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流れを引き寄せられずに接戦を逃す 岡田監督の采配勝ちで敗戦

レフトへタイムリーの内山壮真選手 プロ野球・試合結果
レフトへタイムリーの内山壮真選手

5月11日は阪神と甲子園でのカード3戦目でした。

1,2戦とヤクルトが制し、3戦目も獲りたいところでしたが・・・

岡田監督らしい、勝負所を上手く捉えた采配に選手も応えました。

阪神に少しツキもあって接戦を制されました。

8回裏、バント失敗で潰えた感じのところでしたが、さらに代走を送って得点と勝負手が決まったあたりはさすがの感じです。

やはり今季は一味違うと感じます。

 

5/11 東京ヤクルトスワローズ 対 阪神タイガース 試合結果

R H E
ヤクルト 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 7 0
阪神 0 1 0 0 0 0 0 1 X 2 8 2

・ヤクルト本塁打       無し

・阪神本塁打      無し

ヤクルト サイスニード、H大西広樹、H木澤尚文、清水昇 – 内山壮真
阪神 伊藤将司、石井大智、S岩崎優 – 坂本誠志郎、梅野隆太郎
内山タイムリー二塁打で一時同点出典ヤクルト公式サイト20230511

内山タイムリー二塁打で一時同点 出典ヤクルト公式サイト2023/05/11

 

先発サイスニード投手

先発サイスニード投手

アバウトコントロールですが変化球の制球、キレが悪く苦しい配球の内容でした。

アップアップでしたが何とか5回1失点と粘り切りました。

阪神サイドの「あと一本が…」でもありました。

まあ悪いなりに試合は作った訳で、責任は何とか果たしたと言うところです。

サイスニード5回1失点の粘投出典ヤクルト公式サイト20230511

サイスニード5回1失点の粘投出典ヤクルト公式サイト20230511

 

しいて言えば何時ものリズムで投げていない感じがしました。

内山捕手の「返球からサインミットを構える」の流れにリズムがなかったように見えました。

サイスニード投手を自身のリズムで気持ちよく投げさせられなかった感じがします。

前日の中村捕手のリズムの作り方と大きな差を感じました。

この辺りは経験不足が為せるところですが、研究の余地を感じます。

 

本来は中村捕手起用の予定だったと思いますが、特例2023で抹消となってしまいました。

伊藤智仁コーチの体調不良、その後石井弘寿コーチの体調不良を経て中村捕手の体調不良と続いています。

特例2023ですからコロナ感染ということと思います。

5月8日より5類になりましたので、体調不良としての扱いになったのでしょうが、高津監督は再登録については「とにかく体調が悪いので、それが回復してみないと何とも言えないです」と答えており先が不明です。

発症から5日間は外出できませんし、10日以内は感染させる能力が残るということでマスクも必要。

となりますと、最低もう2カード分は古賀、内山捕手にゆだねられます

幸い嶋コーチがいますので、教わりながら腕を磨いてほしいと思います。

 

サイスニード投手降板の後、大西、木澤、清水投手と繋ぎました。

大西投手、木澤投手は連投となりましたが踏ん張って抑え無失点。

 

8回の清水昇投手が打たれてしまいました。

清水昇2023

セ・リーグ新記録となる開幕から14試合連続でホールドを記録していましたが、ストップしたことになります。

ミエセス、木浪選手に打たれて、1アウト2,3塁となりました。

代打の糸原選手がショートゴロで、長岡選手が懸命に本塁に投げたのですが。。。

ボールが高く行ってしまい、滑り込まれ、追いタッチとなってしまいました。

長岡選手にはフィルダースチョイスが付きましたが、本塁選択は間違いではなかったように思います。

ただ、送球に関しては反省と言ったところです。

 

 

打線。

つながりが今一つでした。

1,2番が全く出塁出来ませんでしたので、やはり苦しくはなります。

 

それでも4回は1点を返し、同点としました。

まず山田哲人選手がレフトに安打を打って出塁。

山田マルチ安打出典ヤクルト公式サイト20230511

山田マルチ安打 出典ヤクルト公式サイト2023/05/11

 

村上宗隆選手もレフトへ安打と続きます。

レフト安打の村上宗隆選手

レフト安打の村上宗隆選手

 

サンタナ選手三振後、内山壮真選手

レフトへタイムリーの内山壮真選手

レフトへタイムリーの内山壮真選手

レフトライン際に鋭く打ち、二塁打となって1点が入りました。

この頃今一つ打撃での精彩を欠いていましたが、この日は先発起用に応えた形となりました。

 

ただこの日は失敗もありました。

攻撃面の失敗で大きかったのが6回のチャンスでの内山選手の打撃(併殺)と、7回の長岡選手のバント失敗での併殺となったところです。

 

6回は、村上、サンタナ選手が連続安打し、1死1,3塁の好機でした。

内山壮真選手はファールで粘っていましたが、7球目の144Kmの高めのストレートを打ち損ね、ダブルプレー

配球的には外角見のパターンでしたが、高目を引っかけて併殺されました。

追い込まれていましたので、センターから右狙いを意識していれば違った結果となったかも知れません。

前の打席で内角を上手く打ってタイムリーでしたが、展開からは右狙いが正解の感じがしました。

 

7回は先頭のオスナ選手がライト前安打で出塁。

長岡秀樹選手、送りバントがピッチャーフライになってしまったため、オスナ選手が帰塁できずにまたもダブルプレーとなりました。

 

長岡選手のバント失敗で、前のイニングでの併殺の悪い流れを引きずる展開となりました。

終盤でのバントミスはやはり流れを失います。

終盤の8番の大きな役割の一つですので、この失敗を繰り返さないことが大事です。

場面的には「一発で決めないと行けないところで手こずる」と良い結果とならないのが世の常です。

8回のフィルダースチョイスも併せ、反省点が多い試合でした。

 

勿論いつものようにファインプレーも出て、守備力がどんどん上がっていることは間違いありません。

完璧なレギュラーを目指して、打撃でも基礎の部分をコツコツ頑張って欲しいと思います。

 

次はヤクルト先発が高梨裕稔投手、中日が小笠原慎之介投手と発表されています。

高梨裕稔2023 VS 小笠原慎之介

寄りによって苦手な投手ですが、打ち崩せるものなのか。。。

まだ今季勝利がない高梨投手は踏ん張りどころですが、さてどうでしょうか??

 

プロ野球 セリーグ 試合結果 2023年5月11日

阪神タイガース        2-1   東京ヤクルトスワローズ 甲子園球場
横浜DeNAベイスターズ   1-4    東京読売ジャイアンツ 横浜スタジアム
中日ドラゴンズ       2-3   広島東洋カープ バンテリンドームナゴヤ

 

プロ野球 セリーグ 順位表  2023年5月11日 試合終了時点

順位 チーム 試合 勝率 ゲーム差
1 DeNA 30 19 11 0 .633 0.0
2 阪神 31 17 13 1 .567 2.0
3 広島 31 16 15 0 .516 1.5
4 ヤクルト 33 15 17 1 .469 1.5
5 巨人 33 15 18 0 .455 0.5
6 中日 32 12 20 0 .375 2.5

 

 

 

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