小澤で勝てるなら良し、勝てない場合はプランBを実践した高津采配

プロ野球・試合結果

清水、コロナ後復帰初登板で無失点の好投

2022.07.31

7月30日対阪神タイガース

直接対決は連敗と厳しいスタートとなりました。

7/30　阪神タイガース　対　東京ヤクルトスワローズ　試合結果

	１	２	３	４	５	６	７	８	９	R	H	E
ヤクルト	0	0	0	0	0	2	1	0	0	3	7	1
阪神	0	0	0	5	2	0	0	0	X	7	9	0

バッテリー

	★小澤怜史、久保拓眞、大西広樹、田口麗斗、清水昇、梅野雄吾 – 中村悠平
	☆才木浩人、加治屋蓮、岩貞祐太、浜地真澄、湯浅京己、岩崎優 – 梅野隆太郎

村上34号2ラン出典ヤクルト公式サイト

先発小澤怜史投手。

立ち上がりは好調でしたが、2巡目変化球を狙われ上手く打たれてつながれた感じです。

小澤打たれる　出典サンスポ撮影・岩川晋也

この辺りは見切られた感じもあって経験のなさが出たとも言えます。

2,3巡目の工夫が今後の課題ですね。

これを乗り越えないとローテーションは守れません。

次に生かすことを期待といったところです。

打線、初物に弱いところで才木投手を打ちあぐんだ感じです。

上位打線(1～5番)が村上選手以外の調子が今一つで、全体になかなか繋がりません。

特に後半戦の打線の最大のキーマン山田選手が冴えません。

優勝の絶対条件の山田選手の状態の悪さが心配されます。

思った以上にコロナの後遺症が出ているのかもしれず、回復まで時間を要しそうな気がします。

7点差で迎えた6回、村上宗隆選手のバットがボールを捉えました。

34号2ランです。

大量得点差で意気消沈のファンに「まだまだ諦めない」とメッセージを出してくれました。

好投していた才木投手でしたが、これをきっかけとして降板。

プロの洗礼を受けた結果となりました。

この日のホームランで今季100安打目です。

100安打中34安打がホームランとなり、安打中のホームラン率は.34と驚きの数字です。

試合が負けていても、村上選手のホームラン効果は大きく、ファンの気持ちを癒してくれます。

この試合先発が前半で大量失点し、打線も繋がりを欠くことに加え、キーマン山田選手が不調。

連敗以上にチームバランスが崩れている感じで、少し打線は組み直しが必要と思います。

連敗の負け試合でしたが、そこは高津監督です。

これを利用してか、コロナ復帰組の実戦での調整に当てています。

大西、田口、清水投手を投げさせました。

しばらく実戦からは遠ざかっていて、いきなりハードなシチュエーションで投げることにはリスクが伴います。

さすが、転んでもただでは起きません。

今後を見据えて、今打てる最大の手を投じていると感じました。

5回、大西広樹投手。

いきなり佐藤選手にホームランを浴び、その後も安打を打たれました。

1三振をとったものの2失点で、復調には今一つで、時間が必要かの印象。

6回、田口麗斗投手。

打者2人を順調のゴロに仕留めましたが、3人目のセカンドゴロを山田選手のエラーで生かしてしまいます。

その直後佐藤選手に安打を打たれましたが、大山選手をサードゴロと無事に切り抜けました。

調子は悪くなさそうでほっとしました。

7回、清水昇投手。

糸原選手を打ち取った後、ロドリゲス選手に死球を出してしまいます。

心配をよそに梅野選手をショートゴロで併殺し、責任を果たしました。

先頭打者糸原選手には9球を要しましたが、ストレート、カーブ、フォーク、スライダーを試し、さすが中村捕手、心得たものだと思いました。

コロナ組調整は投手だけではありません。

代打として青木宣親選手も打席に立ちました。

1アウト2，3塁できっちり犠打を挙げて得点し、勘を取り戻してもらったと思います。

高津監督にとってのこの3連戦は、勝ちにこだわる以上の目標があるように思います。

勝ちにこだわるならば、先発をあそこ迄放っておくことはしないはずで、育成を視野に入れているのだと思います。

小澤で勝てるなら良し、勝てない場合はプランBと切り替えをしました。

この負けを無駄にしない采配で、大局を見据えていると感じます。

さて、今日の先発はヤクルト原樹理投手、阪神がガンケル投手です。

ガンケルですか。。。困った

今年のガンケル投手はそれほどの脅威ではないにしても、7月はもう2勝していますしね。

今のヤクルトの状態で崩せるのか。。。

3タコか？

高津監督、この試合は勝ちに行くと思うのですが。。。原投手、前回大コケでしたし、超不安。

2022年村上選手全ホームラン軌跡を特集

村上宗隆選手ホームラン記録 2022　34号（通算138号）を更新中です（こちら）

プロ野球セリーグ試合結果　2022年7月30日

阪神タイガース　　　　　　7-3　　　東京ヤクルトスワローズ	甲子園
広島東洋カープ　　　　　　0-3　　　中日ドラゴンズ	マツダスタジアム