12/12　ヤクルト契約更改　村上・長岡・星・清水・山野　

12月12日も、契約更改がありました。

私見を、記録したいと思います。

契約更改情報　2023年12月12日分

12月12日に契約更新した選手は、

村上宗隆選手、長岡秀樹選手、星知弥投手、清水昇投手、山野太一投手の5選手でした。

数字はいずれも推定です。

村上宗隆選手

推定年俸　6億　　3年契約2年目。

村上31号2ラン含む3試合連続マルチ安打　出典ヤクルト公式サイト2023/09/23

村上選手のコメントは以下です。

「（色紙に三冠王と記して）今年悔しいシーズンになったので、もう一度三冠王を取りにいきたいと思います。三冠王を取ることによって、チームも必ず勝てると思うので、三冠王を目標に頑張っていきたいです。（今シーズンを振り返って）いろいろな経験をさせていただいて、今後の長い野球人生でタメになることばかりでしたし、今後この経験を活かせると思っています。2年連続で優勝していて、勝ちが続いていましたし、勝てないことが久しぶりだったので、そういうシーズンを過ごしたことが悔しかったです。（今シーズンの成績）全然ダメですね。チームの4番がしっかり打たないとチームもなかなか良い順位にいかないですし、責任は僕にあると思っています。（来シーズンの抱負）優勝することしか考えていません。とにかく勝って、勝ちまくって、その中で自分が成績を残すことが勝ちにつながってくると思うので、頑張っていきたいです」

複数年の最初。

少し躓いた感じでした。

2年先を考えれば重要な来季となります。

ある意味数字的にはそこそこです。

ホームランも何だかんだでも31本ですし、打点も81。

並の選手なら十分と思います。

しかし、先を目指すならばやはり圧倒的な数字を残さないと・・・

特に日本人野手は評価されません。

それ以上にまずは安定した守備力がないと出場機会が取れないわけで・・・

メジャーでの成功を目指すわけですから、守備力強化が重要課題です。

オフは広島の菊池選手に弟子入りの様ですが、しっかり学んでほしいと思います。

昨年の圧倒的な数字をリセットしてしまいましたので、今後2年の数字は重要です。

とはいえ、現在ヤクルトの4番を任せられるのは村上選手以外には考えられません。

三冠王を再びの決意の様ですが、有言実行を期待しています。

長岡秀樹選手

推定年俸　4,100万　　昨年は3,300万。

長岡貴重な追加点となるタイムリー　出典ヤクルト公式サイト2023/09/13

長岡選手のコメントは以下です。

「何をやってもうまくいかない時期が長かったです。ほとんどが苦しい時期でしたが、このときを無駄にしないようにと思っていました。人の結果を気にするよりも、自分は自分のことをやるだけだと常に思っていました。常にこれが良いんじゃないか？あれが良いんじゃないか？と思って過ごしていて、貪欲さというのは誰にも負けないと思っています。（ショートでのプレーについて）誰もが守れるポジションではないですし、ショートで活躍することが価値のあることだと思っているので、ずっと守っていきたいです。（来シーズンに向けて）チームの顔となれるように、絶対的なレギュラーになれるように頑張りたいです」

本当に守備は抜群となってきて安定感、安心感があります。

とは言えまだまだ上がいますが・・・

まあアップは守備で稼いだ感じです。

これからはやはり課題はバッテイング。

ミート力はあるのですが、打撃の駆け引きがまだまだできていない感じです。

自分のバッテイングに持っていく技術や粘りが必要な来季です。

武岡、元山、新加入の北村選手が後釜を狙って追いかけてくるはずです。

振り切って逃げ勝ちしたいところですね。

星知弥投手

推定年俸　3,000万　　昨年は1,500万。

三者連続三振の星知弥　出典ヤクルト公式サイト2023/03/17

星投手のコメントは以下です。

「怪我なく、痛いところなくできたので、やっとスタートラインに立てたと思います。来年、もっと頑張っていかなければいけないと思っています。（球団からの話）よく投げてくれたと言われたのですが、自分としてはまだ全然納得できていません。途中1ヶ月ほど離脱してしまったので、来年は一軍でフルに投げたいと思っています。（今後に向けて）体の強化はもちろんですが、速いストレートを投げるだけでは抑えられないので、それ以外のところで野球を勉強していきたいと思います。50試合という目標もありますが、勝ちパターンに入っていかなければいけないと思うので、まずはそこを目指して頑張っていきたいです」

今季の大きな収穫でした。

当然のアップと思います。

まあようやくとも言えますが、本来期待の力が出ました。

来季、制球力と新たな緩急の変化球、ゲームへの入り方あたりの課題克服出来れば、切り札となりそうです。

まずはフルシーズン乗り越える体力からでしょうか。

期待の大きい来季です。

清水昇投手

推定年俸　1億3,000万　　昨年は1億。

清水8，9回を完璧リリーフ　出典ヤクルト公式サイト2023/07/17

清水投手のコメントは以下です。

「個人としても悔しいシーズンでした。思ったような数字が出なかったというのが正直なところです。これをモチベーションに変えて、来年頑張ろうと思っています。前半戦は良い形で入れたのですが、後半戦は今までのようなピッチングができなかったです。疲れが原因だったのか、実力不足だったのかを考え直して、オフシーズンを過ごしていきたいです。（選手会長として）自分なりにピッチャーの方、野手の方、球団と意見交換をして、うまく関係性を保っていきたいと思います。（来シーズンに向けて）ヤクルトで5年連続50試合出場というのは数少ないと思いますし、中継ぎの価値向上を目指していきたいと思っています」

終盤は疲れからか、球威､変化球のキレ､制球が落ちて残念な結果でした。

V奪還のためには必要不可欠な選手です。

3年、4年と経つと、きついポジションだけに疲労の蓄積から徐々に力が落ちることが多いです。

負担の軽減が無いと、今季の繰り返しとなってしまいます。

セカンドセットアッパーを如何に育成するかが、采配の重要な課題と思います。

それにしても4年50試合は評価されて当然と言えます。

うまく体調をコントロールして、来季も頑張って欲しい選手です。

山野太一投手

推定年俸　900万　　昨年は750万。

山野プロ初勝利で髙津監督と記念写真　出典ヤクルト公式サイト2023/08/01

山野投手のコメントは以下です。

「今年投げられなかったら、クビを覚悟していたので、またこうして契約していただけることがすごく嬉しいです。（球団との話）先発が足りていないので、一年間先発でまわってほしい、期待をしていると言っていただきました。（今シーズンを振り返って）奪三振が少なかったですし、長いイニングを先発で投げたいと思っているので、真っ直ぐの質を上げて、下半身の強化をしていきたいと思っています。（来シーズンの抱負）個人としては二桁勝利、チームとしては自分が入団してから優勝の輪に加われていないので、優勝を味わいたいと思っています」

取りあえずはスタートラインに着いたというところでしょうか。

貴重な左の先発要員としての期待料も含んでの増額と思います。

まずはローテーションに食い込んで、フルシーズンどこまでやれるかです。

フルはスタミナ的にどうか不安ですが、少なくとも7割り程度は残りたいところです。

来季の結果でこの先の立ち位置が見えてくるかもしれません。

スタミナを付け、安定した制球力が課題の来季となりそうです。

ヤクルト12月12日時点での契約更改情報