塩見サヨナラ3号2ランで試合を決める！　石山500登板、村上神宮100号の記録も

5月3日　対 中日ドラゴンズ　　神宮球場　カード初戦

ここへ来て少し体制が整って、上向き感が出てきました。

上向きを本物感としたい5月の滑り出し・・・大事なところです。

結果は４連勝。

ついに最下位を脱出しました。

 

 

先発小川泰弘投手。

滑り出しは良い調子でしっかりコントロールできていましたから、順調に6,7回までの感じでした。

ところが3回以降は生命線の制球が乱れがちで、一気に不安定な内容となりました。

毎回先頭を安打で出し、ピンチの連続です。

序盤の先制点も危うい綱渡り状態となりました。

力で抑えるタイプでは有りませんから、制球が乱れ浮き気味な高目に行けば捉まります。

中日の攻撃がチグハグなこともあり、経験値からか何とか粘って6回まで凌ぎ切った・・・見事な粘りを見せました。

9安打ではありましたが四球は0でしたから、このあたりが粘り切れた要因と感じます。

中日の先発メヒヤ投手が、四死球で崩れた所と対照をなした感じです。

 

6回で一杯一杯の感じでしたが、7回まで引っ引っ張りました。

ベンチの采配としては、粘っていたのでそのままの判断だったかもしれませんが、そうそういつまでも上手くはいきませんから、変え時の判断ミスの感じがします。

6回までリードを保てれば御の字の内容でしたから。

 

以降エスパーダ､木澤､石山､大西投手とつなぎました｡

　　　

 

７回、３連続安打を浴びて、無死満塁の大ピンチで登板エスパーダ投手。

初球いきなり村松選手にタイムリーでした。

やや外角のスプリットでしたが、満塁では入りとしてはやむを得なかったかもしれません。

以降は計算通りに投げてリードを保ちました。

同点まではありでしたから十分と思います。

ある意味安定した登板が続いています。

 

木澤投手がホームラン狙い見え見えのところで失投。

在りがちではありますがやはりこの辺りは課題と言えます。

 

500登板の石山泰稚投手。

結構際どい所を取ってもらえずでピンチでしたが、しっかり粘り切れました。

決め切ったと思えた所でのボール判定が続きましたが、気持ち的に崩れないところはベテランと思います。

ここは救援に取っては大きなところです。

 

大西広樹投手。

内容的には十分で、しかも回跨ぎをこなしました。

やはり今季は一段上がった感じで、清水投手が不在のところですが大きな戦力となっています。

少し精神的にもタフになった感じです。

2勝目が転がり込みました。

おめでとうございます。

 

 

打線。

序盤四死球を上手く使って先制、追加と細かいところが出せました。

追加で３回は村上宗隆選手の一発。

序盤は確りとした形で攻撃できていました。

 

ただ中盤以降は中日継投陣に抑え込まれ、好機は作れましたがあと一本でなかなか追加点が取れませんでした。

膠着状態としてしまったところで同点までされた感じです。

西川遥輝選手が一番として良い働きでしたが、オスナ選手のミスショットが目立ったと感じます。

 

最後は塩見泰隆選手の一発。

展開はホームランで決まりそうでしたが、やはりでした。

先頭の中村悠平選手が粘ってヒットで出たところが大きかった！

やはり延長線、しかも裏の攻撃では、先頭が出ると相手に圧力が大きく掛かり思わぬ展開も生みます。

様子見の初球とすべきところで、ピンチを広げたくないと思ったのでしょうか。

ストライクから入っての痛打でした。

まあ塩見選手だったところも考えればですが、打った方が上という結果です。

 

髙津監督は

「ああいうの（大きな当たり）があるから塩見なんだろうなと思いましたね。けががあるのも塩見だし、ああいう土壇場のところでなんかやってくれそうな期待を持ってしまう。ああやって答えを出してくれるので。塩見だなという感じがします」とコメントして、塩見選手を称えています。

 

この試合、石山選手500勝の他に記録がもう一つ。

村上宗隆選手の神宮球場100号ホームランです。

 

あと2本で通算200号になるのですが、その半分を神宮、残り半分が他球場と、まんべんなく打っているのはさすがです。

つば九郎に祝ってもらいました。

神宮100号達成の最年少記録となり、山田哲人選手を超えました。

これで7号はリーグ本塁打記録の1位に並びました。

近年の7号までのペースは、

年度	達成日	シーズン最終本数	球場
2021	4月15日	39	神宮
2022	5月3日	56	甲子園
2023	5月21日	31	神宮
2024	5月3日		神宮

となっており、くしくも56本を打った2022年と同日になっています。

今季は出遅れが心配されましたが、何とか追いついたようで、これからに期待です。

 

 

この試合、しっかり逃げ切りたいところでした。

追いつかれはしましたが、しのぎ切って最後は決めきれました。

粘りも出て5月としてはいいスタートでした。

 

今夜の試合はヤクルトの先発がサイスニード投手、中日は柳裕也投手と発表されています。

　VS　

サイスニード投手のパワーが少し落ちてきているのが不安材料ですが、柳投手を得意としている村上選手や、上向きになってきた打線に期待です。

 

 

2024年 村上宗隆選手 全ホームラン軌跡を特集

村上宗隆選手 ホームラン記録 2024　では7号（通算198号）を更新中です（こちら）