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スアレス好投、8回清水被弾で敗戦。清水の一発病について思う。。。克服は可能か。

山田24号アイキャッチ プロ野球・ピッチャー

7月8日  対 阪神タイガース

 

R H E
阪神 0 1 1 0 0 0 0 4 0 6 7 1
ヤクルト 0 0 0 3 0 0 0 2 0 5 9 1
バッテリー
ヤクルト スアレス、H今野龍太、清水昇、大下佑馬 – 古賀優大
阪神 ガンケル、馬場皐輔、H岩崎優、Sスアレス – 梅野隆太郎

 

肝心なところで甘さが出ての負けとなりました。

結果論的には野手ミスからのバッテリーミスでの敗戦ですが、いろいろ考えるべき点が有った感じです。

 

先発スアレス投手

7月8日スアレス好投

相手が安定感抜群のガンケル投手ですから先行されると厄介でした。

序盤は甘く入る事が多く失点となりました。

まあ大量失点とならずに僅差で持ちこたえ、中盤はストレート(ツーシーム系)が冴えて抑え込めました。

6回で定石通り降板となりました。

ここまで6回以降は急速に調子が落ちる事が多いためを考えてのことと思います。

阪神が手こずっていたところで投球数も多くはありませんでしたから、引っ張ってもよかったかも知れません。

ただ勝ち越したい阪神戦で定石を踏んだ感じです。

あえて冒険はしたくなかったのだと思います。

 

長いシーズンを乗り越えるためには時として試し、チャレンジは必要です。

試合の位置付けが優先されますが、シーズン前半はまだチャレンジをやれる時期です。

後半に入ってはシーズンを諦める位置に居るチームしかできません。

ただ、今までを考えますと、行き成り球威が落ちるので、ある意味ベンチも学習したということでしょうか。

 

8回清水投手が捕まって負けとなりましたが、いろいろ考えるべきところがありました。

先頭を落球エラーで出した訳ですが。。。

雨が酷い悪条件という伏線はありますが、あの場面はセンター塩見選手に任せるべきところでした。

打球が青木選手にとっては取りにくい体制(ポケットキャッチ)なりますが、追いついていた塩見選手は普通に取れます。

青木選手が声を出したので引いた訳ですが、正直守備力が少し落ちている青木選手の方がリスクは高かった感じです。

もちろん結果論です。

青木選手の積極性や頑張りは凄いところで、この程度のミスで評価が変わるところではありません。

 

 

踏ん張った清水投手ですが、配球ミスと制球ミスが重なり支えきれませんでした。

配球ミスは、この試合雨で落ちの精度が悪いフォークを選択してしまったこと。

梅野選手へのフォーク抜け球です。

制球ミスは、大山選手へのストレート失投でした。

 

清水投手の被本塁打が多い原因は?

清水昇投手は、ここまで「抑えて当たり前、打たれると即敗戦直結」というきついポジションのセットアッパーをやり続けています。

ヤクルトAクラスの原動力となっていることは間違いないのですが、やはり被本塁打が気になります。

盤石なセットアッパーになるために何かが不足しているとすると、それは何なのかを私なりに考えてみました。

 

先日もビシエド選手に被弾していますが、ホームランバッターに対しての攻めに課題があると思います。

投球フォームが綺麗タイミングが取りやすい感じがします。

フォームが良い事は制球に繋がりますから悪いわけではありません。

反面、当然打者にとっては球の出所がわかりやすく、タイミングは取りやすい。

そこそこ球威が有ると、芯にに当てれば力のあるホームランバッターは飛ばします。

清水投手が出る場面は、勝敗に直接関与するため、ホームランバッターが感性を研ぎ澄ませて挑んできます。

タイミングを計り、出所を見極めて渾身の一振りをするわけです。

自慢の投球フォームの美しさが仇になってしまう現実。

 

清水投手が一発病を克服するためには?

少し動くボール(ツーシームは持っていますが)に磨きを欠ける必要があるかもしれません。

同じフォームから投げる動くボールの種類を増やし、精度を増すこと。

それによってホームランバッターといえどもタイミングが外されて凡打になってしまうのではないか。。。

そのように思います。

まぁ、当然本人もベンチも分かっているとは思いますが。。。

 

 

ホームランは一発で決まってしまいますから後の祭りとなるだけに、セットアッパー(クローザーも)が最も避けなければならないところ。

 

6月18日清水とは言え誰でも出来るポジションではなく、一番つらいところで頑張る精神力は称賛します。

打たれて悔しくうなだれる姿を見ますと応援したくなります。

 

結果を引きずらず頑張りを期待します。

あなたが頼り

 

 

 

 

打線

ガンケル投手に抑え込まれた打線が火を噴いたのが4回。

青木・山田・村上選手の3連続二塁打

それを最後に締めたのが吉田大成選手でした。

吉田タイムリー

これで逆転したのですが。。。

降りしきる雨の中で清水投手が被弾。

一気に3点差となってしまいます。

 

ただ、今年のヤクルトはあきらめない。

粘り腰があります。

直後、凡打の青木選手が懸命の走り。

サードが送球エラーをして生き残ります。

そこに、なんだかホームランを毎日打っている山田哲人選手が登場。

 

なんと、今日もまた雨のスタンドに24号を入れてしまいました。。。すごいなぁ!

山田24号

 

 

その後、後続が倒れたためあと1歩で引き分けに持っていくことができませんでした。

それでも今年は違うを実感。

 

 

さて、今日は高橋奎二投手です。

高橋奎二投手

前回は先取点をもらって余計なことを考えたか、元に戻ってしまいました。

今回は正念場。

チャンスをもらえたのですから、イケるところまで突っ走って欲しい。

 

 

広島は19年ドラフトの玉村昇悟投手です。

まだ20歳ですが、DeNAに勝ち星を挙げ、上り調子。

左の速球派のようなので、高橋投手とキャラがかぶるかも。

キャラ勝ちして欲しいと思います。

 

 

 

プロ野球 セリーグ 試合結果 2021年7月8日

東京ヤクルトスワローズ  5-6  阪神タイガース 神宮球場
東京読売ジャイアンツ   0-1     中日ドラゴンズ 東京ドーム
広島東洋カープ       5-3 横浜DeNA ベイスターズ マツダスタジアム

 

 

プロ野球 セリーグ 順位表  2021年7月8日試合終了時点

順位 チーム 試合 勝率 ゲーム差
1 阪神 78 46 29 3 .613 0.0
2 巨人 80 41 29 10 .586 2.5
3 ヤクルト 79 39 31 9 .557 2.0
4 中日 80 30 39 11 .435 8.5
5 DeNA 80 29 41 10 .414 1.5
6 広島 77 26 41 10 .388 1.5

 

 

山田哲人選手24号

山田24号

 

いやぁ~振れてますなぁ。。。

この試合、ホームランを含み2安打3打点。

「打ったのはストレート。最後の最後まであきらめず、なんとかしようという気持ちでした。良い角度であがってくれました。次の打席がまわってくると信じて準備をしておきます」

山田24号

 

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