私見　ヤクルト今季の通信簿　捕手編

CSファーストステージ、セリーグは横浜DeNAベイスターズの圧勝でした。

タイガースは投打共に全く良いところが見えなかったのは意外でしたが、岡田監督退任で何か士気が上がらず、意気を感じないように思いました。

短期戦ですから正直どちらに転ぶかが出やすいのですが、タイガースらしい粘りもなく内容的には味気ない感じもしました。

勝ちましたがDeNAは東克樹、宮崎敏郎選手がアクシデントで離脱。

ファイナルに向け不安材料となってしまいました。

ジャイアンツは吉川尚輝選手が左脇腹を痛め、出場が危ぶまれています。

この時期の故障は、シーズンの疲労が引き金になっていることもあり、これ以上の故障者を出さないようにしたいものです。

私見 ヤクルト今季の通信簿　捕手編

試合のない日々を振り返りの期間と考え、「私見 ヤクルト今季の通信簿」を書いています。

先日「投手編」を書きましたが、今日は「捕手編」です。

これまで同様、5段階評価（A～E）にしてみました｡

評価は背番号順に記載しています。

捕手と言いますと専門職。

メンバーは限られて少ないですが、試合の要となる重要なポジションです。

尚、出場が2試合の鈴木叶捕手と１試合の橋本星哉捕手は評価に入れていません。

中村悠平捕手

評価：　C

辛うじてCというところです。

２度の離脱もあり全体として力が落ちてきた感じが強くありました。

ヤクルトの不安定な投手陣のリードという負担は大きいのですが、昨季に比べ今一つリードもさえない感じでした。

キャッチングも安定していないのが捕逸数に現れています。

年齢的にフルは難しくなってきていますが、今の陣容から考えるともうひと踏ん張りして欲しいところです。

3年契約の最終年でしたが、残留濃厚ということで一安心。

中村3安打1打点の活躍　出典ヤクルト公式サイト2024/08/06

オフには疲れを取り、良いコンディションで来季を迎えて欲しいと思います。

松本直樹捕手

評価：　 B

苦しい捕手陣の穴埋めをよくやってくれました。

打撃面も勝負強くなってきました。

ただ、選球眼や小技には課題が残った感じです。

守備面はもう少し経験が必要かと思います。

来季どこまで中村捕手の負担を軽減出来るか。

若手2枚が故障を抱えて計算が出来にくいところで、勝負の年です。

松本タイムリー　出典ヤクルト公式サイト2024/07/07

今季で32歳。

年齢的にも今勝負しませんと後がなくなってきつつあります。

踏ん張りを期待です。

内山壮真捕手

評価：　 D

無理やり終盤に間に合わせた感じです。

3月のオープン戦期間中に腰の違和感を訴え、開幕前に離脱しました。

長いリハビリの末、今季初の1軍合流は8月でしたが・・・

ただやはり本来の姿ではありませんでした。

腰のヘルニアでは一般人でも動くのがつらく、ましてアスリートとなれば激痛が走るときもあるかと思います。

腰の手術となると来季はリハビリシーズン。

ただ腰は・・・捕手で腰はかなり負担が大きく、野手へコンバートの可能性もあります。

内山今季初タイムリーで初打点　出典ヤクルト公式サイト2024/08/18

川端選手が手術後しっかり腰を使ってスイングできるようになりましたから、まずは治療に専念ですね

西田明央選手が戦力外となりました。

今季は頭数が足りない控え捕手として、よく頑張っていたと思います。

しかし、打撃が付いていかず、ここが潮時だったとも感じています。

球団はスタッフとしての提案をしたようですが、まだ現役をやりたいとの本人の希望で退団が決定的となりました。

西田捕手と言いますと小川泰弘投手のノーヒットノーランを支えた捕手としての記憶があります。

祝小川ノーヒットノーラン達成　史上82人目の栄冠をチームが祝福　出典ヤクルト公式サイト

今後の新しい環境でも頑張ってほしいものです。

古賀優大選手も今季は故障離脱。

やっと終盤に二軍で復帰し、フェニックスではマスクを被っています。

一軍復帰の目途はまだ立たずで、第三の捕手は思い切って若手を試す事になりそうです。

オリックス ─ 火の国サラマンダーズ ─ ヤクルトと移籍の中川拓真捕手がどう変わっていくのか。

フェリペ捕手が戦力外となりましたので、実質の捕手数も足りません。

FAの捕手を狙うと思いますがこれはまた未知数。

前途多難となっています。

今季の打撃成績・捕手

今季の守備成績・捕手