8月16日 対 阪神タイガース
7,8月には影を潜めた久しぶりのヤクルトらしい攻撃で、難敵天敵の青柳投手を崩しての勝ちでした。
8/16 東京ヤクルトスワローズ 対 阪神タイガース 試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
阪神 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 3 | 11 | 1 |
ヤクルト | 0 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | X | 5 | 8 | 0 |
バッテリー
☆高梨裕稔、H梅野雄吾、久保拓眞、H清水昇、田口麗斗、Sマクガフ – 中村悠平 | |
★青柳晃洋、岩貞祐太、島本浩也、アルカンタラ、小林慶祐 – 梅野隆太郎 |
効率良くそれぞれ場面で必要とされている仕事ができ、打線として繋がった「本来のヤクルト」と言える内容でした。
この試合は青柳対策一色の打順でした。
打順 | 位置 | 選手名 |
---|---|---|
1 | レフト | 青木宣親 |
2 | セカンド | 元山飛優 |
3 | ライト | サンタナ |
4 | サード | 村上宗隆 |
5 | ファースト | 宮本丈 |
6 | キャッチャー | 中村悠平 |
7 | センター | 丸山和郁 |
8 | ショート | 長岡秀樹 |
9 | ピッチャー | 高梨裕稔 |
左打者を並べ、右はサンタナ、村上、中村選手の3名だけです。
山田、塩見、オスナ選手は休ませました。
かなり大きく打線をいじったわけですが、起用の青木、元山、宮本、丸山選手がそれぞれ求められる仕事をきっちりこなして勝利に貢献しました。
ここまでやられっぱなしでしたが、ようやく一矢報いた感じです。
尤も青柳晃洋投手、いつもの精密な制球が影を潜めていました。
明らかなボールも多く、調子としては最低だった感じです。
とは言え大事な一戦でしっかりつけ込めて崩せたところは大きいものがあります。
少しコンプレックス解消かもしれません。
人間何か苦手はあるものですが、意外ですが青柳投手の守備はあまり上手とは言えません。
特に送球は大きな穴です。
完璧な投球を見せる青柳選手とは全く別人。。。不思議なものです。
これからはバント攻撃もありかと思います。
それぞれ内容はありましたが、最も光るのはタイムリーの長岡秀樹選手。
追い込まれての難しい球を安打しました。
追加点となるこの一打での一点は、最も効いた感じです。
青柳投手の苦笑もうなずけるところです。
先発高梨裕稔投手。
ストレートに威力がありフォークも効いて、特に要所で良いところに決め切れての好投でした。
制球力からどうしても球数を要しますので、やはり6回でいっぱいといった感じです。
大事な初戦と言うことで飛ばした感じもあって6回は予定のところかもしれません。
この内容が安定して出せるとワンランク上がれるのですが次が注目です。
8回、9回は久保、田口投手を持ってきました。
点差から清水、マクガフ投手を使わずに勝ちたい意図でしたが、結局は使う羽目になってしまいました。
初戦ですから王道リレーで行くべきと感じるところです。
田口麗斗投手。
9回、2アウトを簡単に取って、勝ちを意識したように見えました。
ホッとして次の梅野選手に気持ちが入らなく、2球明らかなボール。
ここから慌てて力を入れましたが、いったん緩んだ投球は立て直せず連打となってピンチとなります。
中堅どころの経験者としては悔いの残る内容で、大きな反省材料でした。
まあ要らぬ反撃ムードを阪神に与えたことはカードの今後にも影響しかねないところです。
ヤクルトらしい繋ぎを振り返ってみます。
まず、2回裏。
先頭・村上宗隆選手が四球で出塁。
宮本丈選手がバントで送りましたが青柳選手の送球エラーで1,2塁。
続く中村悠平選手もバントをしましたが、ロドリゲス選手のフィルダースチョイスで無死満塁となりました。
この日は先発起用の丸山和郁選手がこの好機にショートへの内野ゴロで先制点を挙げます。
実にノーヒットで青柳投手から1点をもぎ取りました。
続く8番長岡選手。
ライトにタイムリーを打ち加点で2-0です。
なんとヤクルトにとって58イニング目となるタイムリーとは、どんだけ不振だったんだとビックリ。
3回、先頭の元山飛優選手が二塁打で出ました。
サンタナ選手大きなライトフライで元山選手がタッチアップし、1死三塁とチャンス。
ここで4番村上選手が仕事をし、前進守備の内野の後方にポテンヒットを落とし、タイムリー安打となりました。
村上選手は打点を1プラスで101打点目です。
ここで終わらないのが「ヤクルトらしさ」なわけですが、5番宮本選手が安打を打ち、村上選手が三塁に到達します。
中村選手がキッチリ犠牲フライを挙げ、4-0としました。
その後、糸原選手のホームランが出て3点差になりましたが、「取られたら取り返す」がキッチリできたのが大きく、これも「ヤクルトらしい」所。
7回裏に青木宣親選手がライトスタンドへ5号ソロを着弾させ、5対1と再び4点差になりました。
9回、2アウトの油断から失点しマクガフ投手が登場し、1失点したものの無事クローズ。
マクガフ投手は29セーブ目を挙げ、再びリーグ1位となりました。
青柳投手という難敵を崩しての初戦をいい形で取れたことは、今後に光明といえます。
今日の先発はヤクルト高橋奎二投手、阪神が伊藤将司投手と発表されています。
VS
伊藤投手とは今季初対戦かと思います。
完投もできる投手で、3失点以上取られたことがなく順調に勝っている強敵です。
「ヤクルトらしい」揺さぶりをかけ、崩して欲しいと思います。
でも、雨かなぁ
プロ野球 セリーグ 試合結果 2022年8月16日
東京ヤクルトスワローズ 5-3 阪神タイガース | 神宮球場 |
横浜DeNAベイスターズ 3-1 東京読売ジャイアンツ | 横浜スタジアム |
広島東洋カープ 5-0 中日ドラゴンズ | 京セラドーム大阪 |
プロ野球 セリーグ 順位表 2022年8月16日試合終了時点
順位 | チーム | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 105 | 61 | 43 | 1 | .587 | 0.0 | |
2 | 100 | 51 | 47 | 2 | .520 | 7.0 | |
3 | 109 | 53 | 55 | 1 | .491 | 3.0 | |
4 | 110 | 52 | 55 | 3 | .486 | 0.5 | |
5 | 110 | 52 | 56 | 2 | .481 | 0.5 | |
6 | 104 | 46 | 57 | 1 | .447 | 3.5 |
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