小川先制点を与えず丁寧に粘投、ついに9回畳み掛けダークホース丸山サヨナラで優勝を果たす

9月25日  対  横浜DeNAベイスターズ

優勝決定がかかる試合のせいでしょうか。

緊迫した雰囲気で、少し重たい感じもする展開の投手戦となりました。

しかし、粘り合いが得意のヤクルトです。

終盤は押し気味で、最後はリズム良い攻撃でダークホースが決めました。

ついにセリーグ連覇！

念願が叶い、選手、関係者、ファンが皆待ちに待った試合が最高の形で終わりました。

高津監督が7回も空を舞う胴上げで、気分は最高潮です。

9/24　東京ヤクルトスワローズ　対 　横浜DeNAベイスターズ　試合結果

	小川泰弘、H石山泰稚、H清水昇、☆マクガフ – 中村悠平
	今永昇太、H伊勢大夢、★エスコバー – 嶺井博希

リーグ優勝で高津監督胴上げ　出典ヤクルト公式サイト

思いおこせ6月までは絶好調で、ぶっちぎりでした。

ところがコロナ騒ぎでチームのバランスが崩れ、後半はなかなかチーム状態が戻らず苦戦を強いられました。

その逆境の中、勝負所はきっちり勝ちきり、後方確認をしながら走り切った優勝でした。

何だかんだはありますが、チームとしてのまとまりは他球団を凌いだと感じています。

まあこれがヤクルト最大の強みです。

大事な試合の先発を任された小川泰弘投手。

非常に丁寧に投げて、相手に流れを持っていかれない事に注力した姿勢が見られました。

相手今永投手の出来も(気合十分で）非常に良かったこともあって、先制点を与えない細心の注意を払う内容でした。

緩急を付けて相手に的を絞られない中村捕手の配球もあって、100%力を出し切った感じです。

この状況で球数が増えることは致し方なく、6回での降板でしたが､十分な内容でした｡

以降は石山ｰ清水ｰマクガフ投手と投入し、最も安定力のあるところでしっかり押さえ切りました｡

攻撃陣。

今永投手の踏ん張りになかなかチャンスを作れませんでしたが、終盤は押し始めた感じでした。

9回裏、最後は好調オスナ選手の内野安打(全力疾走)。

深いところでしたが、必死のオスナ選手を見て焦ったのでしょうか。。。暴投となりました。

一塁に代走が出されましたが、まさか走れる状態だったとはの塩見泰隆選手。

塁に出てくれた形となり、期待が高まります。

一発できれいなバントの中村悠平選手。

此れで攻撃のリズムが出来ました。

ダークホース丸山和郁選手の劇的なサヨナラタイムリー！！！！！

ワン､ツゥ､スリーと畳み掛けた攻撃のリズムに、エスコバー投手が考える暇もなく嵌ってしまった感じのさよならでした。

好機で前の試合からこの試合でも全く良いところなしの丸山選手でした。

当然代打(川端､内山選手が残っていました)と思ったのですが、そこは選手を信じ切る高津監督。

この我慢強く使い切るところが傑出しています。

そのまま打席に入り、本人も自信となる結果でした。

最後まで選手起用の信念を貫いた感じで有終の美を飾ったと感じました。

ちなみに丸山選手ですが、

「打席に入る前大松コーチから『腹くくってしっかり漢（おとこ）になってこい』といっていただいて、それで腹くくって打席に入ることできました。」

と話していますが、その数時間前、神宮球場のロッカーに母校・明大を訪ねたそうです。

明大恩師の田中武宏監督は「マル（丸山）が訪ねてきてね。最近（打撃が）分からなくなってるんですと言うんだ。だからテレビを見ていても、私は打てませんと顔に書いてあるぞ。ハッタリでもいいから俺は打てます！という顔をして打席に立てよ」とアドバイスしたという話が、スポニチの記事にありました。

若いうちはメンタル一つで思いがけない働きをするものだなぁと思いました。

今日は試合がないので、選手たちは昨夜大はしゃぎでビールかけをして気持ちを発散させました。

思えばコロナ騒ぎがあってから自粛に次ぐ自粛で、ビールかけどころか皆で集まって騒ぐことはできませんでした。

久しぶりのビールかけを見て、大いに楽しんだのはファンも同じです。

優勝関係については、後日また書きたいと思います。

残り6試合。

優勝も決まって気分一新の村上選手。

56号、三冠王へばく進に期待です。

プロ野球 セリーグ 試合結果　2022年9月25日

プロ野球 セリーグ 順位表 　2022年９月25日試合終了時点

順位	チーム	試合	勝	敗	分	勝率	ゲーム差
1		137	77	57	3	.575	M0
2		136	70	64	2	.522	7.0
3		141	67	71	3	.486	5.0
4		140	66	71	3	.482	0.5
4		140	66	71	3	.482	0.0
6		138	63	73	2	.463	2.5

セリーグ優勝！