6/8 ヤクルト 対 ソフトバンクホークス カード最終戦
やはり先発投手次第を感じる試合でした。
2ヵ月ぶり復帰登板の高橋投手が、丁寧に投げて試合を作りました。
実質初登板的でしたから安全運転で、予定?の5回までと展開的にも勝たせる投手起用となったように思います。
いずれにしても色々ありはしますが、まずはひと山超えて一安心の感じです。
では試合を振り返り、所感を書き留めたいと思います。
6/8 ヤクルト 対 ソフトバンク スコア
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
SB | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 7 | 1 |
ヤクルト | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | X | 4 | 6 | 0 |
・ヤクルト本塁打 伊藤琉偉 3号 2ラン(5回)
・ソフトバンク本塁打 野村勇 7号 2ラン(7回)
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勝高橋奎二、H田口麗斗、矢崎拓也、H金久保優斗、H星知弥、S石山泰稚 – 中村悠平 |
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負松本晴、尾形崇斗、藤井皓哉、杉山一樹 – 渡邉陸 |

復帰高橋5回無失点の粘投出典ヤクルト公式サイト2025/06/08
投手陣
先発高橋奎二投手。
調整期間で体をかなり絞ったように思いました。
力投型から脱却し、力をセーブするスタイルに変えて安定感を求めている感じで、三振よりも打たせての印象でした。
初回は先制をしてもらい、全体としてかなり慎重に(まあ復帰登板もあって)投げたようで、球数は嵩みました。
兎に角大崩れはしないことと、責任回数の最低5回は投げきることに注力しているように見えました。

復帰高橋5回無失点の粘投出典ヤクルト公式サイト2025/06/08
ストレートは結構いい感じでしたが、変化球がカット中心で追い込んでもなかなか決めきれずでした。
カーブが決まらず苦しんだ感じもします。
ふとモイネロ投手のような大きく鋭いカーブがあれば、もっと楽な投球が出来長いイニングもとの考えが頭をよぎりました。
いずれにしても球数は使っても5回無失点で復帰を乗り越えました。
次回の投球内容に期待が持てる投球内容でした。
以降 田口ー矢崎ー金久保ー星ー石山投手の継投。
田口麗斗投手。
高橋投手の流れをそのまま力にして投げたように思います。
柳町、近藤、山川選手と厳しい打順でしたが三者凡退に打ち取り、流れを渡しませんでした。
ただ、辛口になるのですが、まだ本来の球威や制球は戻っていないように思います。
このような体験を重ねて自信を取り戻し、以前のような状態になることを願っています。
内容的には金久保、星、石山投手がよかったと感じます。
金久保優斗投手。
ホームランを打たれた矢崎投手の火消で、2死2塁で登板しました。
持ち味のストレートがいい感じです。
制球力が増せば切り札になれるのですが、いずれにしても相手に行きかけた流れを止め切りました。
2球で終わられたところが良かったと思います。
星知弥投手。
いきなりヒットでしたが、このところ慌てないというか自信が付いてきたか、落ち着いて自身の投球ができたと思います。
やはり力のあるストレートが武器。
パワー系では現状最も安定化したリリーフです。
石山泰稚投手。
抜群の安定感。
8回の追加点がかなり効いて余裕でした。
なかなかこの年齢で復活は難しいものですが・・・兎に角現状では神様(仏様? ファンは石山本願寺和尚と尊敬の念を込めて、過去に崇拝しましたが、またもや崇拝の対象になっています)
打線
初回2球でチャンスを作りタイムリー。
この試合の先頭は並木秀尊選手。
久々のスタメンでした。
初回、甘めに来たとはいえ初球をしっかり捉えてレフトに安打し出塁です。
打撃フォームを少し変えた?
その後の打席もファールになっても捉えていることが見えましたので、いい感じのようにも思います。
並木選手出塁とあれば、2番武岡龍世選手は送りバント。
初球できっちり決め、良いテンポで進みます。
3番オスナ選手。

オスナ先制タイムリー出典ヤクルト公式サイト2025/06/08
スライダーをライトに安打してタイムリー。
すごく良いテンポで得点して、見ている方も簡単に取ったように感じました。
やはり良いテンポで得点をとると、流れを呼び込むように思います。
逆に7回ソフトバンクに2球で2点を献上。
ここも絶妙のセーフテイバント後、少し動揺したところに上手く付けこまれてホームランとテンポよく取られました。
その意味でこのあとの好機を金久保投手が2球で抑えた意味は大きいところです。
本人も皆もびっくりの伊藤琉偉選手。

伊藤2試合連続3号2ラン出典ヤクルト公式サイト2025/06/08
思い切りよく振って正直まさかの2試合連発。
8番ですから前日打ってもまだそれほどマークはきつくないところではあったのですが(最初は三振)芯で捉えての大金星でした。
守備は安定していますので、当面8番あたりでコツコツ積み上げて行きたいところです。
長岡選手のライバル出現というところまで行けるか・・・
マークされてくるでしょうから踏ん張れるのか今後が楽しみです。
この試合これまで失敗が多かったバントが全て成功、しかもほぼ初球とテンポよく決めました。
8回の並木選手だけ、セーフテイバントの3バントでしたが、三振にならずにしっかり決め、走者を意識したか、エラーを呼び込んでのオールセーフ。
どれも良いバントで、攻撃にリズムが出ました。
岩田幸宏選手。
7回からセンターの守備に就きました。
このところ冴えませんでしたが、ファウルで粘り9球目を選んで気迫で押し出し。
少しリベンジしました。
取り返すことでミスを消すしかありません。
なかなかの気迫の四球でした。
これで5月11日以来のカード勝ち越しです。
一歩ずつ進んでいるように見えます。
ただセリーグチームがどの試合も勝っていては、せっかくの勝もゲーム差を詰めるに至らずで歯痒いこととなっていますが・・・
次は北の大地に足を運んで、エスコンFで日ハムと対戦です。
ここも勝ち越したいところ。
プロ野球 交流戦 試合結果 2025年6月8日
東京ヤクルトスワローズ 4-2 福岡ソフトバンクホークス | 神宮球場 |
横浜DeNAベイスターズ 5-4 北海道日本ハムファイターズ | 横浜スタジアム |
阪神タイガース 8-1 オリックス・バファローズ | 甲子園 |
中日ドラゴンズ 3-0 千葉ロッテマリーンズ | バンテリンドーム |
東京読売ジャイアンツ 5-0 東北楽天ゴールデンイーグルス | 東京ドーム |
広島東洋カープ 10-0 埼玉西武ライオンズ | マツダスタジアム |
プロ野球 セリーグ 順位表 2025年6月8日
順位 | チーム | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ![]() |
58 | 35 | 21 | 2 | .625 | 0.0 |
2 | ![]() |
56 | 30 | 23 | 3 | .566 | 3.5 |
3 | ![]() |
55 | 28 | 25 | 2 | .528 | 2.0 |
4 | ![]() |
58 | 30 | 27 | 1 | .526 | 0.0 |
5 | ![]() |
57 | 26 | 29 | 2 | .473 | 3.0 |
6 | ![]() |
53 | 17 | 34 | 2 | .333 | 7.0 |
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