投でリードを守る　出典ヤクルト公式サイト2023/05/13

今後梅野投手あたりもどこまでカバー出来るか、その辺が大きなポイントとなりそうです｡

先日はミス連発でしたが、この試合は好守が目立ちました。

この日先発でセンターに入った山崎晃大朗選手がとても良かった。

まずは序盤の1回の岡林選手のセンターライナーの好捕。

山﨑センターライナーをダイビングキャッチ

足の速い岡林選手ですから、抜かれると二塁打、いや三塁打を許しそうでした。

ダイビングキャッチでアウトにし、ピーターズ投手に勇気を与えたと思います。

山崎選手のダイビングキャッチで拳を揚げ喜ぶピーターズ投手

2回の二塁走者の三塁補殺も見事でした。

二塁走者は二塁打の木下選手。

村松選手がセンター前安打を打ち、当然三塁に進塁すると思われたのですが、山﨑選手から好返球があり、三塁を踏ませませんでした。

結果次の打者をセカンドフライに打ち取って、得点を与えませんでした。

三塁に進塁させてしまえば1アウト一三塁となって、大きな得点チャンスを与えたことになりますから、大きな補殺だったと言えます。

8回、長岡秀樹選手にも好守がありました。

岡林選手がショートの深いところに打ち、長岡選手はノーバウンドで一塁に送球しましたが、一旦はセーフの判定でした。

リクエストの結果、岡林選手がジャンプしたため着地が一瞬遅れ、アウトに覆りました。

セーフでも致し方ないような深い場所からの返球でしたが、見事アウトをもぎ取ったのが功を奏しました。

次の細川選手のホームランがソロで終わり、同点にならなかったのです。

やはりしっかり守ると流れを失いません。

村上宗隆選手。

1回、逆方向へ5号2ランでピーターズ投手を援護。

村上逆方向への5号2ラン

8回には特大の6号2ランを右中間席上段にぶち込みました。

村神特大6号2ラン

少し（かなり？）上向いて、左中間、右中間に夫々打ち込み4打点。

ともに甘い球でしたが、しっかりそれぞれ完璧に打った感じです。

ともにらしさ十分のホームランでした。

どん底から脱した感じではありますし、「村神様降臨」を高らかに歌い上げたいのですが、ここは自制。

後は右投手の内角攻めを打ち返せば完全復活です。

その意味では次は高橋投手ですから格好の判断材料となりそうです。

もっともヒーローインタビューでは6号を「久しぶりの感覚」と表現していました。

村上ヒーローインタビュー

右中間席上段へ運んだ特大ホームランは、自分の中の強烈な感覚が呼び起されたのだと感じました。

ヤクルト1000で深い眠りにつき、ヤクルト1000のおかげでスッキリと覚醒したみたいなものでしょうか。

これが覚醒ならば、高橋宏斗投手と言えど、安心はできないかと思います。

今夜の試合が楽しみでしょうがありません。

ちなみに記録的には打点が22で現在の1位、本塁打は首位と1本差の4位です。

長く1割台だった打率は.218となり、今後次第で大きく上がると思います。

1試合2ホーマーが20試合目となり、山田哲人選手と並んで球団記録になりました。

今夜の先発はヤクルトが小川泰弘投手、中日が高橋宏斗投手と発表されています。

今季の小川投手はツキに恵まれません。

6回をQSしても連敗、ついに前回は状態悪く4回降板となってしまった小川投手。

リベンジを果たして欲しいと思います。

勿論村神様降臨を楽しみにしていますし、バックはエラー無く好守で支えてくれることを期待します。

2023年村上宗隆選手全ホームラン軌跡を特集

村上宗隆選手ホームラン記録 2023　では５、６号（通算165、166号）を更新中です（こちら）

村上6号2ラン

プロ野球セリーグ試合結果　2023年5月13日

東京ヤクルトスワローズ　　　　4-1　　　中日ドラゴンズ	神宮球場
阪神タイガース　　　　　　　　7-2　　横浜DeNAベイスターズ	横浜スタジアム
東京読売ジャイアンツ　　　　　5-4 　　広島東洋カープ	東京ドーム